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【選挙ウォッチャー】 上尾市議補選2021・分析レポート。

11月21日告示、11月28日投開票で、上尾市議補選が行われました。同日に行われる上尾市長選に深山孝さんが立候補することに伴う補欠選挙ということになりますが、こちらは無投票当選が決まるかと思いきや、いきなり会田千和さんが立候補してきまして、急遽、選挙が成立しました。おそらく無投票当選だと思っていたので、小池佑弥さんは選挙の準備ができていなかったと思われ、市長選の深山孝さんに連動して選挙活動を展開している状況でした。もしかしたらタスキを作ることもなかったのかもしれません。

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小池 佑弥 36 新 自民党(会社役員)
会田 千和 67 新 無所属(主婦)

今回の市議補選は、あまり見どころがありません。というのも、会田千和さんは選挙ポスターも微妙で、バックアップしているのが「政治家は百円ライター」でお馴染みの会田行男さんだからです。会田行男さんは、2019年の上尾市議選で73票(佐藤恵理子が1383票)しか取れず、地域のつながりもないことが明らかになっています。その嫁さんが立候補したところで勝てるとは思えないので、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙になってしまったのでした。なので、このレポートは、上尾市議補選の話をそこそこに、衆院選の埼玉3区、とりわけ「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」「諸派党構想」に参加した河合悠祐の動向について、詳しくまとめていこうと思っております。レポートを読んで、あんまりガッカリしないように、あらかじめ書いておきたいと思います。「NHKから国民を守る党・動向チェック」と同じようなテンションで読んでいただければ幸いのレポートとなっております。


■ 会田千和候補の主張

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会田千和さんは、不祥事ばかりの上尾市政に幻滅し、建築志向の議員ばかりだと批判。教育や児童福祉、貧困対策は立派な公共事業だと力説します。前回、畠山稔市長は「安心・安全・財政の立て直し」を公約に掲げたのに、何事もおざなり、役人任せで危機感なし。無駄遣いばかりで上尾の財政が全国最低レベルになっているのはけしからんので、まずは身を切る改革の方が先であると主張しています。その上で、政務活動費を自主返納し、このような不毛な制度をなくすとしています。子どもたちの教育などにお金が使われないことに対し、憤りを感じたので立候補したという感じです。しかし、上尾市では「N国」の議員が誕生してしまうぐらいなので、この会田千和さんの訴えは届かないのではないかと危惧しております。


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