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君のお腹にゃ穴がある

胃ろうの手術から1週間。
まめ太が退院した。

家に帰ってお腹を見たら、やっぱり穴が開いている。

うわ、穴だ!

とちょっとビビる。
まめ太もまだまだ慣れないようで、
ミルクを見ると鼻のチューブをさがしてる。
かわゆい。

胃ろうになって生活が変わったかというと
今のところほぼ同じ。

最初、胃ろうの話を聞いた時には、

あの、寝たきりのおじいちゃんとかのやつですか?

みたいな感じでちょっとギョッとしたけど、
案外、生活は変わらない。

お風呂はどうかなって思っていたけど、このまま入って全然オッケー。
人間の体って不思議!

そのうちチューブを受け入れて、肉で支えができていく。
人間の体って面白い!

いまは手術直後なので、短いチューブがニョキっと出ていて、
ニョキにシリンジぷすっと入れてニューッとゆっくり注入する。
だからまめ太がドタバタ動くと、抜けてドバドバあふれでる。
安定すればニョキっなチューブはカチッなボタンへ取り替えになる。
カチッとなる日が待ち遠しい。

「栄養チューブの代わりに胃ろうになりますー」

と他の人に言うと、
より深刻なステージかと受け取られることもあるけど、
私たちとしては、成長のためのアップデート!という感じ。

新しいおへそ、デビュー!
僕はへそからご飯をたべます。

そう、今まで基本ミルクだったけど、
これからはミキサー食だって食べられる。
イェイ!

そのうちまめ太が自分の成長とか腎臓とかと相談して、

そろそろ口から食べてみよ!

と思った時に経口摂取すれば良い。
それまでへそからゴクゴク飲んでパクパク食べてぐんぐん大きくなろうぜ!

あ、そうそう。まめ太は入院中に3歳になりました。
看護師さんにハッピーバースデー歌ってもらったりなんかして、
まめ太はなかなか上機嫌でした。
でも、誕生日のお祝いは、ウチでもやろう。
君が生きて3歳になった。
歌え、踊れのお祭りじゃい!

これからもそのお腹のチューブで
どんどんどんどん大きくなろうね。

最後までお読み頂き有難うございます。頂いたサポートは、まめ太のこれからのため、同じ医療的ケア児のこれからのために大切に使わせて頂きます!