【選挙ウォッチャー】 さくら市議選2022・分析レポート。
11月6日告示、11月13日投票で、栃木県の「さくら市」で市議選が行われました。千葉県にも「佐倉市」がありますが、栃木県は平仮名表記です。
今回は定数18に対して20人が立候補したため、2人が落選する選挙となりました。ここには共産党が存在しませんので、政党に所属している人は公明党1人だけです。コロナ禍ということもあり、本当だったら居酒屋で話を聞くぐらいのことをしたいところですが、市内をひたすら車で彷徨うような選挙取材となりました。
この選挙を取材する頃から、とうとう新型コロナウイルスの「第8波」が顕著になってきました。今年の初めは、まだ確固たる新型コロナウイルス対策が確立されていなかったため、当時なら取材中止になっていたことと思いますが、現在は、感染予防のテクニックが向上したため、さくら市にも積極的に取材に行っております。
■ いよいよ第8波が顕著になってしまった
グラフを見れば一目瞭然ですが、再び新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にあります。今はまだ入院できる状態にありますが、僕が住んでいる東葛地区は早くも病床使用率が70%を超える状態になっていて、また入院できない状態になってしまうのは時間の問題です。
今後の環境的な要因を考えると、感染はさらに拡大する可能性が高いと予想されています。かつては感染者が出たら学級閉鎖にするぐらいの厳しい措置が取られていましたが、生徒にPCR検査で安全確認をするわけでもなく休校措置が取られないのが日本です。人との関係を断つことこそ感染を断つ第一歩なので、本当は念のために学級閉鎖するぐらいがちょうどいいはずなのですが、そんなことにはなりません。さらに、週末は観光客がたくさん出回るようになっています。観光支援事業はそのまま維持した状態で、岸田政権は意地でも飲食店に補償を出さないでしょう。海外からの団体ツアー客も受け入れる状態になりましたし、入国時のPCR検査や抗原検査までやめてしまいましたので、日本に変異株が入り放題で、余計に対策が難しくなっています。今年はイルミネーションなど、人が集まる催しが復活する傾向にあって、そのくせ岸田政権は「屋外ではマスクを外して良い」というアナウンスをしていることに加え、「参政党」などの反マスク政党が躍進したことにより、どんどんマスクをしない人が増える傾向にあります。
寒くなり、換気ができなくなりつつある北海道では、早くも新規感染者数が第7波のピークを超える状態にあり、そこに来て、12月になると忘年会などの飲み会シーズンに突入し、今年はクリスマスイブが土曜日、クリスマスが日曜日という最悪のカレンダーであるため、12月23日の金曜日が仕事納めになる可能性が高いです。ちょうど冬のボーナスシーズンとも重なるため、とてつもなくヒャッハーすることが予想されます。そうなると、ちょうど年末年始に感染の大爆発が起こり、年末年始が大変危険です。
一方で、僕たちにできることは、それほど多くありません。オミクロン株対応の2価ワクチンが多少の効力を発揮する可能性はありますが、副反応が深刻であるとの報告もあり、感度の鈍い高齢者はともかく、若い世代にとってはベネフィットをリスクが上回る可能性があります。なので、高機能マスクの着用、オフィスなどではHEPAフィルターを使った空気清浄機の活用を推進するとともに、ワクチンよりも効果が高いとされる「鼻うがい」の推奨などで、可能な限りの感染症対策をするしかありません。
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