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【選挙ウォッチャー】 蕨市長選2019・分析レポート。

実は、3月14日から始まる怒涛の選挙ラッシュまで、今月はほとんど選挙の取材がありません。なので、お届けできる選挙レポートもないということで、今日は過去に取材したものの中から、まだ選挙レポートとしてお届けしていなかったものをレポートとしてお届けいたします。今日、お届けするのは2019年6月2日に行われた蕨市長選です。こうやって振り返ってみると、マスクもせずに電車に乗りまくれていた頃が懐かしいです。

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鈴木 直志 50 新 自民推薦
頼高 英雄 55 現 共産党出身(2期目を目指す)

世の中には、共産党推薦で立候補してくる候補はたくさんいますが、実際に当選した人はほとんどいません。Wikipedia先生によると、全国で唯一の共産党出身の市長ということになっているようです。競馬で言うと、ほとんどの人が聞いたことのない血統の馬がG1レースを勝つようなもので、今日は皆さんに大変珍しいケースを報告することになります。


■ 蕨市の新型コロナウイルス対策

この未曽有の世界的大災害とも言える「新型コロナウイルス」ですが、共産党出身の蕨市長の手腕はいかなるものかと思ったら、かなり羨ましい状態に仕上がっていました。蕨市は、高齢者施設や障害者施設で働いているすべての事業者に、月1回のPCR検査を無料で実施しています。蕨市はそんなに大きな自治体ではないし、予算との兼ね合いでできることにも限界があるのかもしれませんが、クラスターが発生してはならないところに、しっかりとPCR検査を実施するというアプローチをしていました。また、これも共産党っぽいのですが、生活に困窮している世帯には食料配布と生活相談を行うフードパントリー事業を支援。さらに、蕨市電子商品券3000円分を全市民に支給しました。何もしないし、何も考えない、何の役にも立たないようなクソ市長もいる中で、蕨市はそんなに悪くないということになろうかと思います。


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