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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#196)。

8月23日には箕面市長選と箕面市議選が行われますが、さっそくNHKから国民を守る党がトラブルを起こしています。今日まで3期12年にわたって箕面市長を務め、4期目を目指さずに身を引くことになった倉田哲郎さんが、突然、このようなツイートをして話題になりました。

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NHKから国民を守る党の推薦で立候補している服部修が「倉田市政をしっかり継承!」というキャッチフレーズを採用しているのですが、倉田哲郎さんとしては面識もないし、いろんな人から問い合わせを受けるようになっていて迷惑だというのです。通常、このようなキャッチコピーが採用されている人というのは、現職から後継指名を受けていて、現職から既に公約などを引き継いでいる人なのですが、服部修をはじめ、NHKから国民を守る党の党員たちは、常識も礼節も持ち合わせていないので、何の面識もないくせに勝手に「継承」を宣言してしまうのです。これでは誤解をして投票してしまう人が生まれてしまいます。もちろん、倉田哲郎さんは服部修なんかを後継指名していないし、倉田哲郎さんが考える政策を伝えているわけでもありませんので、SNSで説明することになったのですが、これにはN国信者たちが「秘書には説明しているはずだ!」と反論し始めています。

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しかし、事の真相を突き詰めていくと、服部修は倉田哲郎さんの秘書に「継承したいから明日にでも倉田哲郎さんに会いに行く」と伝えたそうなのですが、倉田哲郎さんだって暇ではないので、秘書から適当な感じであしらわれたのだと思います。結局、服部修が倉田哲郎さんに会うことは叶わず、伝えようと思ったけど伝えられなかったということで、勝手に「倉田市政を継承する」と書かざるを得なかったというロジックなのです。もはや服部修がどれだけ仕事のできない、社会的な常識の欠落した人間であるかを示していると思います。もともとはミュージシャンだというので、もし小室哲哉のように音楽の才能に溢れまくっていれば、どれだけ社会的な常識が欠落していようとも求められることはあるのかもしれませんが、政治家がそれでは困るのです。服部修が言っていることは、ミッキーマウスのTシャツを作りたいと思ってディズニー社に電話をかけたけど、商談の日程が取れず、勝手にTシャツを売ることにしたというのと同じです。こんなもの、何も教えていない社会人1年目の子でもヤバいと分かるはずです。なのに、このあたりの常識がなく、なんなら「市長が悪い!」とメンションを送ってしまうのがN国信者なのです。僕はこれを「反知性派カルト集団」と呼んでいます。ということで、箕面市の皆さん、NHKから国民を守る党なんかに投票してはいけません。


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