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【選挙ウォッチャー】 野田市議補選2020・分析レポート。

あまりにマニアックすぎるので、皆さん、あんまり興味がないかもしれませんが、東京で「東京珍獣博覧会2020」が開催されている裏側で、6月21日告示、28日投開票というスケジュールで野田市議補選が行われていました。本当は野田市長選も行われる予定だったのですが、こちらは無投票当選となってしまいましたので、市議補選だけが行われることになり、ちっとも盛り上がっていませんでした。多くの人が「市議会議員なんて誰がやっても似たようなものだろう」と思っているため、ぶっちゃけた話、知り合いに頼まれでもしない限り、選挙に行かないという人も多いと思うのです。しかし、実際は誰がやっても同じではありません。より野田市のことを真剣に考えている人に投票した方が、税金分ぐらいは働いてくれます。税金を払わずに暮らしている人はいないのだし、どうせ税金を払っているのですから、少しでもマシな人に議員になってもらうべきでしょう。

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川崎 貴志 57 新 保守系無所属
渡辺 晋宏 34 新 ホリエモン新党

今からちょうど1年前、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「NHKから国民を守る党」はまったく票を取れなくなり、N国信者から借りた5億円の借金は返せないのではないかと心配されています。そんな中、立花孝志は堀江貴文さんとは無関係の「ホリエモン新党」なるものを設立。NHKから国民を守る党を研究している人たちの間では、NHKから国民を守る党のお金をホリエモン新党に寄付する形で移し、NHKから国民を守る党の口座をスッカラカンにした状態で代表を辞任。NHKから国民を守る党は「古参」だという理由で副党首になった大橋昌信に引き渡され、やがて破産申告をするのではないかと見られています。つまり、立花孝志に貸したお金は返ってこないというわけです。もともと市議選で供託金没収レベルでしか票を取れないオワコン政党ですが、NHKから国民を守る党のオワコン化はさらに進み、これからは堀江貴文さんのパワーを借りながら「ホリエモン新党」で議席獲得を目指していくことになるのでしょう。しかし、看板を掛け替えたところで、立花孝志を中心とした「反知性派カルト集団」であることに変わりはなく、おそらくこのまま沈没していくことになるでしょう。供託金が没収されるレベルで票を取れなかった時には祝勝会を開きたいと思います。


■ 野田市長選は無投票当選で終わる

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同時に行われる予定だった野田市長選は、現職の鈴木有さんしか立候補がなかったため、無投票当選となりました。鈴木有さんは、幅広く支持されている強い現職のため、そこらへんの人が立候補しても勝てる見込みがないということで、誰も立候補しなかったようです。鈴木有さんは2期目の続投が決まりました。


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