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【選挙ウォッチャー】 八千代市議補選2021・分析レポート。

5月16日告示、5月23日投開票で、八千代市議補選が行われました。これは市長選に高山敏朗さんが立候補することに伴い、抜けた穴を埋めるための選挙で、欠員1に対し、3人が立候補してきました。このうち、舘野俊彦さんは3年前に行われた市議選に挑戦した人物で、辰己百恵さんと飛知和真理子さんは補選が初登場です。いかにも市議補選らしく、辰己百恵さんは現職の服部友則さんと、飛知和真理子さんは新人の高山敏朗さんとタッグを組み、市長選とワンセットになる戦略を取っていました。市長選のことは誰に投票するかを真剣に考えるけれど、市議補選は誰に投票したらいいのかが分からないので、セットになることで、ついでに投票してもらう作戦です。

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辰己 百恵   49 新 自民党推薦
飛知和 真理子 52 新 無所属
舘野 俊彦   55 新 無所属

この八千代市議補選も含め、モーションギャラリーで募集した初めてのクラウドファンディングは、約16万円の募集に対し、90万円以上集まり、達成率が546%となりました。ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。これだけのお金があれば、当面の間、取材費に困らずに取材することができます。都議選の事前取材にも、高速代や駐車場代をあまり気にせずに取材できるようになるため、レポートのクオリティーが上がり、お届けできるツイキャス生配信も多くなるのではないかと思います。


■ 舘野俊彦候補の主張

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舘野俊彦さんは、前回の八千代市議選に立候補し、N国党が当選している中で落選してしまった人です。今回はリベンジを目指して立候補してきましたが、またダメでした。選挙公約は、ワクチンの早期接種と生活困窮者の支援ということで、特別に珍しいことは言っていません。県の職員として働いてきた実績があるそうで、着任当時は0円だった財政調整基金を2年間で20億円まで復元したことを実績として語っていました。公約を見る限りではそんなに変な人ではなさそうなのですが、今回は他の2候補が市長選と紐づけする戦略で挑んでいたので、なかなか票を伸ばしきることができませんでした。


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