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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#117)。

先日、海老名市長選と海老名市議選が終わり、市議選に立候補した三宅紀昭さんは当選を果たしたものの、市長選に立候補した立花孝志代表は、得票率5.51%に終わり、供託金が没収されました。現在、NHKから国民を守る党はともかく、立花孝志代表の人気は急降下中で、下手をすると他の候補者が立った方がまだ票を取れるかもしれません。選挙に立候補して、頭の悪いN国信者たち相手に独自のアホアホ講釈をかまし、「さすが天才や!」と思われることが大好きな立花孝志代表にとっては死活問題です。

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N国信者たちは「立花孝志代表の計算通り、海老名市議選に当選した!」とお祭り騒ぎですが、おそらく立花孝志代表の計算は狂い始めています。というのも、立花孝志代表が参議院議員を辞めたのは「選挙に出まくるため」だったのに、あまりに自分に人気が無いので、選挙に立候補すれば立候補するほど供託金を没収されるようになってしまったからです。今回の海老名市長選では、ざっくり250万円くらい使っただろうと言われていて、本当だったらポスター代から選挙カーまで、あらゆる経費が返ってくる計算だったのですが、供託金が没収される上に経費を税金で賄ってもらえないので、議員報酬がなくなり、YouTubeの広告収入がなくなり、約1億円を年利15%で借りている立花孝志代表は、実は、最も懐事情が心配されているオジサンです。しかし、立花孝志代表は今日の今日まで強気な発言を続け、まるで自分が勝ち組にいるかのように振る舞っています。ある時はYouTubeの収入だけで1000万円を超えたと自慢し、生々しく札束を見せつけて、これが俺の能力だと言わんばかり。もし今になって「お金がない」と言い出すことにでもなれば、間違いなく、いろんな人から「だっせぇぇぇwww」と笑わせることになり、立花孝志代表が「ただの無能オジサン」だったことが一瞬にして広まってしまいます。まだN国信者の皆さんからの視聴料が入っているので生活できるのでしょうが、これもこれからはどんどん縮小していくことになるでしょう。立花孝志代表は今、人生の岐路に立たされています。


■ 立花孝志代表、YouTuberを訴えると宣言

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立花孝志代表が、えらてん(えらいてんちょう)さん、みずにゃんさん、そして「幸福の科学」の大川隆法総裁の長男である宏洋さんのことを名誉毀損で訴えると言い出しました。事の経緯は、立花孝志代表がマツコ・デラックスさんを提訴するために「マツコ・デラックス被害者の会株式会社」なる会社を立ち上げ、その会社が名誉毀損されたとされる被害者(N国信者)から債権を譲渡してもらって訴えると言い出したので、こういうことは法的に難しいのではないかと指摘したことに始まります。3人のYouTuberたちは「余命三年時事日記」のように、これに参加した人たちが次々に反訴されてしまうリスクがあると指摘しており、立花孝志の呼び掛けに応じるのはリスクがあるので慎重な判断が求められると注意喚起をしていたのです。実は、このような話は現役の弁護士たちからも指摘されており、「こんな裁判を引き受ける弁護士はいるのだろうか」とまで言われています。なのに、この事実を知ってか知らずか、人気YouTuberたちに「気を付けろ」と言われてしまうと参加してくれるN国信者が減ってしまうため、立花孝志代表はYouTuberを訴えると言い出したのです。そもそも立花孝志は「YouTuberは法律の専門家じゃないので信用してはいけない」と言っているのですが、それを言ったらオマエも法律の専門家じゃありません。

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立花孝志としては「訴えるぞ!」と言うことによって、批判するのをやめてもらおうという狙いがあったのだと思いますが、えらてんさんや宏洋さんからは「訴えてこいよ!」と煽られ、立花孝志代表が関わった裁判の連敗記録が暴露されることになってしまいました。その中には立花孝志代表が久保田学議員をそそのかして訴えた末に、裁判そのものが違法だとして「原告が被告に78万5600円を支払え」という判決になってしまった僕との裁判も含まれていました。ちなみに、僕との裁判では久保田学議員のみならず、立花孝志代表もスラップ裁判には無関係ではないことが判決文に盛り込まれているので、立花孝志代表はこれからどんな裁判をやっても「それってスラップ裁判なんじゃ?」と疑われることになります。政治家を批判できなくなったら民主主義は終わりなので、YouTuberを訴えたところで、逆に反訴されてお金を取られるだけです。「既得権益をぶっ壊す」などと大きなことを言っておきながら、実際にぶっ壊すのは巨大な既得権益ではなく、個人で活動しているYouTuber。意気揚々と「一番弱い二瓶文徳をぶっ壊す」と言っていた時には、脅迫罪で書類送検されることになり、和解を求めて中央区議会に乗り込んだ末に「二瓶君も立派になって嬉しい」などとワケのわからないことを言い出す始末です。N国信者は気づいていませんが、ザコレベルで言ったら「二瓶文徳>>>立花孝志」になっているのに、「立花さん、それ、やめた方がええで!」と指摘しているYouTuberを訴えると脅しているので、どんだけダサいんだという話です。デヴィ夫人や東国原英夫さんを小物扱いし、当時、「小物は相手にしない」と豪語していた立花孝志代表ですが、目下のところ、相手にしようとしているのが個人で活動するYouTuber。スケールがどんどん小さくなっています。


■ マツコ・デラックスさんの訴訟にはリスクがある

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極論、マツコ・デラックスさんを訴えた結果、反訴されてマツコ・デラックスさんにお金を払わないといけなくなるのはN国信者の皆さんであり、どうしてN国信者になってしまったのかと言ったら、情弱な上に猛烈なアホだからなので、そういう人たちを助けてあげる義理は微塵もないのですが、それでも僕は優しいので、ボランティアのつもりで書いておきたいと思います。N国信者の皆さんがマツコ・デラックスさんの訴訟に参加するのは、逆にお金を払わなければならないリスクがあります。N国信者の中には「自分がお金を払うことで立花孝志先生の目的が実現するなら、自分、マツコ裁判に参加します! NHKをぶっ壊~す!」と言ってしまう脳味噌アハアハのN国信者もいると思うので、そういう人たちは救えないと思うのですが、最近になって立花孝志は天才らしいという話を始めてしまったようなライトなN国信者の皆さんは、そんなお金があったら数年はNHKが見放題になるくらいのお金をマツコ・デラックスさんに意味なく払うことになりますので、覚悟した方がよろしいです。マツコ・デラックスさんはたくさんお金を持っていらっしゃるでしょうから、N国信者が支払う慰謝料なんて鼻クソみたいなものだと思いますが、N国信者の皆さんにとっては大金だと思うので、立花孝志代表の口車に載せられて裁判を起こすなんて、痛い結果にしかならないのですから、やめておいた方が身のためです。

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もし本当にマツコ・デラックスさんに名誉を傷つけられたと思っている脳味噌沸き沸きボーイズがいるのであれば、シンプルにマツコ・デラックスさんを訴えればいいのだと思いますが、なぜ立花孝志代表はマツコ・デラックスさんをそんなに訴えたいのか。弁護士資格を持たない立花孝志にとって、これは選挙に代わる新たなビジネスだと思います。マツコ・デラックスさんを訴えるのはあくまでテストであり、本当に作りたいのは「NHK被害者の会株式会社」ではないかと思うのです。NHKの集金人の被害を受けたという人たちから債権を譲渡してもらい、代わりにNHKを訴えて裁判をする。裁判で勝つことを前提とするならば、集団訴訟にかかる管理費や仲介費を徴収する新しいビジネスに挑戦したいのでしょう。しかし、このビジネスは少なくとも立花孝志代表がやってうまくいくものではないということだけは断言しておきたいと思います。理由はものすごくシンプルです。

1.頭が悪いので、裁判に勝てない。
2.頭が悪いので、反訴されるリスクを考えない。
3.頭が悪いので、想定しているスケールがデカい。

ホリエモン先生も選挙戦略のプロではないので、立花孝志代表の作戦を聞いて「頭が良すぎてヤバい」と言ったそうですが、せっかくなので、この斬新すぎるビジネスモデルをホリエモン先生に話してみてはどうでしょうか。マツコ・デラックスさんの裁判で言うなら、そもそも「マツコ・デラックス被害者の会株式会社」などという名誉棄損の塊みたいなネーミングの会社を立ち上げ、過去には「マツコを叩いたおかげでこんなにお金を稼げた」と札束を見せるぐらい下品なことをしているのに、それで反訴されないと考えている方が頭がおかしいし、何よりこの会社がどのように収益を上げるつもりなのかって、裁判で勝訴したお金を配当金として渡すビジネスをしようとしているのではないかと推測します。


■ 立花孝志代表が桜井市長選に出馬表明

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11月17日告示、11月24日投開票の桜井市長選が、なんと、現職しか立候補しない無投票当選になりそうだったため、一騎打ちの勝負になるのであれば、今度こそ供託金が没収されないはずだと踏んで、桜井市長選に立候補することになりました。どうやら桜井市に入るのは初日の17日だけで、残りはNHKの会長の家の前で「抗議活動」という名の迷惑行為をやるそうです。これはもう完全にテロ集団だと言っても過言ではありません。渋谷にあるNHKの本社前でデモ行為をするのであれば、周辺に代々木公園もありますし、まだ迷惑感は薄いですが、完全にプライベートな個人宅前に行って抗議活動をすると言っているのですから、完全に脳味噌が沸いている以外のナニモノでもありません。こんなアホを放置してはいけません。


■ 我孫子市・桶川市・大田原市でN国警戒

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現在、11月10日告示・17日投開票の我孫子市議選、桶川市議選、大田原市議選でNHKから国民を守る党の候補者がやってきています。我孫子市は想像以上にライバル候補が弱く、駅前で精力的に活動しているため、当選の可能性が高まっています。桶川市はN国信者がそれほど多い土地ではないことに加え、町田紀光さんをサポートする体制が弱く、効果的な選挙戦略は展開できていないものの、5人しか落選しない選挙となっているため、油断はできません。大田原市の情勢はこれから取材して判断します。街のために仕事をしないカルト政治団体の議員を誕生させないように、ぜひ投票したくなるような魅力的な議員を探していただきたいと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

先日、我孫子市長選を取材していたら、とある候補者から「もうN国は取材したの?」と聞かれました。「いつも取材してます」と言ったら、「そんなふうにカメラを持って取材するとカラまれちゃったり、私人逮捕されちゃったりするらしいから、気を付けてね」と声をかけられたのですが、カラまれたこともあるし、一緒に行った記者が私人逮捕されたこともあるし、なんならスラップ裁判されたこともあるもんで、ゴリゴリの最前線にいるのが僕だということを知ってほしいものです。戦場カメラマンと違い、飛んでくるものはせいぜい大橋昌信センセイの臭いツバぐらいなので、戦場カメラマンほど気合いが入っている必要はないものの、ウザガラみされることは覚悟の上です。別の候補者は「駅前で活動しようと思ったけど、N国の人が4人ぐらいいたので場所を移動した」と話していました。桶川市議選では駅前でマイクを使って演説しようとしていた候補が、NHKから国民を守る党がテープを流しているせいで、演説を断念して帰ってしまいました。「そのテープを止めてくれ」と言えば解決する話なのかもしれませんが、下手にお願いしに行って、カメラで撮影されて顔をネットに晒されても困るし、選挙妨害だと言われてマイナスプロモーションをされたら困るので、みんな、NHKから国民を守る党の候補がいると、近づかずに帰っていくのです。こうして通常は駅前の一等地を各候補者で譲り合ってフェアに使うものになっているのですが、そこにNHKから国民を守る党がやって来ると、他の候補が退散していくという、まるで暴力団のような扱いになっています。「NHKの集金人はヤクザのようだ」と主張しているNHKから国民を守る党こそ、みんなからヤクザだと思われているというわけです。どこまでもモラルのないNHKから国民を守る党に投票してはいけません。

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