【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#392)。
NHK党の尊師・立花孝志が、参政党の神谷宗幣議員を刑事告訴し、さらには1億円の民事裁判を仕掛けている問題で、そもそも刑事告訴は警察が正式に受理するのかどうかが不明ですが、形式的に受理されたとしても不起訴になると思いますし、民事裁判の方は立花孝志が返り討ちに遭い、NHK党の幹部が「極左暴力集団・反社とのつながりがないとは言えない」という判決が下り、むしろ「クソ反社政党」のお墨付きが与えられてしまうのではないかと思っています。
さて、昨日は黒川敦彦と極左暴力集団とのつながりに触れましたが、今日は「NHK党と反社」の歴史について、改めて、まとめてまいりたいと思います。既にガーシーこと東谷義和が、威力業務妨害や暴力行為等処罰法違反の疑いで家宅捜索を受け、いまだに任意の事情聴取に応じず、海外逃亡中である時点で「反社」としか言いようがありませんが、NHK党と「反社」の話はたびたび登場してきました。
■ 立花孝志が反社とのつながりを認めている
かつて「しんやっちょ」という迷惑系配信者とコラボした時に、立花孝志は「俺、山口組言うたら全然怖くないねん。簡単に言えば、俺、知り合いがおるから」と述べていました。
このことはネトウヨ系インフルエンサーの海乱鬼というアカウントが動画を残しており、かなり拡散されていますので、立花孝志が「反社とつながっている」ということは、このことからも証明できます。
この動画の中で、立花孝志はどのような発言をしているのか。「付き合いはない」と言いながら、「つながりはある」と認める発言をしているのが大変興味深いです。神谷宗幣さんは「付き合いがある」ではなく「つながりがある」と言っているので、余裕でセーフです。
立花孝志は、公然と「山口組に知り合いがいる」と発言し、だから山口組は怖くないとまで言っています。しかも、山口組の人と名刺交換をしたとまで言っています。
数々のホラッチョ伝説を残している立花孝志なので、そもそもが立花孝志の「妄想劇場」である可能性も否定できませんが、それでも山口組の関係者と名刺交換をして、さらには質問に答えたことがあり、連絡を取ろうと思えば連絡を取れると言っている時点で、「反社とつながりがある」は証明されます。
■ 自分が「反社」だとも認めている立花孝志
2020年4月、立花孝志は不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの罪で書類送検され、起訴されることになりました。このニュースを受け、世間から「犯罪者」と見られてしまうのではないかと気を病んだ立花孝志は、ここで強烈な開き直りを見せ、自分が「反社」であることを認める発言をしました。
そもそも立花孝志という男は、「世間から『正義のヒーロー』として見られたい症候群」であり、世間から「犯罪者」や「悪い人」という印象を受けることを極端に嫌います。しかし、これまでたくさんのトラブルを起こしながらも、ギリギリで不起訴であり続けた立花孝志が、とうとう起訴されることになってしまい、心配と不満が爆発した結果、「犯罪者でーす!」と言い出し、自分を「反社」だと認めてしまったのでした。
このことは「N国動向チェック・#165」の無料記事を読んでいただければ、すべて証拠が残されています。この時の発言は本当に酷く、NHKに対し、何度でも妨害することを宣言しています。今は参政党に対して妨害行為を繰り返していますが、当時から「妨害する」と明言しているので、明らかな不法行為です。
僕の著書では、NHK党のことを「反社カルト」と表現しています。
この手の本を書く時には、当然のことながら、「訴訟リスク」についても検討しますが、NHK党を「反社カルト」と表現できるのは、立花孝志が自ら「反社」であることを認めているということも大きいです。自分で自分たちのことを「反社会勢力」と名乗っておいて、何度でも妨害すると宣言しておいて、「自分たちは反社ではありません」という話が通用するはずがありません。
このことからして、「反社とつながりがある」と言われたぐらいで「信用棄損」として訴えている時点で話がおかしく、「反社とのつながり」どころか、本人が自分たちを「反社」と表現しているのだから、信用棄損もクソもあったものではないということも同時に言えると思います。
このように尊師・立花孝志は「何でもゲロってしまう」という特徴があるため、裁判で不利になるような言動をYouTubeにアップしまくり、裁判では連戦連敗となっているのです。
■ 東谷義和と闇社会のつながりも認めている
神谷宗幣さんが「反社とのつながり」を指摘したのは1月31日の出来事ですが、1月20日にはNHK党の尊師・立花孝志が記者会見で、ガーシーこと東谷義和が反社とつながっていることを認める発言をしています。
立花孝志がこの発言をしたのは、つい11日前の話です。自分から東谷義和について「闇組織の人とつながっちゃってる」とゲロっているくせに、よく信用棄損で訴えられたものだと思います。
なお、東谷義和の身の回りで起こっている詐欺事件について、東谷義和がどの程度の関わりがあるのかは不明です。これは警視庁や東京地検特捜部の捜査を待つしかなく、推測や憶測の域を出ない話が多くあります。平塚俊樹や「金ちゃん」と称する女性たちの発言には、どこまでの信憑性が担保されているのかは不明であり、この手の話題に触れるのはリスクがあると考えています。
そんなリスクのある話に踏み込まなくても、もっとその手前で、立花孝志自身が「闇組織の人とつながっちゃってる」と述べていますので、立花孝志がそう思って発言しているのなら、我々もそう受け止めて発言をするという話になろうかと思います。
■ 東谷義和と日本赤軍の残党の話
東谷義和と極左暴力集団のつながりも確認できます。
東谷義和は8月12日に自身のInstagramで、参議院議員としてアラブの王族を表敬訪問したことを報告。国会に出席しなくても、ドバイで仕事ができると息巻いていたことがあり、ヘッポコメガネの成田悠輔助教との対談番組では「将来はアラブの王族になりたい」と夢を語ったこともありました。ちなみに、僕は長澤まさみちゃんと結婚したいです。
実は、この王族の表敬訪問をセッティングしたとFacebookで語る人物が現れてしまったのですが、それが「日本赤軍」の残党である大谷行雄さんでした。
現在、大谷行雄さんは、ゴリゴリの東谷義和ファンになっていて、東谷義和の言い分をそのままFacebookに載せてしまうレベルです。今さら「日本赤軍」を説明する必要はないと思いますし、日本赤軍を「極左暴力集団」と表現することに違和感はないと思いますが、「つながり」という部分だけで言うならば、こういうところにも垣間見えるという話になります。
■ 元オウム真理教とイベントをした立花孝志
これも指摘しておかなければなりません。
NHK党の尊師・立花孝志は、2020年5月にオウム真理教のスポークスマンだった上祐史浩と一緒にイベントに出席しました。この直後、NHK党(旧・NHKから国民を守る党)にはガサが入っていますが、国政政党でありながら、オウム真理教だった人間とイベントをするというのは狂っている以外のナニモノでもありません。
統一教会のイベントに出席するだけでも議員としての資質が問われるというのに、オウム真理教だった男の「共演者」としてイベントに参加しているのですから、ヤバさがケタ違いです。昨今の日本で「オウム真理教」以上にヤバいと認識されている団体は存在しないと思いますし、ある意味、反社とのつながり以上のヤバさがあるのではないでしょうか。
N国党員やN国信者は「参政党は第2のオウム」などと罵りますが、上祐史浩とイベントに出演して、麻原彰晃に共感してしまうアホが党首をしている政党の方がよっぽど「オウムに近い」と言えるのではないでしょうか。
■ そもそもNHK党は信用を毀損するのか問題
こんなことを言うと「元も子もない」という話になりますが、そもそもNHK党には「信用」があるのでしょうか。例えば、詐欺をしてきた人に「この泥棒!」と言ったとして、「自分たちがやってきたのはあくまで詐欺であって、泥棒をしたわけではない」と主張されて、それが「信用棄損」になるのかという話です。
現在、党首の立花孝志は、不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの刑事事件で、東京地裁、東京高裁ともに「懲役2年6ヶ月、執行猶予4年」の判決を言い渡しており、今は最高裁を争っています。
現職の参議院議員であるガーシーこと東谷義和は、暴力行為等処罰法違反や威力業務妨害で、警視庁から任意の事情聴取の要請を受けており、いまだ応じることなく海外逃亡中です。
幹事長の黒川敦彦は、政治資金規正法違反の疑いがあり、さらには1億円の借金を踏み倒していたことが発覚し、1億円の借金を返していないことは本人も認めています。また、副党首の齊藤健一郎は、堀江貴文とともに訪れた尾道の餃子屋さんをノーマスクで訪れ、閉店に追い込んだことがあるほどです。
東谷義和が当選した2022年の参院選では、元ヤクザの組長だという添田真也のほか、「国際海空港手配」をされたことがある高橋理洋なども立候補しており、今も「反社」と呼ぶかどうかは微妙なところですが、少なくとも、かなりワケありの人たちを立候補させてきた中で、「反社とつながりがある」と述べたことが、果たして、信用棄損に問われるのかどうかというところです。そもそも政党そのものが「反社」と呼べる状態にある中で、どの口で「信用棄損」や「名誉毀損」を主張しているのかという話です。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
昨日と今日の2日間で、NHK党が「極左暴力集団・反社」とのつながりを否定するのが難しいことは十分にご理解いただけたのではないかと思います。立花孝志が仕掛けた刑事告訴や1億円の民事裁判は、普通に戦えば、まず負けることは考えられません。
しかし、多くの人は裁判なんて経験したことがないので、「裁判を仕掛けられた」というだけで、「とんでもないことになっているのではないか」と心配になってしまいます。むしろ立花孝志は、ほとんどの知識や経験がない人たちがそう心配してしまうことを知っているからこそ、悪い印象を与える嫌がらせのために、こうした告訴や裁判を乱発しています。ただ、あくまで悪い印象を与えることが目的なので、裁判に勝つか負けるかは、どっちでもいいという非常に迷惑な戦法なのです。僕自身も立花孝志から9件の裁判を仕掛けられ、そのすべてで勝訴していますが、立花孝志が仕掛ける裁判はだいたい「イチャモン」なので、ある程度のまともな弁護士さんがついていれば、まず負けることはありません。参政党支持者の皆さんも、だいぶ安心したのではないでしょうか。