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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#308)。

昔から「カルトは崩壊する時が一番面白い」と申しますが、今、「NHKと裁判してる党(主に被告で)」は、まさに崩壊の時を迎えており、N国ウォッチャーの皆さんにとって、今が一番面白い瞬間ではないかと思っております。多くの方が「N国はオワコン」ということで、既に忘却の彼方にあると思いますが、今こそ、お金が増えるマジックの巨匠「ポンジー立花」先生の爆笑芸をご覧いただきたい。この面白さに、ぜひ多くの方に触れていただきたいと思います。


■ 「N-1グランプリ」という超スベった企画

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今から約1週間ほど前に、総額8億1400万円のお金を調達することに成功した、ポンジスキーム界の巨匠「ポンジー立花」先生。さっそく440円の手数料とともに1億円がどこかに行っちゃっていますが、現在、ポンジー立花先生が管理している口座には、7億1399万9560円の現金が入っています。こうしている間にもまた口座の残金が減っているかもしれませんが、来年の夏の参院選では供託金やらポスター代やらで6億円かけようとしているので、まだ「3回目のおかわり借金」から1週間ほどしか経っていないのに、早くも残金が1億1399万円。年末には、これまでの総額4億円と言われる借金の利子のお支払いも待っている上に、今月もまた約100万円が顧問司法書士先生のギャラで消えるので、早くもお金がまったくありません。前年の政治資金収支報告書に乗せられている借金の総額は3億3730万円。年利5%の利子分は1686万円。これに今年は8億1400万円にも1%の金利をつけると約束しているので、814万円。これ以外に立花孝志個人の借金があって、さらに、諸派党構想に参加してくれたアホに払うお金、地方のザコ議員どもに支払うお金、顧問司法書士や会計事務所とやらに払うお金などなど、ちょっと計算しただけで、現時点で既にお金が足らないのです。ポンジー立花先生の会計処理能力、ゴイゴイスー!

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しかし、ポンジー立花先生ほどの「天才」になると、8億円以上借金をしたばかりなのに、さっそくお金がないという大ピンチも「妙案」で乗り切ってくれます。その画期的なアイディアが、「N-1グランプリ」。年末恒例の漫才の祭典「M-1グランプリ」をパクった、N国党から立候補してくれる人をスカウトするためのアホの祭典。ポンジー立花先生は言うまでもなくアホなんですが、それに輪をかけてアホなのが「つばさの党」のワサビー黒川先生です。「マスクの裏にワサビを塗ればコロナは防げる!」と豪語した末に、しっかりと新型コロナウイルスに感染し、片っ端からいろんな種類の漢方薬をチャンポンして飲みまくる伝説の治療芸を見せてくれた、あの巨匠です。天才をサポートする天才・ワサビー黒川先生と共同で考えた画期的なプロジェクトが、「N国党の『トークン』を発行する」でした。

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簡単に言えば、ブロックチェーンの技術を駆使して、N国党独自の「仮想通貨」を発行し、その仮想通貨で投票できる仕組みを作り、情弱のN国信者からお金を取ろうという話です。しかし、ポンジー立花先生にしろ、ワサビー黒川先生にしろ、ホームラン級のバカが集まって話し合っているので、このままでは億単位の損失を出しただけで終わること間違いなし。めちゃくちゃ根本的なことを言いますが、この仮想通貨はビットコインなどと違い、「お金に換金することができない」という性質を持っています。理由は「NHKから国民を守る党」が政治団体だからで、換金できる時点で、それはもうお金を配っているのと同じになってしまうので、ゲームセンターのメダルと同じで、お金には換金できないのです。換金できないということは、この仮想通貨を持っていても「儲かることがない」ということになります。そもそもどうして人々が仮想通貨に投資をするのかと言えば「儲かるから」です。仮にこの仮想通貨を「ウンコイン」と名付けたとして、1ウンコ=100円だったのが、ある日、1ウンコ=200円になる。であれば、たくさんのウンコを持っていることにも意味もあるという話です。しかし、換金できないのですから、いつまで経っても「1ウンコ=1ウンコ」です。この仮想通貨でできることが、せいぜい「Nー1グランプリ」に出てきた面白い奴に投票できる程度だとすれば、誰も買ってくれず、仮想通貨ならぬ「過疎通貨」になってしまうことでしょう。だいたいお金に換金できないクソみたいな仮想通貨を取引所が扱ってくれるのでしょうか。セキュリティーホールを作るわけにもいかない上に、ブロックチェーンまで取り入れるとおっしゃっているので、巨大なサーバーとIT技術が必要になると思いますから、それには準備金が足りません。おそらく現実的なところ、N国党のホームページに「ポイント」を作るのがせいぜいで、このプロジェクトはいつまで経っても実現しないことでしょう。

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それで、本家の「M-1グランプリ」というのは、お笑い芸人がしのぎを削って、めちゃくちゃ面白い漫才を見せてくれますが、こちらの「N-1グランプリ」というのは何を見せてくれるのでしょうか。おそらくポンジー立花先生やワサビー黒川敦彦先生の頭の中は、こんな感じになっているのだと思います。

A:(パチパチパチ)どうもー、こんにちはー。
B:集金人バスターズです、よろしくお願いしまーす。
A:NHKを?
B:ぶっこわ~す!
A:今日もいい拳が出てますね。
B:わ~す! わ~す! わぁぁぁぁ~~す!
A:長い長い長い! いいんですよ、そんなに拳を出さなくて。
B:1000万円取りたいんでね。
A:拳が長ければ1000万円取れるわけじゃないんですよ。
B:行ってらっしゃいっ!
A:それもいらないです。
B:あぁ、そうですか。
A:ところで、やっぱり僕ね、お金を稼ぎたいなぁと思うんですよね。
B:はいはいはい、だったら良い仕事がありますよ。
A:えっ? あるの?
B:NHKの集金人なんて、どうですか?
A:あー、儲かるって聞きますからね。じゃあ、僕がNHKの集金人をやりますから、あなた、集金人に脅される家の人をやって。
B:ラジャー、ブラジャー!
A:ピンポ~ン!
B:はーい。ガチャッ、ガチャッ、ガチャッ、ガチャッ、ガチャッ。
A:扉が多い! どんな家に住んでんだよ。スッと出てきてくれよ。
B:あー、ごめんごめん。
A:じゃあ、気を取り直して。ピンポ~ン!
B:はーい。タッタッタッタッタッタッタッタッタッ・・・
A:玄関までどんだけストロークあるんだよ。
B:タッタッタッタッタッ、これもらいます!
A:給水ポイントを挟むな! フルマラソンの尺じゃないかよ。
B:はぁ、はぁ、はぁ。もう無理だ。
A:リタイアするな。スッと来てくれよ。ピンポ~ン!
B:はーい。あ、すみません。ちょっと通してくれます? ちょっ、何をする、やめてくれ、首を噛まないでくれ! あぁぁぁぁっ! ・・・ガチャッ。
A:ゾンビに噛まれたんなら出てこないでくれよ。
B:これでも喰らえ、NHK撃退シール!
A:わあぁぁぁぁ! やめさせてもらうわ!
B:どうも、ありがとうございましたー!

こんな奴らが100人ぐらい出てきて、誰をグランプリにしようか迷ってしまう。そういう脳内イメージなんだと思いますが、実際のところは、こんなコンビすらいません。ホゲホゲとしたN国信者がアホ面下げてやってくるだけに決まっているんですから、十中八九、こうなります。

尊師:それでキミは、なぜうちの党から立候補したいの?
信者:立花さんの動画を見て、自分も何かの役に立てることないかなって思っていたら、次の参院選に立候補する人を探されていたので、特技とかがあるわけではないんですけど、エントリーしてみようかなと思いまして。
尊師:どこから出たいとかある?
信者:どこから出たいとかっていうのは特にないんですけど、以前、東京から6人出すとかっておっしゃられていたので、東京とかだったら、選挙カーに乗ったりとか・・・。
尊師:東京はほぼほぼ決まってんねん。出たい人いっぱいおるから。できれば地方の方がありがたいねんけど。
信者:千葉とか。
尊師:千葉も埋まってんねん。
信者:あぁー。

早ければ年内にも「N-1グランプリ」の出場者を募集するそうですが、エントリーするのに5000円。しかも、うだつの上がらないバカに投票するのに500円ぐらいのトークンが必要。こんなの、ポンジー立花先生の借金がますます焦げ付くだけに決まってるじゃありませんか!

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5000円のエントリー料を払って、無能のポンジー立花やワサビー黒川にジャッジをされて、「オマエはグランプリじゃないけど、秋田県なら空いてる」とか言われて、秋田に飛ばされるだけです。優勝しても、比例区から立候補できるというので、600万円の供託金は活動費の中から払うことになりそうですし、「地方議会選挙の公認」なんて、きょうび、N国の公認で立候補するなんて頭の上にウンコを乗せて立候補するようなものなので、マイナスプロモーションにしかならず、2020年4月の志木市議選の無投票当選以来続いている「87連敗」の数字を大きくするだけです。

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仮想通貨には「マイニング」という採掘作業がつきものですが、立花孝志やN国信者の動画を調べていると、とんでもない証拠を掘り起こしてしまうことがあります。1月20日には、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」という本が発売されるため、体力が衰えてしまったN国党には致命的なダメージになるかもしれませんが、先日は、立花孝志が2回目の「おかわり借金」の時点でポンジスキームに陥っていたことを示す証拠をマイニングしてしまいましたので、まだまだポンジー立花先生を追及する材料はたくさん存在しているということになります。


■ この借金が「消費者問題」に発展する可能性

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かねてから指摘していることですが、立花孝志は最初からポンジスキームに陥ってるので、このままだと社会的な消費者問題に発展する可能性があります。場合によっては、田中角栄以来となる国政政党の党首が逮捕されるという歴史的事件に発展する可能性すらあります。当時、田中角栄を追い詰めたのは「知の巨人」と呼ばれた立花隆さんですが、今回は「痴の巨人」である立花孝志が僕に追い詰められることになります。

来年1月20日に発売される「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」という本は、尊師・立花孝志が現在進行形で問われている不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪という3つの刑事事件の判決が下される日に発売されるようになっていますが、本当の狙いは、この本によって「NHKから国民を守る党」の悪行の数々が話題になった時、改めて、お金の問題が本格的に追及されることになるだろうと考えています。最近は、日本維新の会のオッサンが政治資金で買った4万円の「ほら貝」が無駄なんじゃないかと話題になっていましたが、N国党のレベルは「ほら貝」が可愛く見えてしまうほどです。世の中の重要度から言えば、こっちの「ホラッチョ」の方がよっぽどどうにかしなければならない問題です。つまり、この本が真価を発揮するのは、1月20日ではなく、むしろ判決が出たその後なのです。ちなみに、noteの記事ではなるべくユニークに伝えていますが、これは後世に残すための学術本のようなテンションでもあるため、実は、このnoteに書いてあるような表現とはまったく異なる文体に仕上がっています。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

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僕たちには、ただただマヌケにしか見えない話も、ひとたびN国信者が見ると、ポンジー立花先生の画期的な発明ということになってしまうようで、徳島に模範的なN国信者がいるのですが、そいつは「トークンって何?」と言いながら「わからないけど、立花さんや堀江さんがおっしゃるので、ベットしてみる!」というテンションでした。実際、ワサビー黒川がイメージしているものは、もっと仮想通貨に近いと思いますが、事実上の運営ということで言うと、N国信者の考える「Tポイント」に近いと思います。徳島の奴は模範的なN国信者なので「俺たちはポイントがもらえなくてもボランティアに行く」と言っていましたが、ポイントがもらえるからボランティアをするという人にも広げて行こうという試みだと思うので大賛成だといい、5年後か10年後に仲間内で「キミも500ポイント? 俺も500ポイント」みたいな会話ができたらいいと申しておりました。信者には何を言っても届かないと思いますので、ここまで来たら仕方がないと思っています。

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