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【選挙ウォッチャー】 久喜市長選2022・分析レポート。

 4月10日告示、4月17日投票で、埼玉県の久喜市議選が行われ、現職と新人2人の戦いになりました。久喜市は、市民プロランナーとして知られる川内優輝さんの出身地で、毎年、「久喜マラソン」が開催されるようになるなど、「マラソン(ランニング)の街」になりつつあります。
 久喜市は、都内に電車1本で行けるほか、のどかな街並みと大型ショッピングセンターがあり、かなりポテンシャルの高い街です。ここに「ランニング」などの健康的に暮らせる文化が加われば、ますます魅力が増すことは間違いなく、政治が素晴らしければ住んでも良いレベルです。

梅田 修一 47 現 無所属(和田政宗と仲良し)
井上 忠昭 52 新 無所属(自民系)
渡辺 優  69 新 無所属(独立系)

 たまにやってしまうのですが、選挙ボードの写真を撮り忘れました。選挙ボードの前に駐車している車が邪魔すぎて、ムカついてしまい、大切な写真を撮り忘れる失態です。しかし、こんなこともあろうかとYouTubeの撮影は忘れていませんでしたので、バックアップはできていました。
 自分への戒めのために、バックアップ用のYouTubeから取って来た画像は10円の付加価値がないと定め、お値段をお安めに仕上げたいと思います。


■ 渡辺優候補の主張

 渡辺優さんは「久喜を取り戻す」をキャッチフレーズにしていたオジサンです。東北新幹線の「久喜駅」を誘致すると言い出し、市役所に感染症対策室を設置、公共施設の合理化削減反対、失われた医療施設の誘致、女性の社会地位向上などを公約に掲げていました。
 その主張は全体的にリベラルっぽいのですが、新幹線を「久喜駅」に止めるというのは、だいぶ頭が悪いです。なにしろ、東北新幹線や上越新幹線のハブ駅になっている大宮駅までは、東北本線で21分です。すぐ近くに大宮駅があるのに、わざわざ「久喜駅」を作る意味は何でしょうか。大宮と小山の間に駅を作ることに何の意味があるのか。この時点でだいぶヤバめの人だと自己紹介しているようなものです。

渡辺優さんの選挙公報は、文字が縦に並んでいるだけでデザイン性なし

 渡辺優さんが登録していた選挙事務所の住所に行ってみたのですが、完全なる廃墟で、支持者が集う場所にはなっていませんでした。なので、勝負になっていないだろうと判断し、会いに行くのを諦めました。今回の久喜市長選は、実質的に現職の梅田修一さんと井上忠昭さんの一騎打ちです。


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