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ドーナツだけにどーなってるの?


ドーナツの穴の向こうには何かがあるかもしれない。

現実逃避気味にふと思い立ってドーナツの穴をのぞき込んでみる。ドーナツの真ん中に開いている大きな穴。大きいといっても、体が通るほどの大きさなんてあるわけもなく、何なら自分の手すら通らない。

んー、覗いてる感じだと通れそうなんだけどな。目の錯覚を上手く使えば通り抜ける気分が味わえるかもしれない。こんないいことを思いつくなんて、ワタシはちょっとやっぱり控えめに言っても天才かもしれない。

ドーナツに顔を近づける。どんどん近づいてくるドーナツ。一定の距離を超えるとドーナツの全体像は見えなくなり、ドーナツ色の壁が両側から迫ってくる。いいぞいいぞ。だんだんとドーナツのトンネルに入っていくみたい。これはわくわくする。やっぱり控えめに言っても天才かもしれない。

どんどん進むと、ドーナツの壁の向こう端が見えてきた。この旅もそろそろ終わりが近づいてきたみたい。短いようで短い旅だったなぁ。

さぁトンネルを抜けるぞ!



って抜けられたらびっくりするわ。

そこまで進んでしまうと、もう後には引けない。ハタから見たら、ドーナツを顔にめり込ませているちょっとアレな感じな人。ドーナツを見つめて微笑みをたたえる人から華麗にジョブチェンジ☆


そんなことを考えながらおやつの時間を過ごしているとは誰も思うまい。

(ΦωΦ) フハハハハハ


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