【選挙ウォッチャー】 旭市議補選2021・分析レポート。
7月11日告示、7月18日投開票で、千葉県の旭市議補選が行われ、欠員4に対して9人が立候補しました。実は、旭市では今年12月頃に旭市議選が行われる予定となっているため、市議補選の任期は半年にも満たないのですが、ここで名を売っておけば本選でも有利になるという考えもあり、かなりの大激戦となりました。なかなか個性的なメンバーが揃っているほか、若い候補たちは前々から準備を進めており、平均年齢65歳の議会に世代交代の波が押し寄せようとしていました。地味ですが、なかなか面白い選挙になっていましたので、ぜひご覧ください。
伊場 哲也 66 新 無所属(無職)
永井 孝佳 43 新 無所属(理容師)
崎山 華英 31 新 無所属(会計事務所職員)
島田 恒 63 新 無所属(自営業)
磯本 繁 76 元 無所属(会社役員)
常世田 正樹 47 新 無所属(農業)
菅谷 道晴 59 新 無所属(会社役員)
井田 孝 57 新 無所属(会社役員)
有田 恵子 68 元 無所属(会社役員)
この選挙の注目は、31歳の子育てママさんである崎山華英さんが勝てるのかどうか。さらに、元気玉を集めるポスターを採用している永井孝佳さんが勝てるのかどうか。やはり若い世代という点では、この2人に注目です。また、4つも議席が空いていますので、元職が復活することができるのかという点も見ていきたいところです。
■ 磯本茂候補の主張
磯本茂さんは、今年で76歳になる元職です。4年前の旭市議選に立候補して、惜しくも次点で敗れてしまいました。市議への意欲がしっかりしているということなのかもしれませんが、今回、リベンジを目指して立候補してきました。なお、今回の旭市議補選なんですが、各候補の政策ビラなどを集めて、僕に渡してくれた方がいましたので、各候補の政策ビラも合わせて、ご紹介させていただきます。なお、通常であればチラシのスキャンにも1枚10円という価格を乗せているところですが、僕のために善意で集めてくれましたので、価格には転換しません。
磯本茂さんは、76歳と唯一の高齢候補ということもあり、裏面では「バイデン大統領も78歳で現役バリバリで活躍しているので、自分もまったく問題ない」という主張をしているのが特徴です。何はともあれ、中央病院の医師の確保と、医療従事者への手厚い補償をやるべきだというのが磯本茂さんの公約であり、言っていることは間違っていないと思うのですが、あとは市民がどう判断するかということになろうかと思います。
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