見出し画像

【選挙ウォッチャー】 2020年6月の総括と7月の計画。

残念ながら、新型コロナウイルスは再流行のフェーズに突入していると考えています。「選挙ウォッチャー」は、感染防止のための手洗いやアルコール消毒の徹底、公共交通機関の利用禁止などの策を講じておりますが、人混みに入ることも多く、感染リスクは高まっています。そこで、6月30日までに東京都内での取材を終えることを宣言しておりました。東京都知事選、東京都議補選の取材は予定通りにほぼ完了し、7月1日にROCK CAFE LOFTで行われるイベントを最後に、東京での新規感染者が落ち着くまでは、都内での取材を控えたいと考えております。


■ 鹿児島県知事選の旅

7月12日投開票の鹿児島県知事選を取材するため、7月5日から柏を出発します。先程も書きましたが、新型コロナウイルスが落ち着いている期間に沖縄にこそ行きましたが、鹿児島に飛行機で行くのはリスクが高いため、車で行くことになりました。スケジュールは以下のように組んでいます。

【7月5日(日)】
09:00 千葉県柏市を出発。
13:00 千曲市に到着。千曲市議選を取材する。
15:00 千曲市を出発して下條村を目指す。
18:00 下條村に到着。下條村長選を取材する。
19:00 下條村を出発して名古屋周辺を目指す。
21:00 名古屋周辺に到着。大村知事リコール事務所を取材。
22:00 名古屋周辺のホテルに宿泊する。

交通費は、柏IC→更埴IC(6330円)、更埴IC→天龍峡IC(3880円)、天竜峡IC→黒川IC(4390円)、ガソリン代とホテル代、駐車場代などを合わせて1日1万円と計算。この日の予算は合計で2万4600円になる。下條村長選は無投票当選の可能性があり、その場合には名古屋に直行し、原稿を書き始めます。

【7月6日(月)】
09:00 名古屋を出発。
12:00 奈良県三宅町に到着。三宅町長選を取材する。
14:00 三宅町を出発し、大阪府河内長野市を目指す。
15:00 河内長野市に到着。河内長野市長選を取材する。
17:00 河内長野市を出発して羽曳野市を目指す。
18:00 羽曳野市に到着。羽曳野市長選・市議補選を取材する。
20:00 大阪市内のホテルに宿泊する。

和歌山県の太地町長選、太地町議補選、北山村長選を取材しようと考えていたのですが、いずれも現時点で無投票当選が濃厚となっているため、取材の日程には組み込まないことにしました。また、岡山県の久米南町長選も取材する予定でしたが、こちらも無投票当選の公算が高いということで、日程には加えないことにしました。この日の交通費は、黒川ランプ→三宅ランプまでの7010円。それ以外にガソリン代やホテル代の1万円で、この日の予算の合計は1万7010円になります。

【7月7日(火)】
09:00 大阪を出発。
13:00 境港市に到着。境港市長選を取材する。
15:00 境港市を出発し、鹿児島県入りを目指す。
24:00 鹿児島市内のホテルに宿泊する。

大阪市内→米子ICまでが7140円、米子IC→鹿児島ICまで1万5900円。ガソリン代やホテル代金などの合算で1万円を計上。もしかすると車中泊となる可能性もありますが、総走行距離を考えるとガソリン代だけで1万円近くに達する可能性があることから、通常通りの予算組みにさせていただきます。この日の予算は3万3040円。

【7月8日(水)】【7月9日(木)】
08:00 鹿児島県内の取材をする。
20:00 ホテルに宿泊する。

取材日程は丸2日を予定しております。薩摩川内市で行われる鹿児島県議補選についても取材する予定なので、スムーズに進んでも1日で取材が終わることはないと考えています。県知事選も7人が立候補する大激戦となっているため、大幅な短縮は見込めません。2日間のガソリン代とホテル代で1万5000円を予算として計上したいと思います。

【7月10日(金)】
09:00 鹿児島県内のホテルを出発して、行けるところまで行く。
24:00 力尽きたところでホテルに宿泊する。

鹿児島IC→厚木ICまでは2万1800円。途中で降りる可能性が高いので、これよりもお金がかかることは確実ですが、これにホテル代やガソリン代の1万円の予算を足して、合計金額は3万1800円。

【7月11日(土)】
08:00 力尽きた所を出発し、神奈川県綾瀬市を目指す。
15:00 綾瀬市長選を取材する。
20:00 綾瀬市を出発して、柏の自宅を目指す。
24:00 千葉県柏市の自宅に到着する。

ガソリン代や駐車場代として5000円を計上。綾瀬市長選が無投票当選となる可能性はゼロではありませんが、新人が挑戦してくる可能性は高いと見て、綾瀬市長選を見て帰ってくることにしました。ということで、この過酷な旅の予算の合計は、12万6450円となりました。かなりのビッグプロジェクトになってしまったのですが、鹿児島県知事選は、川内原発反対を訴えて立候補したものの、知事に当選した瞬間に原発再稼働を容認した三反園訓さんが再選を目指しており、どのような結果になるのかが注目されます。東京都知事選も熱いのですが、実は密かに鹿児島県知事選も熱いことになっていますので、キートスで皆様からのご支援を受け付けることにしました。ドライブキャス祭りになりそうなので、ぜひお楽しみに。


■ 河井夫妻の公職選挙法違反関連の取材予定

まだ具体的な日程などは発表されていませんが、自民党の河合案里・克行夫妻からお金を受け取っていた地元市長や市議などが続々と判明しており、選挙ラッシュが起こりそうな予感がしているので、これまでに判明している人たちをチェックしたいと思います。

【広島県三島市】
天満祥典市長が、河井克行容疑者から150万円受領していたことが発覚したため、辞職。8月2日告示、9日投開票で市長選が行われることが決定。
【広島県安芸高田市】
河井夫妻が逮捕された後、一転して30万円が入った封筒を受け取っていたことを認め、丸刈りにして何とかしようとしていた児玉浩市長が30日朝に辞任を表明。まだ選挙のスケジュールは決まっていない。先川和幸市議、水戸真悟市議、青原敏治市議など、市議会の議長や副議長も受領を認めているため、補欠選挙も行われる見込み。
【広島県府中町】
繁政秀子町議が30万円を受領。6月29日に辞職届が認められる。もともと府中町議選は今年9月13日に行われる予定。繁政秀子さんは高齢であることもあって引退が濃厚か。
【広島県北広島町】
宮本裕之議長が2019年3月に河井克行容疑者から20万円を受け取っていたことが発覚。辞職については検討中。次回の町議選は2021年3月頃になる見込み。
【広島県呉市】
呉市選出の奥原信也県議が合計200万円、土井正純市議が30万円を受け取っていたことが発覚。広島県議選における呉市の定数は5なので、奥原信也県議が辞職しても補欠選挙は開催されない。次回の呉市議選は2023年4月の統一地方選。
【広島県江田島市】
無投票当選だった沖井純県議が50万円受領。胡子雅信市議が10万円を受領しており、もし沖井純県議が辞職した場合には補欠選挙が行われる。
【広島県広島市】
安佐北区の渡辺典子県議が10万円を受領。安佐北区は定数3のため、仮に辞職しても補欠選挙は行われない。広島市議では安芸区の沖宗正明市議が2回にわたって50万円、安佐南区の谷口修信貴が50万円、同じく安佐南区の石橋竜史市議が30万円を受領。もし2人が同時に辞職した場合には補欠選挙の可能性がある。
【広島県廿日市市】
仁井田和之市議が20万円、藤田俊雄市議が10万円をそれぞれ受領。廿日市市も統一地方選のスケジュールのため、次回は2023年4月の予定。

現在までに実名で告白しているのは18人ですが、これまでの調べで、票の取りまとめをする以来で地元議員約40人、後援会のスタッフらを合わせると94人に合計2570万円(議員には1740万円)が渡ったとされ、その内訳は、自治体トップ3人に230万円、広島県議14人に710万円、市議21人に730万円、町議3人に70万円などです。河井夫妻の公選法違反については、その原資も気になるところで、何かと追いかけていきたいところなので、市長の辞職に伴う選挙は追いかけたいと考えています。

【取材予定の選挙】
8月 9日:三原市長選
8月 9日:福山市長選
9月13日:府中町議選

鹿児島まで行くことを考えたら、広島まで行くのは楽勝と言えるかもしれないのですが、少なくとも8月9日投開票の選挙は取材をしたいと考えています。残念ながら、広島まで行く途中で見られそうな選挙はないので、このためだけに広島まで行くことになりそうです。


■ 6月は沖縄県議選の取材をしてよかった

画像1

6月は新型コロナウイルスの影響で全体的な売上は下がっているものの、沖縄県議選を取材したことで、どうにかギリギリで黒字を保つことができました。7月は東京都知事選や東京都議補選のレポートをリリースで、それなりの売上を見込んでおります。8月は目玉となるような選挙はありませんが、昨年の参院選の大阪府選挙区と東京都選挙区のレポートをリリースすることに加え、これまでストックしていたレポートを大量放出することで補いたいと思っています。厳しい時代ではありますが、過酷な旅を続けながらも良質なレポートをお届けすることで、売上を高めていきたいと考えています。


■ 東京都知事選のキートスに繰越金なし

東京都知事選・都議補選の取材にかかった費用の合計が、駐車場代やガソリン代、スーパーやドラッグストアの駐車場を利用した際の買い物代(お礼として必要なものを購入)などの合計が4万4736円となり、高速道路代が5000円以上になることは確実なので、繰越金は発生しませんでした。現時点でキートスの余剰金は0円です。次回は鹿児島県知事選のためにキートスで取材費を募集しますが、必要最低限の取材費しか募集しておりませんので、繰越金は発生しない見込みです。


■ アメリカ大統領選の取材は中止する

画像2

今年のビッグプロジェクトの一つとして、11月3日のアメリカ大統領選を取材する計画を立てておりましたが、アメリカの新型コロナウイルスの感染者数は衰え知らずです。11月までに特効薬が承認されて落ち着く可能性もゼロではありませんが、引き続きリスクは高いことが予想されるため、現段階で中止を決定しております。


■ 7月に取材する予定の選挙

なんだかんだで7月は選挙ラッシュです。特に、7月5日と12日に選挙が集中しているため、これらのレポートをお届けしている間に7月が終わってしまうのではないかと思うほどです。

7月 5日:東京都知事選
7月 5日:東京都議補選・北区選挙区
7月 5日:東京都議補選・大田区選挙区
7月 5日:東京都議補選・日野市選挙区
7月 5日:東京都議補選・北多摩第3選挙区
7月 5日:新座市長選
7月 5日:小山市長選
7月 5日:常総市長選
7月12日:鹿児島県知事選
7月12日:鹿児島県議補選
7月12日:千曲市議選
7月12日:三宅町長選
7月12日:河内長野市長選
7月12日:河内長野市議補選
7月12日:大阪府議補選・羽曳野市選挙区
7月12日:境港市長選
7月12日:境港市議補選
7月12日:綾瀬市長選
7月19日:印西市長選
7月26日:富士見市長選
7月26日:富士見市議補選

8月は一転して選挙の数が少ないので、この期間を利用してお届けできていないレポートをどんどん放出していこうと考えております。新型コロナウイルスの流行の状況にもよりますが、秋にも衆院選があると予想されているため、参院選のレポートはすべて8月中に出したいと考えています。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

7月1日から7月4日までは、東京都知事選でうっかり投票してしまう選挙初心者の皆さんに向け、NHKから国民を守る党、および、ホリエモン新党がどれだけクソなのかを一人でも多くの方に知っていただくため、採算度外視で連載に取り組みたいと考えています。N国関連の重要なレポートは基本的に無料となっているため、まったく儲かりません。儲からないのにどうして書くのかと言ったら、NHKから国民を守る党に投票することを許すということは、長い目で見ると、今日の香港が明日の日本になってしまう可能性があるからです。反知性派カルト集団は排除しなければなりません。

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。