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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#486)。

 東京都知事選が終わり、翌8日は朝から晩までワイドショーが「ポスター掲示板ショバ代ビジネス」を報じ、多くの人に反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の愚行が知れ渡りました。
 ニューヨークタイムスでも「Is This Vibrant Democracy in Japan, or Has the Circus Come to Town?(これは日本の活気ある民主主義なのか、それとも、街にサーカスがやってきたのか?)」というタイトルで世界に配信されてしまい、日本の恥を世界に晒しています。
 ただ、これだけ日本の恥を晒しまくって、東京都知事選という日本の首都のトップを決める選挙を荒らしても、今のところ、立花孝志はのうのうとシャバの空気を吸い続けています。しかも、これだけのことをやっても「さすたち!(さすが立花さん!)」のN国信者たちは、「これだけメディアに取り上げられているのだから、立花さんの作戦は成功だ!」です。物の善悪の判断がつかないバカが大暴れ。
 そろそろ最後にしたいと思いますが、投票日だった7月7日もポスターの取材をしておりましたので、さらなる問題点を指摘したいと思います。


■ 「ワイヤレス斉藤」を名乗る男

吉原のソープ街のド真ん中にある公園に、わざわざポスターを貼っていた男

 先日、新宿アルタ前で、尊師・立花孝志が街宣をしていた時に、最前列で尊師・立花孝志を撮影し、立花孝志にウザガラみをされている僕を、めっちゃニヤニヤしながら撮影し、ヤジを飛ばしてきた気持ち悪い男。
 僕が「オマエ、誰なんだよ! 名を名乗れ!」と言ったところ、「ワイヤレス斎藤」と言ってきたので、のちに調べたところ、吉原のソープ街のド真ん中にあるポスター掲示板に、24枚のポスターを貼り散らかしていたことが明らかになりました。

 このポスターもまた、立候補しているわけではないのに、立候補しているように錯覚させるポスターとなっています。恥ずかしげもなく「私はNHKから国民を守る党、および『諸派党構想』を支持します」などと書いている時点で、重度のN国信者であることがわかりますが、そのプロフィールを見ると「あっ!」となります。

プロフィールの欄には、なぜか「幸福の科学会員」と書かれている

 信仰の自由がありますので、何を信じていても良いのですが、プロフィール欄にわざわざ信じている宗教を書いてくる奴も珍しいと思います。物の善悪の判断がつかないレベルのバカだから、吉原公園の前に24枚のポスターを貼り散らかし、「社会活動家」を自称し、N国信者であることを全開にしているのですが、どんな人たちがN国信者になっているのかが、また一つ可視化されたのではないでしょうか。
 僕が気持ち悪いと思うのは、そんな自分をアピールするポスターをわざわざ吉原のソープ街のド真ん中にある公園に貼ってくるメンタルです。ポスター掲示板は都内に約1万4000ヶ所あり、目立つ所に貼りたいというのであれば、わざわざ吉原のソープ街のド真ん中にある公園に貼ってくる必要はありません。わざわざこの場所をチョイスするということは、吉原の人たちに「俺がワイヤレス斎藤だ!」と言いたいということです。めっちゃ気持ち悪いです!


■ 自分を「汚パンツ」と言ってしまう女の子

「立ちんぼ」の女の子たちが立っていることで知られる大久保公園の前のポスター掲示板

 今となっては日本屈指の売春スポットと化している大久保公園。
 その大久保公園に面したポスター掲示板に「トー横の汚パンツ」と書かれた女の子のポスターが貼られました。僕が取材した時には乱雑に剥がされていたのですが、あまりに乱雑すぎて、その一部が残っていました。

女性のものと思われる唇と「汚パ」の文字だけが確認できる

 どうやら彼女は「トー横」にいる女の子です。
 自分のことを「汚パンツ」と呼び、ここに居場所を求め、ポスターを貼ってしまうのですから、それこそ本来はColaboをはじめとする若年女性支援団体が保護をする対象かもしれませんが、彼女たちに救いの手を差し伸べるどころか、彼女にこれまで以上に「汚パンツ」として生きていかせるように仕向けているのが、「NHKから国民を守る党」だと言っても過言ではございません。
 ましてや、彼女が自分で歌舞伎町の電信柱にポスターを貼っているのであれば自己完結していますが、「NHKから国民を守る党」は彼女から2万5000円を徴収しているはずです。2万5000円を払ってでも大久保公園にポスターを貼り、「汚パンツ」として知名度を上げることで、何かしらのビジネスをうまく回そうとしているわけです。誰からどんなお金を取っているのかということにも気が回らない反社会的カルト集団。

乱雑に剥がされ、「トー横の汚パンツ」というキャッチフレーズが確認できる

 トー横に集まり、大久保公園に立つ女の子たちには、何かしらのケアが必要になりますが、こうした女性たちを支援するColaboに、謂れのない疑いをかけまくって信用を毀損した暇空茜という男も、今回の東京都知事選には立候補してきました。
 今、「トー横」と呼ばれる場所にどんな女の子が集まり、大久保公園の前にどんな女の子が立っているのかを知ることもなく、大好きなアニメやイラストにイチャモンをつけられたからと言って、若年女性を支援する団体に攻撃を仕掛けて喜ぶメンタル。そんな男に11万票も集まっていること自体がおかしな話ですが、こうした問題を社会が野放しにしてきた結果だと思います。

掲示責任者として立花孝志の名前が書かれていた形跡が見られる

 再三にわたって指摘していますが、この責任は立花孝志にあります。
 立花孝志は、「自分は命がけで政治をしている」などとホラッチョをかましていますが、物の善悪の判断がつかないアホは政治に手を出してはいけません。トー横に集まる証拠たちをもカモにして、ポスター掲示板のショバ代ビジネスをして、そこまでやって「赤字」だというのですから、どれだけ無能なのかという話です。


■ 有罪判決を受けても同じことの繰り返し

めちゃくちゃ気持ち悪いポスターを貼っているのは、N国党を取材していたテイの男

 これまで「NHKから国民を守る党」の記者会見にたびたび出席し、時には立花孝志に鋭い質問をしていた男が、今度はN国党と一緒にトラブルを起こす側に回りました。
 昨年4月の大田区議選で、選挙ポスターを使って元妻に対する名誉毀損をしたとして有罪判決を受けた男。その後、立川市長選に獄中立候補したこともありましたが、まったく反省する様子もなく、今度は立花孝志のポスター掲示板ショバ代ビジネスに乗っかり、中学校に設置されたポスター掲示板に同様の気持ち悪いポスターを貼っていました。

また似たようなポスターを貼っているメンヘラをこじらせた男

 ここまで来ると、いよいよメンヘラをこじらせ過ぎて、危険な領域に足を踏み入れているのではないかと心配になりますが、一度、同じことをして有罪判決を受けている人間に、同じことをする機会を与えている「NHKから国民を守る党」は、まさに反社会的カルト集団です。

 しかも、ポスターを使って名誉毀損や誹謗中傷をするという仕組みは、この男が独自にやっていることではなく、尊師・立花孝志も実践しているものであり、このようなメンヘラ行為を助長させています。同じ周波数の人間が集まっているということも注目すべきポイントです。


■ これだけ迷惑をかけて「赤字」の無能

「選挙に行こう!」と書かれたカモフラチャンネルの選挙ポスター

 かねてから指摘していますが、立花孝志は「無能」です。
 今回の東京都知事選で没収された供託金の合計は1億5900万円になりましたが、このうち7200万円は「NHKから国民を守る党」の候補者が納めたものとなっています。
 立花孝志いわく、5人の候補者は自腹を切っている、もしくは、スポンサーがついているため、立花孝志が自腹で払ったのは5700万円(理論上は5700万円だが、立花孝志はたびたび5400万円と語っているので、もしかすると、実際はもう1人ぐらい自腹を切って立候補している人間がいるのかもしれない)です。
 この他にポスターの印刷代や選挙カーのガソリン代など、さまざまなお金がかかっているので、なんだかんだで1億円弱のお金を使い込んでいるとみられますが、このお金の原資は「借金」です。
 以前は「政党」でお金を借りていましたが、今回は立花孝志個人でお金を借りています。なので、政党と違って、他人に借金をなすりつけてトンズラをかますことができませんが、それも立花孝志の狙いではないかと僕は考えています。
 というのも、立花孝志は党に対し、約3億5000万円の借金を抱えています。もし破産管財人から「お金を返せ」と言われた場合には、僕のインタビューに答えている通り、「自己破産」をしなければならなくなる可能性があります。しかし、自己破産をすることになれば、党に対する3億5000万円もチャラになる可能性がありますが、今回の1億円あまりの借金もまたチャラになる可能性が出てきます。
 こうなった時には、またお得意の「大津綾香が嫌がらせのために自己破産をさせてきたので、お金が返せなくなった!」と大騒ぎをして、お金を返してほしいんだったら「大津綾香に文句を言え!」と言って、また責任を大津綾香党首になすりつけるつもりでしょう。
 しかし、その手前でまず考えてもらいたいのです。
 そもそも「民主主義の破壊」と言われるような迷惑行為までして、お金を稼ごうと試みたものの、結果として「大赤字」になってしまう人間を「頭が良い」とか「天才だ!」とか言っている極限のアホは、社会人として人並みの暮らしができているのでしょうか。
 言ってしまえば、コンビニ強盗を計画したものの、コンビニに車で突っ込んで、シートベルトを締めていなかったので肋骨を骨折し、何も取れずに救急搬送されて、しまいには、コンビニの商品すべて弁償しなければならなくなったぐらいのマヌケぶりです。強盗を成功させれば偉いというわけではありませんが、犯罪をしてまで金を稼ごうというのに、むしろ出費と代償がデカいって、頭が悪いにも程があるのではないでしょうか。

大赤字を垂れ流してなお、N国信者から絶大な支持を得ている尊師・立花孝志

 もし、これで立花孝志が儲かっているのであれば、「世を荒らしてでも金を儲ける拝金主義者」としてカッコイイと感じるアホがいても不思議ではないと思います。例えば、これで数千万円の利益が出て、「たった17日間の選挙でポスター掲示板をジャックしただけで、俺の年収の10年分以上を稼ぎ出すなんてスゴい!」と言ってしまうアホがいても、アホはアホだけど理解できるところがないわけではありません。
 しかし、これだけの大立ち回りを見せておきながら、何千万円と大赤字をぶっこいている「極限の無能」を見て、「天才だって、時には失敗するもんだ!」と言ってしまう「極限のアホ・オブ・アホ」がN国信者です。これまで立花孝志が展開してきたビジネスで、黒字化しているものがあったでしょうか。赤字だからと言って罪が軽くなるわけではありませんので、お弁当持ちの立花孝志は、とっとと入るべきところに入ってもらいたいです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 今、尊師・立花孝志は、こうしたポスターを使ったビジネスや名誉毀損を批判する人たちに対し、片っ端からスラップ裁判を仕掛ける動きを見せています。これは言論の委縮を狙ったものであり、批判をすると面倒臭いことを見せつけることで、誰にも文句を言わせない作戦です。
 しかし、こうした行為を批判もなく野放しにすれば、ますますやりたい放題になって、社会の秩序が乱れますし、何よりも海外のメディアに「日本の恥」を晒すことになりかねません。「日本人は低俗で野蛮な民族だ」と思われかねない愚行を放置するわけにはいきません。
 これまでの公選法違反の数々を見れば、現行法で十分に逮捕することは可能ですし、ブタ箱に送ることは可能です。あとは警察の皆さんが動くかどうかにすべてがかかっていますので、世論が「はよ逮捕しろ!」と大きな声で言うことが何より大切ではないかと思います。

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