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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#163)。

かねてから指摘している通り、NHKから国民を守る党は「反知性派カルト集団」なので、新型コロナウイルスは恐れる必要がないとして、4月11日に新宿御苑で「桜を見る会」を開催する計画を立てていました。ところが、このまま感染拡大が進めば、多くの命が奪われるばかりか、経済にももっと大きな影響が出て、終息が難しくなってしまいます。少しでもいいから感染を止めなければならないし、薬やワクチンができる日まで時間を稼がなければなりません。そこで、新宿御苑は入園禁止を決定。少なくとも4月11日には開園しないことを決めたため、NHKから国民を守る党が主催する「桜を見る会」は中止せざるを得なくなりました。

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恐ろしいことは、党内に「桜を見る会」の開催に反対の声を上げる人間が一人もおらず、新宿御苑が閉鎖されなければ予定通りに開催されていた可能性が高いという現実があります。いや、4月5日に投開票の福山市議選の応援にやってきた立花孝志代表をはじめ、新型コロナウイルスの感染者が急増している東京都や千葉県からやってきた地方議員たちが、N国信者と一緒にお花見を開催しています。もはや東京から広島にウイルスを広げに来ていると言っても過言ではありません。かねてからNHKから国民を守る党は「反知性派カルト集団」だと指摘していますが、国を崩壊させるレベルのアホっぷりです。こんな奴らに投票してはいけません。


■ 久保田学議員は自粛せずに旅行を楽しむ

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NHKから国民を守る党というのは、党首も党首なら、党員も党員なんだと思いました。これまで何度も騒動を起こし、問題になっている立川市の久保田学議員が、不要不急の自粛要請を出している3月28日、みんなで富山県に旅行に出かけました。何度も何度も言っていますが、これが一般人であれば、世の中にはこういうアホもいると思うし、いちいちアホにダメ出しをしていくのはキリがないため、「とっとと緊急事態宣言を出して、旅行を強制的に中止させなかった政府の責任だ」ということになるわけですが、アホの一般人の行動による感染拡大を抑制する立場の政治家が、自分から感染拡大を広げるような行動をしている現実。一部のアホの一般人がよく考えずに投票した結果、このような議員が生み出されてしまったとはいえ、居住実態が怪しいことが裁判で証明されてなお、議会で追及されることもなく、のこのこと議員を続けているのですから、すべての立川市議がこいつと同じくらいに仕事をしていないと言っても過言ではありません。全員クビです。感染が拡大している東京都内から、みんなで富山県に押し掛ける。これはもう富山県に感染者を増やしに行っているに等しい行為です。無自覚無症状でも感染を拡大している恐れがあるから、世界で大規模なロックダウンが起こっているのに、アホすぎてまったく理解していないものだから、時に新型コロナウイルスをネタにしながら、大人数でワチャワチャと旅行するのです。緊急時にも劣悪な行動を取り続ける「NHKから国民を守る党」は、潰れるべき反知性派カルト集団であると言えるでしょう。


■ 元党員も含めて反社会的カルト集団である

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今回、皆さんにご紹介するのは、昨年7月の参院選でNHKから国民を守る党公認として千葉県選挙区から立候補した、平塚正幸さんです。現在は、NHKから国民を守る党を実質的に除名され、「国民主権党」という新たな政治団体を立ち上げ、政治の世界に足を踏み入れようとしている人物です。もともとはNHKから国民を守る党に批判的な目を向けていたのですが、参院選の立候補を機に、立花孝志代表の主張に感銘を受け、熱烈なN国信者として、党の活動を宣伝。しかし、面倒臭い性格のため、立花孝志代表が参院選の補欠選挙に立候補した時には林大祐さんと揉め事を起こし、のちに政策秘書の田中健さんとも揉め事を起こし、N国信者たちを分断。先日の四街道市議選に立候補をする計画を立てていましたが、当選が難しいとして出馬を断念し、現在は「政治家を目指すYouTuber」という感じになっています。どうして今回、僕がこの平塚正幸さんに注目したのかと言うと、平塚正幸さんもまた、立花孝志代表と同じくらいのヤバい奴だったからです。バカはバカ同士で同じ周波数であることを強く痛感させられました。

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というのも、まさに小池百合子都知事が自粛要請を出している3月28日、平塚正幸さんは「国民主権党」を設立して初めてのイベントとして、お花見を開催したからです。これ以上の感染拡大を防ぐために、不要不急の外出は控えてほしいと言われているその日に、支持者を集めて「お花見」をしているアホ・オブ・アホ。これが一般人であれば「そういうアホもいる」ということで済まされるかもしれないのですが、平塚正幸さんは「国民主権党」なる政治団体を作り、これから政治の世界への進出を目指しているのです。この行動はチェックして、皆さんに警鐘を鳴らさなければなりません。平塚正幸さんの理屈は、「新型コロナウイルスは普通の風邪と変わらない」です。言っていることが立花孝志代表と同じでビビりますが、もし本当に普通の風邪と変わらないのであれば、こんなに経済的な大混乱を起こしながら、世界がこの未知なるウイルスを恐れることはありません。ひとたび医療崩壊を起こせば、致死率が10%を超えてしまうかもしれない。「インフルエンザでも人は死ぬだろう」と言うかもしれませんが、インフルエンザには薬が存在し、仮に罹っても治す方法があるので、致死率を下げることができます。ところが、このたびの新型コロナウイルスには薬もワクチンも存在せず、世界中の優秀な医師や科学者たちが英知を結集しても、今のところ、確固たる治療法を見つけられていません。そして、10人に1人が死亡してしまうとなると、これは「普通の風邪と同じ」という扱いにはできません。国によって医療のレベルが違うのだから、死者数が多い国があるのは当然だろうと言っていましたが、患者が増え過ぎて医療が受けられなければ、先進国も発展途上国も条件は同じです。だから、世界中で新型コロナウイルスを警戒しているし、日本も不十分ながら感染拡大を防ぐために、国や東京都が自粛を呼び掛けているのです。

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「日本で亡くなってる人はまだ40人ぐらいで、感染してる人も今日の時点で1400人ぐらい。それって、あの、もうどんな病気よりも安全。ただの風邪だって断定してもいい」

平塚正幸さんは、新型コロナウイルスが「どんな病気より安全」だと主張しています。しかし、感染者1400人、死者40人というのは「現段階」の数字であって、感染者数は「2倍」というようなペースではなく「2乗」「3乗」というペースで爆発的に増えてしまいます。今が少ないから安全だとするのは大間違いで、日本もアメリカのようなグラフを辿る可能性は十分にあるのです。

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平塚正幸さんは、もともとYouTubeで陰謀論を語っているような人物で、今回の新型コロナウイルスに対しても、かなり独特な考え方をしていると言ってもいいと思います。

① 世界の死者が本当に新型コロナウイルスが死因かは分からない。
② 他の死因で死んでいるのに、でっち上げられているのかもしれない。
③ インフルエンザと比べて、感染率も死亡率も少ない。
④ 自分たちの周りに感染して苦しんでいる人があまりにも少ない。
⑤ これはメディア洗脳で、上の言うことに従うようにしているだけ。
⑥ ウイルスは人を殺すためではなく、大衆を支配するために撒かれた。
⑦ 支配層が支配を続けるために、人々を分断することを目的に撒いた。
⑧ 集まることが批判されているのは、みんなを団結させないためだ。
⑨ これは支配なので、今年だけでなく、未来永劫続くものである。
⑩ ただのお花見が社会から批判されるのはおかしい。

平塚正幸さんは陰謀論者なので、新型コロナウイルスが支配者層によって分断のために人工的にばら撒かれていると思っていて、たかだかお花見をするぐらいで批判されるのはおかしいと思っているのです。しかし、ここまで来るとバカにつける薬はないんだと思わずにはいられません。

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世の中というのは不思議なもので、こんな平塚正幸さんの呼びかけに応じて一緒にお花見をしてしまう、脳味噌にお花が咲いているタイプのオバサンがそれなりに存在しています。極論、一人でお花見をしているんだったら、そこまで批判されることはないのでしょうけど、みんなで集まって話をすれば感染のリスクは高まります。しかも、マスクもしていなければ、お茶を飲んだりもしているわけですから、食事によって感染するリスクまで出てくる始末です。この場に感染者がいなければ問題がないかもしれませんが、芸能人からプロ野球選手まで広く感染者が見つかっており、たった1400人の中に有名人がたくさん紛れているのは確率的におかしいので、実際にはもっとたくさん感染者がいると考えるべきで、このリスクを考えられずに「安全である」と言い切れる人間が政治に進出しようとしていて、これが政党としてのイベントだというところに危機感を覚えずにはいられません。こいつらの新型コロナウイルスに対する警戒心の無さは異常です。


■ 籠池泰典理事長の立候補騒動

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4月14日告示、4月24日投開票の静岡4区の衆院補選に、森友学園の籠池泰典理事長が立候補することになり、立花孝志代表は出馬を取りやめると記者会見で発表しました。「アホはアホ同士、同じ周波数で共鳴する」というのが僕の持論ですが、籠池泰典理事長は立花孝志代表から立候補してほしいというオファーを受け、「それが国民のためになるなら」と快諾。これを受けて、メディアが一斉に「籠池泰典理事長が立候補する」と報じたのでした。ところが、どこで調整に失敗したのかは分かりませんが、籠池泰典理事長が立候補する話は突如として立ち消え、今度は野党共闘で立候補する予定の田中健さんと同姓同名で、元フリーウェイクラブのメンバーにして、浜田聡議員の政策秘書をしている田中健さんを擁立すると発表しました。

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本人は「同性同名が立候補したらどうなるのか実験したい」などと言っていますが、過去にも同姓同名の候補者が出たことはあり、その時は住所や年齢などを書き添えるルールになっていました。わざわざ実験するまでもなく、ややこしさを避けたい人が自民・公明推薦の深沢陽一さんに投票するであろうことが予想されるため、野党共闘の田中健さんにとっては迷惑でしかありません。「あえて同姓同名の候補者を擁立するなんてスゴい!」と言ってしまう同じ周波数のアホの数も少なくなっており、供託金の没収は避けられないことでしょう。少し興味深いのは、せっかく300万円も供託金を払って立候補してくるというのに、ちっとも選挙活動をしないと言っていることです。立花孝志代表の恋人で顧問司法書士の加陽麻里布さんの父が立候補する福山市議選には、東京や千葉といった新型コロナウイルスの流行地から続々と議員が入り、NHKから国民を守る党で言うところの「松選挙」が展開されているのですが、衆院補選には力を入れず、下手すればポスターも貼らないし、現地で選挙活動らしいこともしないというのです。もともと当選の見込みのない選挙ではありますが、本来は売名の役割があるわけですから、現地で一生懸命頑張るべきなのですが、もはや「頑張る」という基本的な努力も怠るようになってきたので、この反知性派カルト集団が勢力を拡大する心配はないと言ってもいいでしょう。警察や公安の徹底した監視下にあることもあって、これ以上の拡大が一切望めないカルト集団ですが、そんなことをするなら立花孝志代表が立候補すればいいのに、本人が立候補してこない理由については、N国マガジン・4月号をご覧ください。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

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東京から広島に行って「花見」を開催するぐらいのガチンコのアホなのに、安倍晋三総理の政策が「マスク2枚配るだけ」だということを批判し、「マスクはもう足りている」と持論を述べていました。登場人物が全員アホという動画に2000個以上のグッドボタンが押されていることに震えますが、マジでこいつらに新型コロナウイルスについて語る資格がありません。その時によって言うことをコロコロ変えるポジショントークのアホの言うことを信じてしまうことは、カルト入信への第一歩です。これは新興宗教と同じなので、皆さん、くれぐれもご注意ください。

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