見出し画像

【選挙ウォッチャー】 参政党・動向チェック(#1)。

 かねてから計画はありましたが、本日より正式に「参政党」の動向をチェックし、最新情報をまとめてまいります。今のところは、特にスクープ性もないことから1本あたり100円(4本保証で400円)という価格で販売しようと思っておりますが、スクープ性を帯びてまいりましたら、値段については見直そうと思っています。
 まず、今月の「参政党マガジン(2023年1月号)」は、参政党の最新情報をまとめたものになり、おそらく「参政党」の動画を熱心に見ている人たちにとっては既に知っているような話になると思います。ただ、想定している読者層としては「参政党のことなんて、いちいち追いかけられるわけないがな!」という人たちに「こういうふうになっていますよ!」というのをまとめてお届けする機能なので、緩やかにヌルッと見守ります。
 NHK党に対してはゴリゴリにやっていますが、「参政党」に関しては直接的に被害を受けているわけではありませんので、とにかく見続けているに過ぎません。カルト性とビジネス性が高い政党だとは思っていますが、世の中に観察し続ける人が必要だと思うので、ひたすら見ていきます。


■ 「国史啓蒙家」なるものが誕生する

参政党タウンミーティングin三重(引用元リンク

 参政党は、武田邦彦や吉野敏明といった人たちをタウンミーティングとして招き、強烈な陰謀論を振りまくようなセミナーを開催していますが、また新たなキャラクターが登場していましたので、チェックしておきたいと思います。
 小名木善行という男性は、「国史啓蒙家」だそうです。そんな肩書きを初めて聞きましたが、「国史を啓蒙する」と言っている時点で、かなり修正した歴史を振りまきそうなニオイがプンプンしています。
 12月3日は茨城県議選の取材をしているので、このタウンミーティングに参加して、どのようなことになっているのかを知ることはできません。講演内容は「伊勢神宮と三重の歴史。日本神話に描かれた日本の形​。日本の建国とその理念。⽇本の原点と現状、そしてこれからの日本について」だそうです。香ばしさしかありません。


■ 大橋博さんが離党した「松戸事件」

参政党の力を利用するだけ利用して、当選した翌日に離党した大橋博さん

 11月20日の松戸市議選に参政党から立候補していた大橋博さんが、参政党の力を利用し、当選した翌日に離党をするという出来事があり、参政党ではこれを「松戸事件」と呼んでいることが明らかになりました。
 大橋博さんが離党した理由は、選挙期間中にSNSで鴫原舞さんばかりが応援されていたこと。さらには、赤尾由美さんや神谷宗幣さんが松戸に来ることを知らせるステ看を立てたのですが、これをNHK党尊師・立花孝志から「公選法違反だ!」と指摘されたことを受け、尊師・立花孝志の言うことを信じるアホの参政党支部の人間と、「何が問題なんだ!」と強気に出る大橋博さんとの間で軋轢が生じ、最終的に大橋博さんが離党することになったのだそうです。

ステ看が公共物にくくりつけられていたことが問題だと言うが、風で飛ばないためには不可欠だ

 選挙期間中にステ看を置くこと自体は、どこでも行われているし、厳密に言えば、公共物に紐などで括りつける行為は公選法違反になりますが、こんなことを警察はいちいち取り締まりません。というのも、厳密に言えばアウトかもしれませんが、ステ看が風で飛ばされでもしたら、それこそ歩行者にぶつかってケガをするかもしれないし、道路に転がって渋滞が起こるかもしれません。どうせイベントの後に撤去されるのであれば、数日のうち、まだ紐で括られている方が安全なのです。
 しかし、クソの尊師・立花孝志に大騒ぎされ、アホの参政党員たちが動揺してしまい、「こんなのは余裕でOK」の大橋博さんに対し、「やっぱりやめといた方がいいですよ」のアホの参政党員と、「これは違法だ」と言ってしまうアホの神谷宗幣さんで対立。クソの尊師・立花孝志なんぞ「テメエの公選法違反の方がよっぽど悪質じゃ、ボケ!」の一言で片付く話なのに、いちいち揺さぶられているので、大橋博さんがやってられなくなる気持ちはわからんでもありません。もっとも、大橋博さんは「参政党」の看板を利用したいだけで、べつに参政党員になりたいわけではなかったと思うので、選挙が終わったら用はないと最初から思っていたとは思いますが。

尊師・立花孝志が自分の公選法違反を棚に上げて「違法」と主張(引用元リンク

 ここで重要な指摘をしておきたいと思います。
 なぜ、尊師・立花孝志の「違法」と指摘する動画が「参政党」に効いてしまうのかと言うと、基本的に、参政党支持者とN国信者が近い距離にあるからです。一般的な知性があれば、尊師・立花孝志の言っていることなど「アホがガタガタ言うてるわ」で終わるのですが、参政党支持者は「立花さんが言っている!」となってしまい、自分のところの大橋博さんよりも尊師・立花孝志の言うことを信じてしまうのです。
 なので、今後も尊師・立花孝志は、これからも参政党を揺さぶり続けるでしょうし、参政党の支持者たちも、いちいち立花孝志の言っていることに反応してしまい、揺さぶられてしまうことでしょう。
 さて、NHK党の尊師・立花孝志の揺さぶりが見事に効いてしまい、参政党との関係にヒビが入った大橋博さん。同じように立憲民主党を裏切った岡本優子さんや維新の2人と一緒に会派を組み、今となっては参政党の面影もあったもんじゃありません。このように利用されてしまうところもまた、いかにも「参政党」という感じがします。


■ 藤村晃子が参政党を離党した

かねてからイカれたオバサンとして捕捉されていた藤村晃子が参政党を離党した(引用元リンク

 今年7月の参院選に参政党公認で神奈川県選挙区から立候補していた藤村晃子が離党を表明しました。NHK党の尊師・立花孝志とコラボ動画を配信してガタガタ言っているので、離党の理由は複数ありますが、イカレおばさんとイカレ尊師の対談は、真剣に耳を傾ける必要はありません。
 まず、藤村晃子は「闇のクマさん」というネトウヨアカウントを批判したそうなのですが、これに対して党本部から「批判動画を消してほしい」というリクエストがあったことに不満があったといいます。
 ただ、これについては参政党の言い分もよくわかり、参政党は情弱のネトウヨをオルグして党員にする戦略を取っているので、こんなところで下手にネトウヨインフルエンサーを敵に回し、ネトウヨからの評判を落とすようなことをしたくありません。ネトウヨインフルエンサーとの対立はデメリットがたくさんあるだけで、メリットが何もないからです。だから、イカレおばさんの藤村晃子には黙っておいてもらわないと、党員獲得戦略に影響が出てしまうという話です。しかし、「言論を封殺するのか!」と言ってしまうのが藤村晃子なので、面倒臭い奴は離党してもらった方が良いという話にしかなりません。

お互いに「相手のことを利用している」というつもりでいるアホ2人による対談(引用元リンク)

 そういえば、先程、「N国信者」「参政党支持者」は、かなり近い距離にあるという話をしました。まさに、この対談がそれを象徴しているのではないでしょうか。参政党を離党し、わざわざ尊師・立花孝志の動画に出演して話を聞いてもらおうとしてしまうのですから、参政党とNHK党は「お隣さん」です。ちょっと醤油を貸してもらうぐらいの関係です。
 藤村晃子は、参政党員から「NHK党の人たちと接点を持つのは、やめてほしい」と言われたそうで、当人は「意見が異なるからと言って、人間なのに仲良くしないのはおかしい」などとホザいていますが、NHK党は参政党を攻撃対象としているので、仲良くする方がおかしいです。自分たちを潰そうとしてくる存在と仲良くすることにメリットはなく、ましてや敵方の動画にノコノコと出てしまうアホは、参政党にとっても邪魔でしかないことでしょう。出て行ったことは、むしろ歓迎しているのではないでしょうか。
 NHK党界隈が「ほら、出て行った!」と煽っていますが、むしろ「出て行った方がいいレベルのアホが抜けて行っただけ」ということからして、参政党にとっては何一つダメージではなく、今後も党勢を拡大していくのみだと思います。


■ N国信者が鴫原舞さんに嫌がらせをしている

N国信者からの攻撃対象となっている鴫原舞さん

 もはや底辺同士の戦いでしかありませんが、「カモフラチャンネル」を中心としたアホのN国信者たちが、今、鴫原舞さんを攻撃しています。鴫原舞さんに狙いを定めた理由は、先日の松戸市議選で当選を果たした地方議員であることに加え、何よりも「女性だから」ではないかと思います。男性にはウザガラミをしませんが、女性にはウザガラミをしていく。弱そうなものを見つけては徹底的に攻撃するところは、まさに「N国信者」です。
 話の経緯としては、元N国信者で、現在は参政党をネタにアクセス数を稼いでいる「カピバラチャンネル」が誤情報を流している件について、「オマエの所の支持者がデマを流しているけど、どうしてくれるんだ!」というウザガラミをしているわけです。N国信者の柴田という美容師が、鴫原舞さんにメンションを送り、「返信がない!」とキレているのですが、よくわからないアホのことなんてスルーされて当然でしょう。言ってしまえば、底辺の方でガタガタやっているわけですが、参政党の党勢には一切影響しないものと見ています。
 ただ、N国信者は「弱い者しか攻撃できない」という情けない人種で、鴫原舞さんを「参政党で最も弱いところ」だと認識しています。なので、今後も誹謗中傷に晒され、参政党とNHK党の抗争が激しくなる可能性があると思います。


■ 西東京市議選の「参政党]は当選確実か

五十嵐将雄さんは1ヶ月以上前からほぼ毎日、駅頭に立って活動している

 大変困ったことに、西東京市議選で参政党の当選がほぼ確実ではないかという情勢です。というのも、参政党は1ヶ月以上前から田無駅などで毎晩のようにドブ板を踏んでおり、10人くらいの支持者たちが連日、イルミネーションの中をチラシ配りに明け暮れています。
 何よりも「参政党」の強みは、暇な支持者たちが多く、「日本を変えてみせる」とばかりに、非常に高いモチベーションでノーマスクでビラ配りをしています。全盛期のN国党に「立花孝志に夢を見せてもらった」という大量のアホがやってきて、熱心にボランティア活動していたのと、まったく同じ構図です。今は神谷宗幣さんに夢を見させてもらっているようです。おやすみなさい。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

「鮭の一生」を擬人化した説法をして、神の声を伝えていると言い出す吉野敏明

 先日、笠間市議選を取材し、かなり驚いたことがありました。
 それは、参政党の党員になると、毎日、ボイスメッセージが届けられ、それを毎日聴かされることになるというのです。しかも、吉野敏明さんが収録する回では「聖書」の話をしているそうで、「生き方」について考えさせられるような内容になっているというのです。
 これまで「公明党」「幸福実現党」のように、宗教が政治に参入することはありましたが、政治を入口にして宗教に勧誘していくスタイルは、「参政党」が初めてではないかと思います。しかも、毎日のようにボイスメッセージを聴かされると、より深く洗脳されていき、「参政党」から抜け出すことができなくなっていきます。政治に「宗教の手法」を用い、ネットで陰謀論に目覚めて「おはよう」している人たちを、より深くオルグしていく手法が取られているという意味で、非常に危険です。
 このマガジンでは、無料部分で「ボードメンバー」と呼ばれるゲストスピーカーのデマを検証し、有料部分では「参政党」が人々をどんな方法でオルグしているのかをまとめます。人々がどんどん陰謀論に染まり、危険な思想を持った集団が出来上がってしまう可能性があり、注視が必要です。今はまだ羊のような集団ですが、今後、攻撃性を帯びてくるようになると危険度が一気に増します。「神真都Q」のような前例もあり、また「神真都Q」を推していた人たちが「参政党」に引き寄せられる傾向にありますので、今から監視していくことは大切です。

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。