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【選挙ウォッチャー】 恩納村議選2018・分析レポート。

今、沖縄を支配しているのは「土建屋利権」「宗教」です。こんなことを書いたところで、多くの人には気づいてもらえないのでしょうけど、今の自民党・安倍政権は、もはや国民のために政治をするのではなく、自分を支持してくれるお友達のために政治をしており、みんなでウマウマするためなら国や国民がどうなっても関係ないという「テロリスト集団」にも似た形相を呈しています。国が崩壊するレベルのとてつもないテロが行われている真っ最中だというのに、この国の人々はまるで気付く様子がないし、それどころか安倍政権を支持してしまっているのです。これほどやりたい放題の安倍政権だって、やがてどこかで終わりを迎えることになるし、どこかで小泉進次郎政権が誕生したとしても、やがて終わりを迎える日が来ると思いますが、人々は終わってからようやく「どれだけ酷かったのか」に気付くことになるのです。それは今、どうなっているのかを誰も見ないからです。

今回、お届けするのは沖縄県北部にある恩納村議選です。恩納村は高級リゾートホテルが立ち並ぶようなエリアで、セレブたちがまったりと沖縄気分を味わうためにあるような場所です。沖縄の観光産業は順調に右肩上がりなので、今も新しいホテルを建設中で、さらに観光客を呼び込もうという計画です。この村は今、どうなっているのでしょうか。


■ 辺野古基地が霞んで見える道路工事の現実

どうして辺野古基地の建設に一生懸命なのかって、米軍からのリクエストもあるのですが、何と言っても土建屋がウマウマできるからです。土建屋にウマウマな仕事を持ってくることが政治家の仕事だと勘違いしているアホの政治家がたくさんいるので困っちゃうのですが、いざ辺野古基地の建設には約6000億円規模のお金が動くことになるので、最初の計画では山の中に滑走路を作るはずだったのに、それではあまり建設費がかからずに完成してしまうということで、わざわざ海を埋め立てる計画の変更されたという経緯があるほどです。そもそも山の中に作る計画だったら、これはこれで自然破壊にはつながるのですが、海を埋め立てるほどの抵抗感はなかったことでしょう。しかし、すべては儲けるためにやっているので、なるべくコストの高い方法が採用されるのです。そんな構造があることを踏まえていただいた上で、沖縄で進んでいる土建屋ウマウマプロジェクトは辺野古基地の建設だけではありません。

恩納村を走る国道58号線を無駄に2車線にする工事が始まっているのです。けっして交通量が多いわけではなく、渋滞が深刻なわけでもない場所を長々と2車線にするというのですから、一体、どんだけ頭の悪いプロジェクトなんだと思うかもしれませんが、これはこれで辺野古基地どころの騒ぎじゃないほど、ズブズブに巨額のマネーが使われています。皆さんの視線が辺野古に集中している頃に、皆さんの知らないところで無駄な工事が着々と行われているのです。そして、地元ではこの無駄な2車線工事は菅義偉官房長官が大きく関わっていると言われています。

そして、この工事は既に始まっているので、辺野古基地どころの税金の使われ方ではありません。社会福祉にはちっともお金を回してもらえないのに、自民党を支えてくれる「お友達企業」には徹底的に優遇する。これこそ安倍政権が最もやりたいことであり、国を極限まで貧乏にさせてしまうテロ政治です。いざお金がなくなって、僕たちの世代がまともに社会保障を得られなくなったとしたら、それは安倍晋三のせいです。しかも、国民がさらに苦しい生活を強いられるようになったとしても、安倍晋三さん自身はまったく苦しむこともなく、ぬくぬくと無駄に長生きするのです。まったく脚光を浴びることのない無駄な道路の2車線工事についても、本当はしっかり追及していく必要があるのですが、誰もこの工事に苦言を呈す人は存在しない地獄です。すべては人々が政治に無関心だからです。


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