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【選挙ウォッチャー】 筑西市議補選2021・分析レポート。

4月4日告示、4月11日投開票で、筑西市議補選が行われました。こちらは欠員3に対して4人が立候補しましたので、この中で落選するのはたったの1人となっております。筑西市議選は、統一地方選のスケジュールで行われるため、ここで当選しても任期は2年弱ですが、人々に名前を覚えてもらうメリットがありますので、しっかり票を固め、2年後につなげたいというところだと思います。

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鈴木 一樹   26 無所属 会社員
国府田 喜久男 74 共産党 農業
国府田 和弘  40 無所属 電気設備業
水柿 美幸   58 無所属 塾講師

全候補者の事務所をめぐり、それぞれに話を聞いてきたのですが、今回の筑西市議補選は非常に面白く、かつ、将来が非常に楽しみな若手議員に出会うことができましたので、久しぶりにワクワクするレポートに仕上がっております。このレポートをもって、期間限定の「なまはげパック」は終了となります。次回は9月に「ネッピーパック」をお届けする予定です。


■ 国府田和弘候補の主張

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国府田和弘さんは、無所属で立候補してきた新人です。茨城県内の工業高校を卒業後、オーストラリアの大学に行き、海外の自動車整備課の学校を卒業し、自動車整備士見習いとして活動した後、派遣会社の社員として電気プラントの設計の仕事をして、現在は電気設備の取り付けをしながら、よくわからない「SDGs講師」という肩書で活動しているオジサンです。議員になるために、地元の子ども食堂を手伝ったり、夏フェスに携わったりと、さまざまな活動をする中で、教育最先端都市、給食費無償化、保育事業の後押しを公約に掲げ、立候補してきました。

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弁当屋か何かの2階だったと思いますが、組織に支援されている様子もなかったので、個人的に頑張っているだけになってしまい、かなり厳しい戦いを強いられることになりました。今回の補欠選挙は、辛うじて共産党の候補がPCR検査の拡充を公約に掲げている程度で、国府田和弘さんを含め、誰も新型コロナウイルス対策について言及していませんので、この国は本当に大丈夫なのかと思わずにはいられません。まず目の前の大きな問題を片付けるところからじゃないと、何も始まらないと思うのです。


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