【選挙ウォッチャー】 多摩市議補選2022・分析レポート。
4月3日告示、4月10日投票で、多摩市議補選が行われました。
市議の遠藤千尋さんが多摩市長選に立候補するために辞職したことが理由で、欠員1に対して4人が立候補する大激戦。なお、多摩市議選は統一地方選のスケジュールで行われますので、任期は約1年ほどとなります。もしここで落選しても、1年後の本選で勝つために「名前を覚えてもらう」という効果も期待できるため、もし本気で市議選を狙うのであれば、なるべく立候補しておいた方が良いのではないかという選挙です。
おそらく、そこそこ勝負になりそうなのは自民党の石山弘明さんと、共産党の上杉直さんぐらいでしょう。特に、40歳の二木正和さんは選挙事務所の登録もなく、志一つで立候補している予感がします。市議になるために仕事を辞めて「無職」というパターンもあろうかと思いますが、下手をするとガチのパターンかもしれません。三井健さんは、特に組織の後ろ盾もないまま、家族で戦っていました。なので、実質的には自民党と共産党の一騎打ちとなっています。
■ 二木正和候補の主張
二木正和さんは、だいぶパチキレている候補です。ポスターのインパクトを狙っているのか、それともガチなのか。「教育と福祉」をキャッチフレーズにしていますが、子どもの能力に応じて、お金の心配をすることなく教育を受けられるようにすること。さらに、趣味がアニメ鑑賞であることを生かし、多摩市がサンリオの聖地であるように、他のアニメでも聖地になるように頑張っていくと語っていました。
今回の多摩市議補選は水曜日に取材をしましたが、選挙が始まって3日ほど経っているのに、駅前などの主要なスポットはポスターが貼られているものの、市内すべてに貼ってあるわけではなかったので、かなり厳しい戦いが予想されました。
さらに、4候補の中で唯一、選挙事務所がない候補だったため、会うこともできませんでした。多摩市議選のハードルはなかなか高いと思うので、今後も市議として活躍するのは難しいでしょう。
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