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どうしようもなく生きている

9月9日月曜日。
仕事と手話講習の間に一旦帰って昼ごはんを食べるのだが、その後どうしても眠くなる。20分だけ寝ると、後の講習で頭がスッキリとして良い。しかし、昼寝すると何時間も寝る人間であるわたしが、20分で起きるのは至難の業だ。至難の業と言いながら、すんなり起きられる時もあるのだが、今回は辛かった。本当に、講習をサボってしまおうかと悩んだ。が、来週と再来週は祝日でそもそも講習が休みなので、今日行かなかったら3週も行かないことになる。どうにかギリギリの時間に起きて、講習へ向かった。ちゃんと行けてよかった。最近は空間と使い方と、表情で伝えること中心に学んでいる。空間は難しいが、表情なら得意かも。帰りにちょうど、初級クラスの授業が終わった去年の先生にばったり会って嬉しくて小躍りしてしまった。やっぱりサボらなくて良かった。
夕飯は早くも秋刀魚。売っていると食べたくて我慢できなくなってしまう。まだ少し高いけど、ニュースによると今年は秋刀魚は豊作らしい。嬉しいけど、本当に素直に喜んでいて良いのかよくわからなくなってくる。

9月10日火曜日。
面倒くさいことだらけ。午前中だけ仕事して、午後は健康診断。昨年まで行っていた病院が閉院してしまったので、先月子宮がん検診に行った病院へまた行く。昨年までのところは検診用の服に着替えなければならなかったが、今回のところは私服のままでよかったので楽だった。しかし体重、服の分を1キロ引いていると言う。引きすぎだろ!何キロだろう…と覗き見したら思った以上に体重が減っていてショックを受けた。いやいやこれは1キロ引いてある重さだし…と思うも1キロ足してもなかなかの減り具合。ああ。
血液検査の為、朝ごはんから8時間何も食べていなかったので、お腹ぺこぺこでコンビニで納豆巻きを買って帰り、家で食べた。体重が軽すぎたのはこの影響もあると思いたい。
夕飯にはパスタを食べて、夜はサークルに出掛ける。基本的に夜は参加していないのだが、月に一回委員会があるので、たまには参加しないと…と思い腰を上げ参加。参加すると、どんどん面倒くさいことに巻き込まれていって後悔する。先のことを考えて溜息。しかし、講演をしてくれる団体のところに先月一緒見学に行った口煩いおばちゃんも、かなり大変そうだということがわかってしまい、同情の念とできるだけ協力しないと…という多少の正義感?も湧いてくる。でも面倒くさい。巻き込まれてながらも、どこまで引き受けるかちゃんと見定めて判断しなくてはならない。はあ、それも面倒くさい。
よかったことは時間をかけて読んでいた永井玲衣「世界の適切な保存」を読み終えたこと。素晴らしい作品だった。全然読んでいないくせに、今年の新刊の中で1番では?と思ってしまう。哲学者だが、文章は詩的でひとつの芸術作品のよう。そして彼女がどうしようもなくこの世界を生きていることがわかる。そしてわたし自身もどうしようもなく、苦しみながら傷付けながら踏み躙りながら愛おしみながら、生きている。
同世代ということもあってか、共有する感覚がとても多かった。彼女の一作目をまだ読めていないので、次はこれを読もうかな。水中の哲学者たち。

月曜と火曜はそんな感じです。

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