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進化し続ける秩父と変わらない大自然が共存するまち秩父

はじめまして。東京在住でライターをしている照井悦子といいます。以前からワーケーション、移住に興味があり、東京以外に拠点を持ちたいと考えていたところでした。そんなときに出会ったのが、「秩父ファンクラブ」

秩父市では移住相談センターが主宰となって「秩父ファンクラブ」というコミュニティを運営しています。昨年の活動の1つが「プチ移住体験」。秩父市に一定期間滞在し秩父の事業者の方の元で仕事体験をさせてもらいながら、移住後の暮らしを疑似体験するというものです。プチ移住体験を経て秩父に関わりたいという思いが強くなっています。

秩父ファンクラブとは

秩父へ移住した人のリアル体験を聞ける

秩父は池袋から最速で80分、四季を感じることができ、移住や多拠点生活が可能なエリアです。今は働き方も変わりつつあり、自宅で仕事をする時間が増えたことで移住を考える人も増えています。秩父ファンクラブでは秩父市でイベントを開催することもしばしばですが、今回都内で秩父のみなさんと関われるイベントがあるということで、

・生活を始めてみて感じたこと
・秩父ってどんなところ?
・秩父で何が出来るの?

といったことを知りたく参加しました。

秩父移住イベント in 東京 概要

【日時】2022年3月26日(土)12時〜17時

【場所】移住・交流情報ガーデン
東京都中央区京橋1丁目1-6越前屋ビル1F

【イベント内容】

  • 「暮らし ✕ 自然」
    秩父のジオのプロフェッショナルの吉田さんによる秩父の暮らしについてのトークセッション。

  • 「移住 ✕ 起業 ✕ カヌー」
    『自然と人間の共生』をテーマに、秩父さくら湖でカナディアンカヌーの会社を起業した合同会社Bencherの松本さんによる秩父移住と起業ノウハウについてのトークセッション。

  • 「先輩移住者・テレワーカーによる座談会」
    秩父でテレワークしてみて実際どうなのか、先輩テレワーカー3名をゲストに招いた本音のパネルディスカッション。

  • 他「秩父とわたし」をテーマとしたインフルエンサーによるブース出展、移住相談、秩父水の試飲など

詳しくはこちら

今回は、イベントのコンテンツの1つである「暮らし ✕ 自然」のトークセッションについて、お伝えします。お話してくださったのは「秩父まるごとジオパーク推進協議会」の吉田健一先生です。秩父で「先生のことを知らない人はいない」と言われるほど、地形と気候と暮らしに詳しい吉田先生は秩父のスペシャリストです。

【吉田健一先生プロフィール】

生まれは東京、育ちは秩父。放送大学埼玉学習センター非常勤講師。秩父まるごとジオパーク推進協議会 上席推進員。みんなを虜にする話術の持ち主。秩父の地形に詳しく、秩父と湧き水をテーマにしたイベントは大好評。

秩父の地形と暮らしについて面白くお話を伝えてくれる吉田先生

秩父が丸ごと自然のめぐみでできている

秩父エリアは、日本地質学発祥の地と言われるほど、ジオ(地球)を楽しめ、独自の自然や歴史、文化の繋がりを感じられる場所です。秩父の祭り、パワースポット巡り、街並みや地酒にグルメなど楽しめる場所がいっぱい。
そんな秩父ですが、元々は産業のまちとして発展してきたのです。

産業で発展した秩父

秩父は、今では年間何百万人訪れる観光地ですが、今のような観光地になったのは、1970年代になってからです。かつて「秩父農業高等学校」があった場所に「西武秩父駅」ができたことで「観光のまち」への道を歩みはじめました。

秩父が観光のまちになる以前は鉱山、林業、絹織物といった産業のまちとして発展。秩父盆地では水不足の段丘を利用し、水がなくても育つ桑の木を植え、蚕を飼い、絹織物を作り「秩父銘仙」を作りました。絹織物は秩父産業の根幹を支えていたひとつで、高級な絹は海外へ輸出され、お茶の水女子大の制服に使われていました。今では大変貴重なものとして秩父の「伝統工芸品」になっています。

自然がくれる地形と観光が盛んな秩父

産業のまちから観光のまち、秩父へ

産業時代に桑畑だった場所に芝桜が咲き、牧場だった場所にはポピーが植えられ、4月中旬〜5月上旬の「芝桜まつり」では多くのお客さまが足を運びます。毎年12月2日、3日に開催される「秩父夜祭り」は、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭」に数えられる由緒ある祭りで、元々、秩父の伝統工芸品である「絹織物」の仕入れにくる人たちを楽しませるための行事でした。平成28年に「秩父祭の屋台行事と神楽」を含む『山・鉾・屋台行事』33件が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことで何百年も続いてきたとされる伝統的な祭りにより一層多くの人が注目しています。

観光のまちから暮らしやすいまちへ

東京から特急で80分の距離にありながら、都会では見られない自然を一年中楽しむことができる秩父。観光で訪れた人が秩父の自然に魅了され、空き家や古民家をリノベーションして住む人も少しずつ増えています。秩父の自然の良さを生かしながら都会の良さを取り入れる移住者。都会にはない人との繋がりの魅力をくれる秩父の人たち。お互いの経験を活かし、新しい発想が生まれ、新しい産業が生まれ、新たな働き方ができるのも秩父の魅力のひとつです。

暮らしやすい秩父の秘密1 〜秩父と水のおいしい関係〜

イベントでは秩父や市販のミネラルウォーターを使った水の飲み比べを開催した

秩父には、豊富な湧き水が湧出している場所がたくさんあり、湧き水を汲みに遠方から来る人もいるほどです。また水が美味しい秩父は「ウイスキー」が美味しいことでも有名ですね。秩父の山の岩は、1億年〜2億年前の石でできたもので非常に硬く、地表にしみこんだ水が濾過される過程で泥が混じらないため、大変澄んでいます。毘沙門山から流れる水は、カルシウムが多く、「毘沙門水」というブランドで秩父の名水で、かき氷にも使われ「おいしい」と有名です。

暮らしやすい秩父の秘密2 〜災害が少ないこと〜

秩父は山に囲まれた盆地であるため、強風や台風の被害が少ないエリアです。また地盤が固く、大きな地震にも強いといわれています。秩父市内における震度5弱以上の地震は観測史上1回と言われるほどです。そのため都内の企業が自社のデータを守るために、損壊の被害が少ない秩父に工場をつくろうという話もあったくらいです。自然災害が多い日本にとっては、移住を考えるときの大きなポイントになりますね。

多くの可能性と新しい環境作りができる未来あるまち

秩父は、既存の環境と新しい革命を大切にする、まさに温故知新のまちです。

・秩父と東京に拠点を持つ人
・移住して秩父の会社へ勤めた人
・「子どもを伸び伸び育てたい」と移住してくる人
・山登りの人や釣り人のためにゲストハウスを提供している移住者
・新しい生き方、新しい生活を求め秩父にやってくる人

「今は遊びが仕事になる時代」昔からの自然はそのままに、新しい環境、新しい挑戦ができるのも秩父の良さでもあります。もっと秩父について知りたい、私も秩父と関わりたい!話を聞いてみたい!興味がある方は一度イベントにご参加ください。自分が求めている秩父があるかもしれません。

ご入会は応募フォームから!

移住を検討してる人も、週末通える遊び場を探している人も、みんなで楽しく交流しながら秩父の魅力を発見していく『秩父ファンクラブ』。
「秩父ファンクラブに参加してみたい」と思った方は、
下記URLよりお申し込みください。
参加動機をその他を選び「noteを読んで」と記入してもらえると嬉しいです。疑問・質問もいつでも受け付けております♪

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePTpRRquEa1Ro-3If8ZkE74mZWrblGZFMsM5mbQoblnigk_g/viewform


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