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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#476)。

 東京都知事選が始まって、まもなく1週間。
 長丁場の選挙戦ではありますが、この間、僕は「選挙ポスター」ばかりを取材しています。というのも、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」のポスター掲示板ショバ代ビジネスで、大量の「やらかし」が発生しているので、取材してまとめるだけで月日が流れてしまうからです。
 今日も「やらかし」の現場から、掲示責任者・立花孝志の「責任」を追及したいと思います。今、炎上を回避するため、また責任を大津綾香党首に流そうとしていますが、そうはいきません。


■ 連結する公選法違反が疑われるポスター

江東区の豊洲にある連結されている公選法違反が疑われるポスター

 選挙ポスターは、それぞれ単独でなければならず、2つ以上のポスターでメッセージが成立してはいけません。これは公職選挙法で定められているルールであり、自称・法律のプロである立花孝志も認識しているはずの事実です。
 ところが、江東区の豊洲ハイライズ南側にあるポスター掲示板では、ガッツリと連結するポスターが貼られており、立花孝志率いる「NHKから国民を守る党」の党員や信者より先に、このポスターの存在に気づき、現場で撮影することに成功したため、しっかりと公職選挙法に違反している瞬間を皆さんにお届けすることに成功しました。
 基本的には人の苗字が書かれていて、森、西田、高橋、岡本、伊藤となっているのですが、それぞれ「西田」「高橋」「岡本」「伊藤」で1つを構成していると考えられるため、明らかに2つ以上のポスターによってメッセージが成立しています。

「森」「森西」「西田」「高橋」という苗字の有権者は、高い確率で存在する

 尊師・立花孝志は、公選法違反になっている瞬間を僕に撮影されてしまったことを受け、「苗字が2つ以上のポスターにまたがっているだけで、何らメッセージではないので問題がない」という独自の解釈をかましていましたが、これをどのようなメッセージと受け取るのかは有権者次第。
 有権者にも「西田さん」「高橋さん」は存在すると思いますが、ピンポイントで名指しされたことが嬉しくて、「それならN国党の候補に入れてやろうか」ということになる可能性だってあります。たくさんの苗字の中から自分を指名してくれる確率。世の中、何を理由に投票するかは分からないからです。

6月28日からは江東区で東京都議補選が行われる予定となっている

 もう一つ重要な指摘をしておかなければなりません。
 6月28日からは江東区で東京都議補選が行われますが、ここに「高橋たくみ」という候補が立候補を予定しています。「高橋」という苗字が東京都知事選のポスター掲示板に貼られており、これが「高橋たくみ」さんの票に影響を及ぼす可能性が出てしまいます。
 もちろん、東京都議補選に立候補する高橋さんとは「まったくの無関係である」ということは書いておかなければなりませんが、関係があると思われても可哀想ですし、非常に問題のあるポスターであることは間違いありません。
 尊師・立花孝志が「懲役2年6ヶ月・執行猶予4年」のため、公選法違反でパクられることを何よりも恐れているため、N国党は出家信者たちがセコセコとサイバーパトロールをしていると思われます。「鳥取ループ」というアホのネトウヨがやらかした時には、投稿から約1時間で尊師の耳に入ったため、即座に対応して、僕の到着よりも先に剥がすことに成功しています。

 これまでに舟橋夢人のやらかし、ポーカー党のやらかしは、公選法に違反している可能性があるとして報じることに成功しましたが、鳥取ループのやらかしは、N国党の出家信者らによるサイバーパトロールの成果で、僕より先に対応できていました。

公選法違反の疑いが指摘されていた柏木公園のポスターは貼り替えられていた

 実は、公選法違反の疑いが指摘されているポスターは1ヶ所ではなく、西新宿の柏木公園の前に設置されている選挙ポスターでも、メッセージが連続していると指摘するSNS上の投稿があり、僕が駆けつけた頃には、とっくに新しいポスターに貼り替わっていました。
 それだけN国党の出家信者らによるサイバーパトロールが機能している証拠なのですが、このサイバーパトロールの目をかいくぐり、まだ気づかれていないと思われる現場に急行し、豊洲ハイライズ南側にあるポスター掲示板は、僕の方が早かったというわけです。

掲示責任者は「立花孝志」となっており、印刷者も「立花孝志」となっている

 さて、複数のポスターにまたがって苗字が書かれ、同姓の有権者たちへのメッセージになり得るし、旧姓だったり、好きな人の苗字がカブっていたりする人たちへのメッセージになり得ると考えられるため、公選法違反の疑いがあると考えられる問題のポスターは、掲示責任者が立花孝志、印刷者も立花孝志となっていました。
 もしかすると、立花孝志は「これは犯人が勝手にやったことで、自分はまったく知らない」と言い逃れをしようとすると思いますが、そもそも不特定多数の人たちにポスター掲示板の場所を買わせ、自由に貼っていいということをすれば、こうなることぐらい最初から分かっていたのではないでしょうか。立花孝志は「問題になれば個別に対応する」と言っていましたが、問題になってから対応するのでは違反を容認することになり、違反にならないような取り組みを怠った責任があると思います。つまり、立花孝志は1日も早くブタ箱で反省してきたらよろしいということです。

苗字を区切ってしまう「!」の存在のせいで、立花孝志に言い訳の余地をなくしてしまった

 意外かもしれませんが、今回、掲示責任者の立花孝志が公選法違反に問われる可能性が出てしまった理由は「!」の存在です。もし「!」が存在せずに、「森」「西」「田」「高」「橋」「岡」「本」「伊」「藤」と並んでいたら、「一つ一つが独立をした漢字1文字である」という強引な言い訳をすることができたかもしれません。
 しかし、「!」があることによって、それぞれが苗字であることを浮き彫りにしています。「西田」「!」「高橋」「!」「岡本」「!」「伊藤」というように、間に「!」が入ることで苗字を構成しているからです。
 ビックリマーク、どうもありがとう。
 僕もポスター掲示板を見た時に「!」となりましたが、ガッツリと公選法違反の疑いのあるポスターを見つけることができ、こうして世間の皆様と警察の皆様に情報を共有することができて、本当によかったです。
 ちなみに、立花孝志が言い訳をしているということは、僕のツイキャスを確認しているということなので、僕にガッツリと「連続するポスター」の証拠を押さえられてしまったその日の夜、立花孝志は深夜に犬を連れて街を徘徊していました。


■ 選挙に拉致被害者を利用するバカ

目黒駅を中心に展開されている、横田めぐみさんの写真が使われているポスター

 N国信者になるような人間は、基本的に「極限のアホ」なので、社会人として、やっていいことと、やってはいけないことの判断がつきません。とりあえず「愛国心があるっぽいことを言っておけばOK」みたいなところがあるので、例えば、「北朝鮮の拉致被害者を奪還せよ!」みたいなことを、やたらと言いたがる傾向にあります。
 拉致被害者は拉致被害者で問題であり、こうしている今もどんどん年を取っていくと思いますので、とにかく早期に解決することが求められる問題ですが、僕は個人的に「アホのネトウヨは黙ってろ!」と思うようになりました。バカで無能な人間どもが関わると、「拉致被害者を日本に返す」という目的からどんどん離れてしまうからです。取り戻すどころか、余計に帰ってこなくなるようなことをやらかすぐらいだったら、何もしない方がマシであると言わずにはいられません。

横田めぐみさんの写真を勝手にポスター掲示板に使っているとみられるN国党

 当たり前の話ですが、横田めぐみさんは選挙に立候補していません。ポスターには、横田めぐみさんの母・早紀江さんの言葉が載っていますが、これもまたN国党のポスターに掲載するために寄せたものではありません。
 このポスターは、もともと「政府・拉致問題対策本部」が作ったものをそのまま転用しているものだと思いますが、もちろん、これを貼る許可を取っているとは思えませんので、深刻な著作権侵害となっている可能性があります。そして、このポスターもまた掲示責任者は立花孝志となっています。
 おそらく「政府・拉致問題対策本部」は、このポスターが勝手に使用されていることについては、たくさんの問い合わせが殺到したとみられ、既に把握しています。また、警察にも多数の問い合わせがあったようで、こちらも把握済となっています。

拉致問題に関する情報提供を求める問い合わせ先が勝手に明記されている

 このポスターは、もともと協力者らに配られ、どういうところに貼るのかが決まっていたと思いますが、東京都知事選のポスター掲示板に貼られることはまったく想定していなかったのではないでしょうか。このポスターを勝手に貼ったことで、拉致問題対策本部に迷惑がかかっていますし、このように東京都知事を決める選挙で貼られても、人々が眉をしかめるだけで、拉致問題の解決にプラスになるどころか、拉致問題に「胡散臭さ」を感じるようになってしまうのではないでしょうか。完全なるマイナスプロモーションです。
 N国信者になるような「極限のバカ」にして「極限の無能」は、目的を達成するためにプラスになるようなことはせず、むしろマイナスになるようなことをするので、社会人としては完全に終わっています。僕のプロジェクトを手伝いたいと申し出られましても、プラスになるどころか、マイナスになってしまうので、絶対にお断りするというジャンルの人間たちです。
 こうなってしまうと、「拉致被害者の方々にとって不利益になりかねないポスターを誰が貼ったのか!」となるわけですが、「極限のバカ」「極限の無能」なので、しっかりと「俺でーす!」をやっています。

立候補しているわけでもないのに、しっかり自分の顔写真を貼る「極限のアホ」の川端慎二

 先日の目黒区議補選に立候補し、公金チューチューをしていた川端慎二。
 この男は、大津綾香党首の住んでいる家の間取りをネットに晒す、超気持ち悪いオジサンです。当時は、立花孝志が大津綾香党首に11億円の借金だけを被せようとして失敗し、「つばさの党」の黒川敦彦から攻撃されるようになっていました。

 過去最高のハート数を稼ぎ出した名作記事は、この川端慎二の応援演説に尊師・立花孝志がやってきたことで生まれていますが、これを見ると、立花孝志や出家信者らが、いかにバカで無能なのかが、よく分かるのではないかと思います。
 いずれにしても、もし本当に「拉致問題を解決したい」と考えているのであれば、少なからず、何かしらの許可の一つも取っているでしょうし、そもそも東京都知事選の掲示板を汚すようなことはしないと思います。どうしてこのようなことが起こるかと言えば、「ただのファッションで、これをやっているから」だということになろうかと思います。これが「ネトウヨ」であり、極限の無能の「N国信者」なのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 今回の東京都知事選は、「NHKから国民を守る党」のカルト性が存分に伝わる選挙になっているのではないかと思います。特に、大津綾香党首に対するストーカー行為は常軌を逸しており、子どもたちにも悪影響を及ぼすようになっています。選挙が終わるまで1週間以上ありますが、これを野放しにしておくのは、非常に良くないと思います。

勝手に顔写真を使い、誹謗中傷するポスターは、子どもたちの目にも触れる

 河合悠祐によるヌードポスターも問題ですが、大人のイジメ、大人のストーカーの手口を子どもたちに見せる、大津綾香党首に対する誹謗中傷のポスターも、非常に大きな問題があります。
 今のところ、このポスターを問題視するメディアはありませんし、警察も動いていません。立花孝志が発信する動画での「印象操作」をそのまま額面通りに受け取り、真相をよく理解せず、まずは立花孝志の言い分を聞き、大津綾香党首を取材していないことが原因です。僕に対する問い合わせもありません。


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