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【選挙ウォッチャー】 小金井市長選2022・分析レポート。

 11月20日告示、11月27日投票で、東京都の小金井市長選が行われました。現職の西岡真一郎さんはあと1年の任期がありましたが、保育園の廃園を市長の専決事項として議会にかけずに勝手に決めたため、市議たちが大激怒。他の自治体だったら「どんまい」の一言で終わっていたかもしれませんが、文化的な暮らしを愛するリベラル気質の小金井市では、保育園の存続を何の相談もなく勝手に決めるなんてことが許されるはずがなく、議会でクビを突き付けられる前に市長が辞職。急遽、小金井市長選が行われることになった次第です。

白井 亨   47 新 無所属(完全無所属)
小泉 民未嗣 44 新 共産党推薦

 事前の説明会では5陣営が来ましたが、最終的に出馬宣言をしたのが白井亨さんしかおらず、このままでは無投票当選になってしまうということで共産党が小泉民未嗣さんを擁立しました。
 白井亨さんは「リベラル系ローカル政党の人」なので、自民党としては是が非でも候補を擁立したいところでしたが、人材がおらず、次の小金井市議選が2025年になってしまうことから、こんなところで下手に勝負に出て3年も浪人することになったら事件だということもあり、出馬を見合わせることに。なので、非常にぬるっとした選挙になってしまったというのが、今回の小金井市長選です。


■ 伝説の「678票」の聖地

尊師・立花孝志に引導を渡すことになった小金井市長選

 現在、「政治家女子48」という頭の悪いアイドルユニットを作ろうとしている「立花孝志678」ですが、尊師・立花孝志を語る時、みんなが口々に語る数字が、この「678」です。
 数字の由来は、尊師・立花孝志が小金井市長選に立候補した時に、全部で4人の候補者がいましたが、立花孝志を除く3人が全員1万票以上の票を取っているのに、小金井市が知的水準の高い街であるがゆえ、立花孝志は678票しか取れなかったことでした。以来、尊師・立花孝志が自らさまざまな市長選に立候補しまくる時代は終了しまして、党首としてデカい顔ができればいいということになりました。
 現在、NHK党の政治資金収支報告書を調べていますが、年間コストで6億円ほどかかっており、今年は「ガーシー」こと東谷義和に成功報酬として3億円を渡す約束をしているので、コストは8億円から9億円台になると見ています。さらに、年利5%で借りている借金の元本を来年末までに返す約束になっているので、ポンジ・スキームで「おかわり借金」をしなければNHK党の寿命があと1年ということになっています。
 いずれにしても、2025年の参院選を迎える前に金銭的に枯渇することは間違いなく、この「政治家女子48」というプロジェクトが大成功して億単位の収益を上げられるかがポイントです。なお、このアイドルグループのリーダーはNHK党の荒川区議・夏目亜季です。

ゲロ吐くほどの再生回数なのに、しっかり編集をして出している夏目亜季(引用元リンク

 何でしょうか、ものすごく「678」の予感がします。
 ちなみに、「政治家女子48」のリーダーとして記者会見までしたにもかかわらず、区議会議員とアイドル活動を兼業できるのかという動画は、なんと、4日間で221回しか再生されていません。「678」でもなかった!


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