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【選挙ウォッチャー】 中城村議選2022・分析レポート。

 9月6日告示、9月11日投票で、沖縄県の中城村議選が行われました。定数16に対して19人が立候補し、ここにはNHK党や参政党の進出はありませんでしたが、日本維新の会が進出してきています。
 今回の沖縄統一地方選で、日本維新の会は4人の候補者を擁立していました。石垣市議選に公認・推薦で各1名ずつ計2名、沖縄市議選に1名、そして、この中城市議選に1名です。

 沖縄市議選は、既に選挙レポートが出ていますので、ぜひとも参考にしていただきたいのですが、日本維新の会の高野吉光さんは、NHK党から立候補した崎原慎吾よりも票が取れずに最下位で落選。この中城市議選では、議席獲得なるかということが注目です。

 この中城村議選も、沖縄県知事選に立候補している玉城デニーさんが、告示日に村議選の候補者たちと共同街宣をするスケジュールになっており、しっかり取材ができました。選挙ボードの写真を撮るだけで終わらなかったのは良かったと思います。


■ 40代前半の若手がことごとく落選

 今回の中城市議選では、44歳の糸数弘さん、43歳の与那嶺竜太さんがともに落選しています。最年少と2番目に若い候補だったのですが、若さがいまいち通用しなかったと言えます。
 告示日に取材をしてしまったので、与那嶺竜太さんのポスターを見つけることができなかったのですが、糸数弘さんのポスターは見つかり、ご覧の雰囲気です。「自由・平等・平和」「弱い立場の人々のための政治」ということで、とても良い政治家になりそうな予感がするし、顔つきからして良い人なのでしょう。匝瑳市議選ではアホカルトのN国党が「若い」というだけで当選している一方、ここでは若いだけでは当選できない。とても理不尽なものを感じます。


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