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【選挙ウォッチャー】 羽咋市長選2020・分析レポート。

9月27日告示、10月4日投開票で、羽咋市長選が行われました。羽咋市は石川県にある「UFOの街」で、江戸時代から頻繁に空飛ぶ円盤が目撃されていた土地なのだそうです。石川県内最高齢となる79歳の山辺芳宣市長が引退を表明し、自民系と保守系の新人同士の激戦となりました。噂によると、怪文書が飛び交うダーティーな選挙が繰り広げられていたようで、小さな町でガッチガチの殴り合いになっていました。取材した日は両陣営とも街頭演説の予定がなく、ほぼ選挙ポスターと両選挙事務所を訪問するぐらいの取材になってしまったのですが、それでも見えてくるものがあったので、皆さんにお伝えします。

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岸 博一  65 新 元市議
備後 克則 64 新 元副市長

自民系の元市議vs保守系の元副市長。実力は拮抗していると思われ、自民党の岸博一さんはゴリゴリの組織戦、備後克則さんの方は市民を中心とした草の根選挙を展開しているように見えました。正直、選挙事務所を訪れたぐらいでは強さを判断することができず、10月4日投開票の選挙の中では、唯一、選挙の結果が予想できませんでした。


■ 市議補選は無投票当選で終わる

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同日に行われる予定だった市議補選は、欠員2に対して2人しか立候補がありませんでしたので、無投票当選となりました。松永幸則さんは、東京で教育関連の出版社とIT企業で働き、羽咋市に帰郷。地元でボランティア団体を立ち上げ、2013年に羽咋市議選で当選。しかし、2017年に最下位で落選してしまった人です。今回はリベンジとばかりに立候補し、無投票当選となりました。川口雅登さんも2017年の羽咋市議選に立候補して落選している人物で、今回、初めて打席が巡ってきました。


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