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【選挙ウォッチャー】 由利本荘市長選2021・分析レポート。

3月28日告示、4月4日投開票で、秋田県の由利本荘市長選が行われました。どの選挙も、基本的には現職が強いため、この選挙も結果が決まっているのではないかと思われたのですが、選挙というのはナメてはいけないものなのです。真剣に選挙を戦えば番狂わせも起こる。どれだけ市長になりたいのかという気持ちが、そのまんま結果につながるのです。いろいろな選挙を見ていますが、改めて、選挙を真剣に戦うことがどれだけ大切なのかを学べる選挙となっております。このレポートも「なまはげパック」の対象となっておりますので、1本あたり100円で読むことができます。

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長谷部 誠 70 現 4期目を目指す
湊 貴信  55 新 元市議

今年で4期目を目指す現職ですが、実は、2009年に新人同士の戦いで選挙に勝って以来、2013年、2017年と無投票当選で来たため、市長になってから市民に審判を受けたことはありませんでした。今回初めて、これまでの実績を評価してもらうような選挙が行われることになったわけなのですが、湊貴信さんはキッチリと選挙を戦っており、最終的にどのような結果になるのかが非常に注目されていました。


■ 【無投票当選】北秋田市長選

せっかくなので、今回の秋田統一地方選で無投票当選になった市長たちをチェックしておきたいと思います。まず、北秋田市は津谷永光さんが4期目の無投票当選を決めました。1987年から秋田県議となり、2009年から北秋田市長となっているわけですが、今年は無投票当選。少子化対策などが不十分だったとして、これまでの3期を「70点」とするオジサン。国や県とのパイプが自慢で、30年以上の政治経験がウリ。4期目はコロナ対策を最優先にすると語っています。


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