【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#315)。
先日、尊師・立花孝志を崇め、熱烈なN国信者として活動していたことのある「国民主権党」の平塚正幸が、女子中学生を妊娠・出産させたというニュースが流されたのですが、急に立花孝志が「平塚正幸は無関係」と言い出すようになりました。
無関係も何も、2019年の参院選の時に千葉県選挙区の公認候補として平塚正幸を擁立したのは尊師・立花孝志ですし、平塚正幸を擁立するために千葉県選挙区から立候補する予定だった坂本雅彦を岐阜県選挙区に移動させたぐらいです。しかも、平塚正幸は当時、政見放送で女子中学生を2年間監禁して逮捕された「寺内樺風は相思相愛なのに逮捕された」とも語っていました。当時からロリコンの片鱗は見えていたのです。
そんなヤバい奴を堂々と立候補させ、しかも、自由に政見放送を垂れ流していたわけですから、尊師・立花孝志の罪は非常に重く、まさに今、「国民主権党」なるカルト政治団体が出来上がり、こうして活動しているのは、やはり尊師・立花孝志の影響が非常に大きいのです。
この本が一部で高く評価されているのは、日本で「反知性主義」のカルト政党が勢力を拡大する礎を築いたのが「NHKから国民を守る党」であることを、きちんと書いているからです。『チダイズム』とは異なり、真面目な文体で書かれていますが、こちらはこちらで読んでいただきたいと思っております。
さて、このゴールデンウィーク中に、綾野剛さんに対する名誉毀損の証拠資料のまとめを終わらせようと思っておりますので、今日もしっかり検証したいと思います。
■ 立花孝志と福永活也のアホアホ対談
尊師・立花孝志は、なぜ真偽不明の噂話をこんなに大々的に拡散しているのか。詳しくは僕の著書にも書いてありますが、立花孝志は「まずは噂話をYouTubeで流し、名誉毀損で裁判をされて負けたら、それが事実無根として証明されるのだから、それでいい」と考えているからです。
こんなアホなロジックで生きているのは、世界でも立花孝志くらいしかいないのではないかと思いますが、こうやって立花孝志は渡辺慎吾さんや菅野完さんに対して事実無根のデマを流し、裁判で負け、名誉毀損で損害賠償金を払っています。それぞれ30万円程度ではありますが、立花孝志はこんなことを繰り返して生きているのです。クソ人間です。
そもそも何かの信用があるわけでもない「ガーシー」とかいうオッサンのことを、いちいち信じてしまうアホの層というのは、そんなに多くはありません。誰と誰が付き合っていただの、誰と誰がエッチをしただの、その手の話にいちいち心をときめかせてしまう人はいるでしょう。本当は誰々の性格が悪いとか、誰々がこっそり何をしているとか、そういう噂話の真相を知りたいと思う気持ちはわかります。しかし、いくらテレビに出演しているからといって、それらすべてを検証しなければならないわけではないし、誰かの根も葉もない噂話を「国政政党の党首」という立場の人間が大きな声で話した上で、「文句があるなら訴えてこい」と言い放ち、その上で「警告書」が届いたら、「法廷で決着をつけよう」と言って、訴えられてもいないうちから自分で裁判を仕掛け、今まで以上に大きな声で噂話を語り出してしまうのですから、こんなに頭の悪い奴も滅多にいないのです。
弁護士の福永活也と尊師・立花孝志は、事務所側の対応を「悪手」だと言って批判していますが、すべてはテメエらの匙加減であり、事実無根の噂話を流布され、名誉を毀損されていると抗議することに「悪手」も何もあったもんじゃありません。
この態度はすなわち、自分たちは「名誉毀損されているんですけど」と抗議をされても、それを止めるどころか、火に油を注いで大きくしてやろうとする悪質な人間たちであることをアピールしているようなものです。実際にそうなっていますし。
そして、警告書を送ってきたから自分たちに提訴するチャンスを与え、綾野剛さんを「綾野剛被告」と呼べると言っていて、例として森友学園の籠池泰典理事長も「籠池被告」と呼ばれていると主張。しかし、籠池泰典氏がそう呼ばれているのは「刑事被告人」だからであって、そういう意味では立花孝志も不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの刑事事件で罪に問われていたので「立花孝志被告」でした。しかし、綾野剛さんは何一つ刑事的な罪を犯していないので「綾野剛被告」は名誉毀損になり得ると思います。
ちなみに、立花孝志は「被告」と「被告人」は異なるという認識をしています。しかし、一般の人には違いがわからないから、悪いイメージを与えるために「綾野剛被告」と呼んでいることを自分からゲロっています。
自信満々に「綾野剛被告と呼んでいい」と主張する立花孝志に、「いいのかな?」みたいな感じで、「まあ、そうっすね、被告…」と言いながら天を見つめる福永活也。
そりゃそうです。名前の後に「被告」と付く人は、「刑事被告人」になっている人に限るので、そんなことを言ったら、世の中、離婚に向けた裁判も含め、「被告」になっている人はたくさんいると思いますが、いちいち名前の後に「被告」と呼んだりはしません。
ただ、「立花孝志被告」は、立花孝志が不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪で懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の1審判決が出ている「刑事被告人」としての「被告」なので、それは成立します。
そして、隣にいる裁判で連戦連敗の福永活也もマヌケなので、こんなことを言ってしまいます。
まず、立花孝志も福永活也も「芸能事務所はなるべく裁判を避ける」という認識はあったようです。だから、いきなり提訴するのではなく、動画を下げてくれるのであれば穏便に済ませる可能性があるという「含み」を持たせて「警告書」を出しているのですが、「警告書」の時点で「裁判することが前提になっている」と考えるのは、アホの立花孝志の被害妄想です。
しかも、非常に悪質なのは「裁判を抱えているだけで腫物として扱われてしまう可能性がある」ということを認識した上で、名誉毀損されている綾野剛さんからではなく、立花孝志の方から裁判を起こしていることです。「刑事でも民事でも被告になるだけでイメージが悪い」ということを認識した上で、被害者であるはずの綾野剛さんを「被告」として、あえて綾野剛さんが被告になるように、自分たちから裁判を起こしているので、余計にタチが悪いと言えます。
ちなみに、代理人を務める福永活也弁護士は、ここで「『被告』という言葉の使い方次第では名誉毀損になり得る」という認識を示しており、この動画のタイトルは「綾野剛が被告になります」ですし、この動画の中でも立花孝志は何度も「綾野剛被告」と表現しているので、この動画そのものが名誉毀損に問われてもおかしくないという矛盾をはらんでいます。
この後、尊師・立花孝志は、今回の裁判の目的が「綾野剛さんに真実を語らせたい」というクソみたいな動機であることをゲロります。立花孝志は拡散している情報が事実無根であると警告されていることを認識した上で、このように述べています。
もう、このシーンだけで分かると思いますが、立花孝志は「まっとうな日常生活を送れないほどのバカ」です。本当は、こんなことをいちいち説明する必要もありませんが、どうして立花孝志に警告書を送るのが綾野剛さん本人ではなく、綾野剛さんの所属事務所なのかって、本人の代わりにマネジメントをするのが「芸能プロダクションの仕事だから」です。
どうして綾野剛さんではなく、綾野剛さんの事務所が警告書を送ってきたのかについては、国民の99.9%の人が説明しなくても分かります。分からないくらいのバカは立花孝志ぐらいなので、ここで代わりに説明してやりましょう。オマエみたいなバカにカラまれた時の面倒臭い作業は、一切合切すべて芸能プロダクションが引き受けます。それが「マネジメント契約」であり、それで芸能事務所は所属する俳優やタレントのギャラの一部をいただき、運営しています。オマエみたいなカスの相手は、もともと芸能事務所の仕事なのです。わかったら、とっとと訴状を引っ込めろ、カス!
そりゃ綾野剛さんの名誉が毀損される根も葉もない噂話をこれだけ大きな声で話されては、「立花、何とかせぇ!」となるに決まっています。このアホに至っては政見放送でも語っているので、とんでもないことになっています。首を絞めてどうにかなるのでしたら即解決ですが、そうもいかないので困るのでしょう。早く豚箱に入った方がいいのです。
そして、立花孝志のアホは、ずいぶんと調子こいた話をしますが、これも毎度のことです。立花孝志の脳内変換によって、まるで自分がマウンティングできている気になっていますが、現実はまったくそうではありません。
尊師・立花孝志の脳内には、春のお花がめいっぱい咲いているので、この構図を理解できないのでしょうけど、立花孝志に大重鎮の社長様が「何とかせぇ!」と言っていると告げてきた人は、社長様のために働き、わざわざ立花孝志に「社長もやめてくれと言うてるので、やめてもらえませんか?」と交渉にやって来た社長軍団です。つまり、立花孝志のために情報をリークしに来たのではなく、「テメエのせいで社長様が困っているので、やめてつかぁさい!」と言いに来ただけ。見捨てられているどころか、非常に忠誠心の高い人がいるという社長の人望100%です。
だいたい、これだけ大所帯の芸能事務所を経営しているのです。人望が薄いはずがありません。そんなことより、テメエの政党を心配した方がいいのではないでしょうか。なにしろ、春日部市議選にあれだけ資金を投入しておきながら、ろくすっぽ票を取れなかったことにN国党員もN国信者もショックを受けており、尊師を尊師として崇める人が猛烈に少なくなってきているのですから、参院選が終わった頃にはバラバラになるという予測です。
しまいには、御年74歳だか75歳だかの重鎮の大社長様に、ガーシーが女の子を宛てがった話を暴露すると言い出した立花孝志。この時点で、かなり怪しいことに気づかない立花孝志は、ホームラン級のアホです。30代や40代のイケイケの社長に紹介したというなら話はわかります。御年74歳だか75歳の重鎮の大社長様にエッチできる美女を宛てがったという話をしているのです。こんなことを言ったら失礼ですが、持て余すだろ!
現在54歳の立花孝志ですら、元幹事長の上杉隆から会社をプレゼントされていたナースコスプレの女に、いろんな勃起薬の効果を体験談で語っていたくらいです。今さら20年前や30年前に紹介したって話をされても困るし、俳優でもないプロダクションの社長の女性関係を暴露されても、「ネタ切れか?」としか思いません。ようこんな話を信じますわ!
ちなみに、立花孝志にはビジネスで成功した経験はありません。プロダクションを経営したこともありません。アホのN国党員をマネジメントしているつもりなのかは知りませんが、「カルト集団」を作っただけではマネジメントとは言いません。にもかかわらず、長年、芸能界で生きてきた重鎮に対して、会ったこともないのに、こんなことを言っていました。
アホのN国信者たちは、こういう立花孝志の言動一つ一つに騙されているのですが、まず立花孝志は、トライストーンの重鎮社長に一度も会ったことがありません。一度も会ったことがない重鎮社長を一方的に「マタさん」と呼び、「連絡くれたら会いますよ」と上から目線。おい、立花! 社会的地位はオマエの方が圧倒的に下だぞ!
これはもうブヒブヒ言っているキモオタがYouTubeを撮影し、「浜辺美波ちゃんと会いたいんですよ。よかったら連絡くれたら、僕、会いますよ。浜辺美波ちゃんにはプライベートを充実させてもらって、もっと女優として活躍してほしいんですよ」と呼び掛けているようなものです。血迷ったアホが起きているのに寝言を言ってしまう病気にかかったとしか思われないでしょう。あげく「ミーちゃん」呼ばわりなのですから、重症です。
立花孝志とかいうアホをこじらせた迷惑系YouTuberに、令和の事務所運営とか言われる筋合いはありません。とことんイカれているとしか思えないのに、これでもまだ立花孝志を「尊師」として崇めているN国信者がいることにビックリします。
さて、ぼちぼち長くなりましたので、最後に尊師・立花孝志が「なぜガーシーという暴露系YouTuberのことを信頼できるのか」について語っていますので、どうして綾野剛さんの噂が「真実」だと思ったのか、その根拠について、まとめておきましょう。
アホの言っていることがあまりに支離滅裂なので、まったく説明になっていないと思いますが、主に3つです。(ただし、そのうちの1つは時系列が一昨日になっているので、裁判上は2つになる。)
芸能人との交遊関係が広かったという「ガーシー」というオッサンが、田村淳さんと知り合いで、ちょっとした暴露ネタを提供しているから信頼できると豪語する尊師・立花孝志。
ただ、もう一つの根拠の方が衝撃です。吉本興業の反社チェックで「反社ではない」と判断されたから。どんだけ信頼のハードルが低いんだ。そんなことを言ったら、どこぞのアホが「明日、宇宙人が攻めてくる!」と言っても信頼できることになります。
この状態で自分から裁判を起こしているのですから、これを「スラップ裁判」と呼ばずに何と呼ぶのでしょうか。尊師・立花孝志のことは刑事的にも問うていただき、しっかり豚箱に送り込んでほしいものだと思います。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
ということで、立花孝志と福永活也のアホアホコラボ配信を見ていただけで1万文字に近づいてしまいました。あまりにツッコミどころと裁判の証拠になりそうな発言が多すぎたのが原因です。
さて、N国党の最新情報ですが、まず名前が再変更され、「NHK党」になったそうです。もはや「NHK問題を取り組む」ではなく、ただの「NHK大好きオジサン」です。あと、ガーシーこと東谷義和が政見放送に出演することになったそうです。ここでいろいろな暴露をかましてくるのだと思いますが、ますます名誉毀損が増えそうです。そもそも立花孝志は、NHKの集金人と言われる若者を事件に巻き込み、前科者にした実績があります。あの「ガーシー」とかいうオッサンも、立花孝志とともに訴えられて、最終的に借金が増える運命かもしれません。バカがバカ同士、同じ周波数で脳味噌をアハつかせているのが原因とはいえ、これから名誉毀損されるかもしれない芸能人が不憫でなりません。事前に阻止できればいいのですが、まだまだ僕に力が足りません。
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