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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#311)。

先日、不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの罪に問われた刑事裁判の判決があり、立花孝志被告に懲役2年6ヶ月・執行猶予4年が言い渡されました。司法からも「あなたは犯罪をしたので反省しなければなりませんよ!」と告げられたわけですが、当の本人は悪びれる様子もなく、幹事長見込みの黒川敦彦も以下のようなツイートをしています。

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広告料を得るためにYouTubeのリンクを貼り、「立花孝志有罪」「懲役2年6ヶ月」と大きな文字で煽りながら、執行猶予付きで政治活動には影響がないし、「良い宣伝になった」とホザく始末です。懲役2年6ヶ月の犯罪が宣伝であるという話を堂々と言ってのけ、さらにはYouTubeの広告でお金を儲けようという話になっているわけです。

毎日がこんな状態なので、これまでに起こしてきた不祥事は数えきれないほどあり、現在進行形の疑惑も山積みです。こうしたN国党の反社会的カルト政党ぶりは、しっかりと本に刻んでおりますが、昨日はAmazonのランキングが410位まで上がりました。本の中身には自信を持っているので、読んでさえもらえれば、あとはクチコミで広がっていくのではないかと思っているところです。


■ 自分の犯罪を正当化する立花孝志の発言

司法から「懲役2年6ヶ月・執行猶予4年」を言い渡された尊師・立花孝志ですが、1月21日の記者会見では、自分の犯罪を正当化するため、会見の冒頭からこんなことを言っていました。

「昨日の判決、全然変わりなくて、あの、何も悪いことをしていないんですけども、法に触れることがすべて悪いことと、こういうものではなく、わかりやすく言えば正当防衛ですよね。わかりやすい言葉で言えば本当にそうなんです。お困りの人がいて、NHKからイジメられている人がいたから、おかしいでしょ、NHKさんと。このような反社会勢力を使って集金しちゃいかんでしょと」

立花孝志がどうして不正競争防止法違反や威力業務妨害で訴えられることになったのか。その経緯を知らない人は「やむを得ない事情の一つもあったのだろうか」と思うかもしれませんが、まったくそんなことはありません。集金人が暴力を振るってきたから殴り返したみたいな話でもなく、立花孝志がNHKの業務委託スタッフから個人情報をもらい、「会長と面談させてくれないと、この個人情報を流出させるぞ!」と言って、会長の家の前から迷惑配信をしていたのです。NHKという組織に対して物を申すのに、まったく関係ない一般市民の個人情報を人質に取り、「会長出てこい!」をやったのですから、正当防衛でも何でもありません。どの角度から見ても、ただの犯罪者です。

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アホ面下げて並んでいる他のメンバーも見ていただきたいですが、どうして立花孝志が不正競争防止法違反と威力業務妨害で懲役2年6ヶ月になってしまったのかを誰よりも知りながら、尊師のアホアホコメントにツッコミのひとつも入れず、真顔で座っているコイツらは、全員カルトです。

「共犯の人を悪く言うわけじゃないんですが、いわゆる私は共犯者がいてNHKさんの個人情報を入手することができたわけですよね。その共犯者はそれはそれで共犯者って、あえて言っているだけで協力者なんですけども、その人は簡単にNHKの下請け会社に採用されて、簡単に私に個人情報を見せているわけですよね。ちょっとまあ、NHKの罠にハマってしまった部分があるんですけども」

立花孝志の理屈は、「簡単に犯罪をするNHKの下請け会社のスタッフがいたせいで、NHKの罠にハマって犯罪をしてしまった」です。もはや言い訳のレベルとしては「その陳列棚にパンを置いてあったから罠にハマって万引きしてしまった」みたいな話です。この後、NHKの業務委託スタッフがやらかした犯罪をドヤ顔で語り、「こんなに悪い人たちが集金していることを会長に教えたかった」と正義ヅラをしているのですが、会長に教えるための不正競争防止法違反と威力業務妨害だと主張しており、頭が沸いています。

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ちなみに、立花孝志はアホなので「NHK受信料を支払わない人を守る」と言わなければならないところを、うっかり本音が出てしまったのか、「なんら政治家として、『NHKを守る党』のですね、政党の代表者として恥じることはありませんので、昨日コメントしたようにですね、反省することもないし、後悔することもない」と述べました。『NHKを守る党』です。自覚があったのかという話です。そして、これまで一度も宣言通りに勝ったのを見たことがないのですが、立花孝志は「今度こそNHKとの裁判に勝てそうだ」と言い出しました。いちいち負けフラグを立てていくスタイルです。面倒臭せぇな。さらに、自称・法律のプロにして法律の専門家でいらっしゃる尊師・立花孝志は「執行猶予」について、以下のように述べております。

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「いわゆる実刑ではなく、執行猶予っていうのを1日経ってみて、これも振り返って、ずっと考えてるんですけど、これ、駐車違反で捕まった方が被害大きいんですよ。スピード違反とか、駐車違反とか。あと、歩きタバコで罰金1000円とかね。結局、私に対しての罰金も、検察が求刑した30万円という罰金も、裁判所は経済的利益を図ったものではないということで、それは認めなかったということで、実は、1円のお金も私はお支払いしていませんし、払えと言われているわけでもありません。またですね、任意の事情聴取には何日か応じましたが、いわゆる逮捕と言われる身柄拘束も一度も受けておりません。で、この先もですね、4年間、控訴しますから、判決が確定してから4年ということになりますが、もちろん犯罪をするという予定もそのつもりもありませんので、実は駐車違反よりも軽いというか、何一つ生活が変わらないんですね。これはちょっと刑事訴訟法は改めた方がいいんではないかなとは、逆に自分がその刑になって思いますね」

ここまで頭が悪い奴も珍しいですが、もし立花孝志がこれまでと生活をまったく変えないのだとすると、おそらく1年も経たないうちにブタ箱に放り込まれていることでしょう。もっとも、資格を持っている人は資格を剥奪されたり、会社勤めなら懲戒処分を受けたりするのでしょうが、政治家は何も受けないので生活が変わらないと主張していました。しかし、立花孝志が「政治家」と名乗っていられる期間は、さほど長くないと思います。政治家を名乗れなくなった時に、巨額の負債を抱えた前科者がぬくぬくと楽しい生活を過ごせる確率は、相当低いのではないかと思わずにはいられません。ちなみに、立花孝志は思想が「暴力革命」と同じなので、今回の懲役2年6ヶ月の判決を下された自身の犯罪について、以下のように述べました。

「むしろ政治家としては、国民を守る、NHKに被害を受けている国民を守るということで、むしろ表彰されるべき行動を取ったと自負しておりますので」

まったく無関係の住民の個人情報を人質に取ったあげくに流出させた犯罪行為を「表彰されるべき行動」と認識している時点で、とことん「カルト犯罪集団」としか言いようがありません。

最近になって、立花孝志やN国党の愚行の数々を深刻に思うようになった方もいらっしゃると思いますが、この本を読んでいただければ、彼らがどれくらい「反社会的カルト犯罪者集団」なのかが、よくわかるのではないかと思います。


■ 鬼スベりイベント「N-1グランプリ」

今年7月に行われる参院選に、N国党から立候補する情弱を集めるため、現在、漫才の祭典「M-1グランプリ」をパクった「Nー1グランプリ」なるものを開催しようとしているのですが、なんと、応募が30人に到達したそうです。この後、身内も立候補するそうなので、全部で50人ぐらいになるそうですが、身内を動員して50人が「NHKをぶっ壊す!」とか言いながら、何かしらのパフォーマンスをかますそうです。ちなみに、エントリー料が5000円だというので、約12億円と言われる借金の返済に向け、25万円の収入を得ることに成功しました。ちなみに、このイベントにかかっている広告費は1000万円以上ではないかと推測されています。YouTubeなどに展開しているインプレッション数が300万だと言っていますので、広告料が3円~20円であることを考えると、余裕で1000万円は超える計算です。黒川敦彦は「イベントによる宣伝広告効果が高いんだ」と言いたいのだと思いますが、鬼のような赤字額です。マジで今回の参院選で議席を獲得できなかった時にはバーストしますけど、大丈夫なんでしょうか?

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たまたまYouTubeの広告を見て興味を持つ人もいるかもしれませんが、2019年の参院選の直後、まだ立花孝志を「天才」だと勘違いする人が続出していた時代ならともかく、今となっては「何も反省していない懲役2年6ヶ月の犯罪者」でしかないのですから、そんな奴が独裁を敷いている政党から立候補しようなんて、どんだけ頭が悪くて情弱だったらそうなるんだという話でしかありません。ちなみに、黒川敦彦は広告にかかっている数字をすべてオープンにしており、以下のようになっております。

YouTubeなどの広告インプレッション:約300万
N-1グランプリの公式サイトのアクセス数:約8万2000PV
申し込みフォームのクリック数:2637回
N-1グランプリにエントリーした数:30件
事前相談会に参加した人の数:12組

そういえば、「N-1グランプリ」の公式サイトを作るお金もあるので、ざっくり2000万円くらいの予算が使われているのではないかと推測するところですが、それで応募が30件だとすると、応募1件に約66万円かかっている計算になり、これで「成功」と語っている黒川敦彦は、マジでイカれているとしか思えません。ちなみに、僕はこんな「反社会的カルト犯罪者集団」がやっているイベントにエントリーするつもりは微塵もありませんけれども、グーグル先生の広告が表示されるたびに、ちゃんと律儀にクリックしております。グーグル先生にはいつもお世話になっているので、グーグル先生が少しでも儲かったらいいなという気持ちで。

「NHK党のことは知っていたんだけども、最近あんまり見てなかったんだけど、その広告というのをキッカケにいろいろ見たら、また面白い取り組みをしているということがわかって、申請をしまし、まあ、エントリーをしましたという声が明確に聞こえてきておりますので」

黒川敦彦の話によれば、広告に釣られて、思わずエントリーして黒歴史を残してしまう情弱がチラホラ見受けられるようです。当然、僕の記事は300万インプレッションもありませんので、これを読んで考え直す人はいないかもしれませんが、やはり僕の本がメジャーにならないと、黒歴史を残す情弱が止まらないと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

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今となっては、どっぷりとN国信者である黒川敦彦は、脅迫事件の被害者である二瓶文徳氏に対し、「人間のクズだと思う」と言い放ちました。理由は100%N国党の力で当選しておきながら、即刻、N国党を離党した裏切り者だからだそうです。しかし、二瓶文徳氏は、いわゆる二世議員であり、2019年の中央区議選では父親の地盤を引き継いで立候補しており、父親のコネクションを最大限に活用して当選しています。近隣の千代田区や港区でN国党の候補者が落選しているのに、中央区で当選できた理由は、こうした地盤によるものも大きいはずで、「100%N国党の力」と言ってしまうのは、事情を知らないアホのN国信者だけです。それで「辞職すべき」と言っているのですが、それを言うなら、懲役2年6ヶ月の加害者側である立花孝志が党の代表者を辞任するのが先ではないでしょうか。被害者には「辞職するべき」と言っておきながら、テメエの隣にいる加害者には何も言わないどころか、懲役2年6ヶ月の判決を「宣伝」と言ってのける反社会的なカルト脳です。

これからしばらくは1日2本ずつ記事をアップしていく体制を整えておりますので、本の宣伝もかねて、いかに「N国党」「反社会的カルト犯罪者集団」なのかということを伝えてまいりたいと思います。今までよりももっと動向を細かくチェックしてまいりたいと思います。

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