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夏休みの宿題を最終日にやる人が最強!?〜「三体Ⅱ」を読んで面白かった話。

人類はタイムマシンを作れなくても、別のテクノロジーでタイムトラベルが可能になるのかもしれない!

けれどもそれが未来への片道切符だとしたら、命を預けて数百年後の世界に旅立つのは勇気がいりますが。

未来に生まれ育った子孫たちとは、心のありようや価値観が合わなくなっている可能性も十分あります。
現代に200年前の御先祖様がタイムスリップしてきたようなもの。
御先祖様は時代の変わりように戸惑うでしょうが、いざ命がけの危機的な状況に直面すれば、現代人よりも即座に対応することができるかもしれません。
私たちには思いもよらない突破法を示してくれるかもしれない。

何世代も前の価値観や生き方がそのまま新しい時代に持ち越されて、いろいろな時代の人間がともに暮らす未来を想像しました。
「老害」なんて目じゃないくらいの弊害もありそうです。
けれども、現代人が発展と同時に失ってしまったもの、未来人がさらに失って行くであろう「原始的な何か」を伝えるタイムカプセルとなるのかも。

もしも人生を薄く引き伸ばして、数百年先まで生きられるとしたら。
長すぎる人生で何かを為すためには、相当長いスパンで物事を考えなければならない。人間の思考限界を超えるほど。

人の一生が長い長い持久戦になるならば、それに耐えられる精神も必要となるでしょう。
世界に後ろ指をさされても、自分と愛する人の幸せを追求して何が悪い?と言わんばかりの図々しさ。
宿題に手をつけないまま、夏休みを心から楽しめるようなマイペースさも、この物語の主人公の強みだと思いました。

本の内容にはぜんぜん触れてないから、ネタバレしてないと思います(ある意味触れてるかな?笑)
もう開いた口がふさがらない怒涛の展開、超絶王道SFエンターテイメントですので、ぜひ読んで楽しんでくださいませ!
難しい言葉は色々出てきますが、科学的知識とか全然なくても大丈夫でした^^

未来モノがお好きな方には森氏のSFをオススメします。
こちらも面白すぎて、私は200年かかっても語り尽くせそうにありません(>w<;)!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた〜(^^)/

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