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【選挙ウォッチャー】 大井町議選2020・分析レポート。

9月8日告示、9月13日投開票というスケジュールで、神奈川県の大井町議選が行われました。大井町は小田原市などと同じように、衆院選だと神奈川17区に位置する場所で、自民党の牧島かれんさんが選出されている土地ということになります。有権者が1万4000人程度の小さな町で、定数は14となっています。今年は16人が立候補する少数激戦で、この中から2人が落選します。明らかなポンコツ候補や泡沫候補はおらず、そこそこ良い戦いになるのではないかと見ていました。

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本当は16人の候補のうち、半数の8人前後が女性であるべきだと思いますが、今の日本はオッサン天国になっているため、わずか4人しか立候補していません。しかし、この大井町には少しだけ希望があります。それは新人の大石舞さんは35歳、重田有紀さんは42歳で、政治家にしては若い部類に入ります。いわゆる「ママさん世代」の立候補は、歓迎するべきところではないでしょうか。


■ 大井町の世代交代は順調に進んでいる

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大井町議選を取材している時に、偶然、スーパーの前で出会うことができた新人の和田紀昭さんは、しっかりとした政策を掲げている人でした。葉っぱをバックにしている人は胡散臭い人が多い傾向にあるのですが、実際に会ってみると、胡散臭くなかったです。公約は、事前に必要な品目を簡単に注文できる移動販売車の本格稼働、巡回バスルートの利便性向上、教育体制の見直しで少子化に歯止めをきかせる、生涯学習センター図書館の学習スペースの拡充、親の負担を減らしながら自由に参加できる少子化ならではの町内小学生の憩いの場の創生。町のホームページを拡充させ、町内情報をもっと簡便かつ豊富に引き出せるように取り組む、町内のスポーツクラブや文化サークルが広く周知されるように応援する。各自治体の年齢や世帯数格差を考慮し、高齢化に沿う新しい自治会のあり方を提言する。機能別消防団員制度を導入し、慢性化する消防団員の不足と個人負担を軽減できるように努める。公約を見る限り、実に一生懸命考えられていると思いますし、細かく具体的で実現可能です。

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実は、2018年12月に欠員3に対して4人が立候補する町議補選があったのですが、和田紀昭さんはこの町議補選に立候補し、唯一の落選者となっていました。これらの公約を見る限り、どう考えても町議になってやりたいことがあり、しっかりとした自分のビジョンを持っていたのに、ホゲホゲしてそうなジジィが当選し、和田紀昭さんが落選しているのですから、皆さんが何を基準に投票しているのかがわかりません。今回は応援してくれるスタッフもしっかり揃え、リベンジを目指していました。

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夕方のスーパーで行われた街頭演説は、僕以外に聞いている人がいなかったのですが、情熱は伝わったようです。街頭演説でも細かい政策を丁寧に説明している印象だったので、ちゃんとした人でした。大井町は、他にもしっかりとした候補が当選している印象だったので、あんまりヤバそうな人はいませんでした。良い議員が揃っている街は、財政の無駄遣いが起こらないと思いますので、他の町より健全に発展するのではないかと思います。


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