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【選挙ウォッチャー】 北茨城市長選2019・分析レポート。

今日も、取材には行ったものの、選挙レポートがリリースできずに終わっていたレポートをお届けいたします。今日は、2019年5月26日告示、6月2日投開票だった北茨城市長選をお届けいたします。実は、千葉県知事選などと同じ3月21日に北茨城市議選が行われる予定となっており、頑張って取材に行けたらいいなと思っているところなのですが、その前に市長選のレポートをリリースしておきたいと思います。

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豊田 稔   74 現 ゴリゴリの自民系
松本 健一郎 64 新 元市議

茨城県の北端に位置する北茨城市ぐらいになると、ゴリゴリのジジィが権力を抱きしめて離しません。豊田稔さんは、父の豊田実さんが北茨城市長だった人物なのですが、まさに「2代目・豊田みのる」という感じで、暗黙の了解で市長が豊田稔さんであり続けています。1995年には汚職事件で逮捕されたことがあり、かなり真っ黒な人なのですが、選挙では常に勝ち続けており、北茨城市の闇を感じずにはいられません。


■ 北茨城市の新型コロナウイルス対策

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市長というのは、市民のために政策を考えても、仕事らしい仕事を何もしなくても、投票してもらえれば「市長」であり続けられます。過去には汚職事件で逮捕されながら、ゴリゴリの自民党パワーで当選し続けているような市長なので、どのような新型コロナウイルス対策をしてきたのかを見てみたのですが、なんと、ビックリするほど何もしていませんでした。国が用意した10万円の定額給付金などを配ったことはありましたが、北茨城市独自の取り組みは一切なし。こんなにホゲホゲしたクソ市長は見たことがないレベルです。試しに、北茨城市の新型コロナウイルス対策のページを見てみれば良いのです。どれだけ何もしていないのかは一目瞭然でしょう。先日は全国で唯一の共産党出身の市長がどんな働きぶりなのかをチェックしました。日頃からしっかり仕事をしているので、市議選に立候補している共産党の票が16%も伸びていたほどです。一方、ゴリゴリの豊田稔さんは、何も仕事をしていません。これからは、都心の一極集中が少しだけ緩和され、全国の住みやすい地域に家や会社を置く人が増えてくると思います。そんな中で、こんなに何も仕事をしないクソ市長が居座っているオールドスクールな街を選ぶ人は、おそらくほとんどいないことでしょう。こういう町から順番に過疎が進んで滅んでいくのです。これは非常に危機的な話です。


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