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【選挙ウォッチャー】 川越市議補選2021・分析レポート。

1月17日告示、1月24日投開票で、川越市議補選が行われました。これは川目武彦さんが市長選に立候補するにあたり、議席の空白を埋めるための選挙であり、立候補したのは2名。前回の川越市議選で、わずか17票差で辛酸をなめ、次点で落選してしまった荻窪利充さんと、今回新たに立候補してきた介護職禁の倉島真史さんとの戦いでした。市長選の方はしっかり吟味すると思うのですが、ぶっちゃけた話、市議補選の方はどちらに投票したらいいのかがわかりません。一応、選挙公報を読んでも「コレだ!」という決め手になるものはないかもしれません。だからこそ、今回の市議補選の結果は相当面白いと言えます。明らかに自民党に対して逆風が吹いています。

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荻窪 利充 52 元 自民党
倉島 真史 41 新 現職市長支持

川越市は、埼玉7区にあたるエリアで、選出されているのは自民党の神山佐一さんです。政権交代の起こった2009年は民主党の小宮山泰子さんが勝利していますが、2012年以降はすべて自民党の神山佐一さんが勝っています。ただし、自民党の神山佐一さんと民主党(2017年は希望の党)の小宮山泰子さんの間に、ひっくり返せないような差があるかと言ったら、それは「ない」です。2012年、14年、17年と、いずれも比例復活を遂げており、自民党と民主党系の間に大きな差がない。ということは、小選挙区でひっくり返される可能性がゼロではないということになります。その点をしっかり踏まえていただいた上で、この先のレポートを読んでいただくと面白いかもしれません。


■ 2023年の川越市議選は「N国警報発令中」

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お金がないので、とうとう籠池夫妻に「寄付したお金を返せ」と言い始めた立花孝志率いるNHKから自国民を守る党。いつもだったら知名度アップのために、市長選や市議補選に立候補し、当選しなくても知名度アップを図るところなのですが、たった30万円の供託金すら惜しくなってしまっているので、今回の川越市議補選には候補者を擁立しませんでした。しかし、2023年の統一地方選のスケジュールで行われる川越市議選には、もともと小金井市議選に立候補する予定だった小島糾史という男が立候補する計画になっています。小金井市は、立花孝志が市長選に立候補し、わずか678票しか取れないという悲惨な結果に終わった自治体なのですが、この結果を受けて「小金井市では勝てない」と判断。ナメられたことに「川越市なら勝てるだろう」ということで、2023年の川越市議選には、「NHKから国民を守る党」から小島糾史が立候補してくる予定です。川越市は、今より勢いのあった2019年の市議選で落選に導いているので、当時よりも勢いがない今のNHKから国民を守る党が勝てるとは思えないのですが、もしかすると立候補者が少ないかもしれませんし、何が起こるか分からないので、なるべく多くの方に「カルトが出てくる」ということは知っておいていただきたいと思うのです。僕は2017年からレポートを書き始めているので、だいぶ前からNHKから国民を守る党がヤバいということは伝えてきたはずなのですが、僕の声がまったく届かず、年間1億6000万円以上の税金が立花孝志に自由に使われてしまっている現状があります。こんなカルトに払う税金なんてあるはずないのですが、当時、多くの人がこいつらに騙されてしまったのです。だから、今のうちから一人でも多くの皆さんに、もし川越市議選にカルトが出てきても、絶対に投票しないように気を付けていただきたいと思わずにはいられません。よろしくお願いします!


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