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【選挙ウォッチャー】 八千代町長選2019・分析レポート。

茨城県八千代町と言われても、多くの方が「どこだよ!」とツッコみそうなのですが、茨城県中南部にある小さな自治体で、とってもカオスな選挙が行われていましたので、皆さんにお伝えしないわけにはいきません。あまりに小さな田舎の自治体なので、いちいち八千代町長選をチェックする人なんていないと思うのですが、これほどカオスでブラックな選挙も滅多にあるものではないので、一人でも多くの方に、地方の選挙がどれくらいヤバいことになっているのかを伝えたいと思います。

谷中 聡   57 新 元副町長
水垣 正弘  54 新 町議
国府田 利明 36 新 町議

本当は「高嶋てつわんあとむ」という名前の候補者が立候補し、究極にカオスな選挙になるところだったのですが、公開討論会に酒を飲んだ状態で登場し、公開討論の最中に爆睡するという失態を犯したため、直前で立候補を断念することになったのですが、「高嶋てつわんあとむ」さんが立候補しなくても、十分にカオスすぎる選挙になりましたので、衝撃の選挙レポートをぜひ読んでいただきたいと思います。


■ 数々の犯罪疑惑があった80歳の現職ジジィ

現職の大久保司町長は、だいぶ最悪なジジィです。まず、2014年8月24日に、八千代町の温泉施設で開かれた歌謡ショーで、観客の50代の胸を掴んだとして、強制わいせつの疑いで刑事告訴されたことがあります。結果は嫌疑不十分ということで不起訴になっているのですが、実は、2015年4月5日にも同じ温泉施設の歌謡ショーで、今度は女性歌手の胸などを和服の上から触ったとして、こちらも迷惑防止条例違反容疑で水戸地検に書類送検されていました。こちらも「外形的事実は認められるが、大勢の観客の面前で行われたもので、性的な色彩は薄い。被害者を著しく羞恥させたり嫌悪の情を催させたとしたと評価するのは困難」ということで不起訴になりました。大勢の観客の面前で胸を触られる方がよっぽど悪質だろうと思うのですが、これも不起訴でした。これらの事件について、大久保司町長はまったく反省する様子もなく「町民の大部分は、町長はハメられたと思っている」と釈明。

2016年には八千代市内の常陽銀行の駐車場で、ドアが開いた状態で車を動かし、近くに居た町議の男性を転倒させ、約2週間のケガを負わせるなどした疑いがあるとして、傷害の疑いで書類送検する事件もあったのです。こちらも嫌疑不十分で不起訴となったのですが、本当にトラブルばかり起こしているクソ野郎です。これだけでは終わりません。2014年12月18日には、翌年の町長選で対立候補となる大久保敏夫町議に地方税の滞納があることを第三者の女性に伝え、秘密漏洩の地方税法違反にも問われています。この他にも、ハコモノを建設する際に癒着があったのではないかと疑う声もあるし、とにかく最低の町長だったのです。よくこんな恥ずかしい町長をそのままにしていたと思いますが、この腐った町長の下で働いていた副町長が後継指名を受けているのです。町長が退任した後も裏で仕切るのではないかと心配になりますが、八千代町長の人は何も思っていないようです。


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