甲状腺がん+肺転移 術後8日目以降

術後8日以降も夜は咳や息苦しさで目が覚めることが多かったが、少しずつ睡眠時間は伸びてきていたようだった。
術後から約2年も経過すると忘れていることも多く、辛かったのは2-3日のような気になっていたが、記録を見てそんなに眠れていかなかったのかと少し驚いた。

乳酸カルシウムは2包で手は相変わらず痺れていたが、採血結果から医師はそんなにしびれる値ではないんだけどと相変わらず首を傾げていた。
なぜか採血データはもらえないので、しびれる値ではない、その値がどの程度なのかわからない。

まぁ、医師がそう言うなら痺れは私の気のせいですかね?と思っていたが、数日後リハビリから戻るとカルシウムの点滴が用意されていた。

やはりカルシウムが下がっていたようで点滴+乳酸カルシウムが1包増えて3包になった。
点滴後痺れは落ち着いていた。

この頃から医師からは次の治療について説明されていた。
次の治療は残っている放射線ヨード治療。
それがダメなら内服の抗がん剤。
内服は副作用がキツいらしく、高確率で血圧が上がるので高圧薬の調節が必要になると言われた。

放射線治療は今の病院にはそれ用の施設が無いので大学病院で行うらしい。

どっちも嫌だな…

そしてずっと気になっていたことを医師に聞いてみた。

手術ってどうだったんですか?
術後医師は反回神経を結構いじめたので心配だったと言っていた。
心配するほどいじめていたと言うことはしぶといがんがくっついていたのだろう…
そのがんはどうなったんだろう?
そんな疑問をぶつけてみた。

全部は取りきれませんでした。

ええええ…
そうか…

テレビドラマで医師が術後に言うセリフの「安心してください。がんは全部取り切りましたよ!」って言葉がなかったから、そうかなとは思っていたけど、そうじゃないといいなと思いながら聞いたのに…

医師は続けて言った。

ほら!肺にあるから、どっちにしても次はヨード治療だから!

ええぇぇぇ…
それは励ましてるのかな???
笑顔でわりとテンション高めで言ってるので励ましてるんだろう…

肺にがんがあることすらメリットのように言われると複雑な気持ちになるわ…
そして、良かったのかな?なんて気分になってくる。

病院では時間があるので、文献を読み漁っていて、悪い情報を見ると気分が落ちてみたり、長期経過を辿っている情報を見ると急になるようにしかならない!とテンションが上がったり患者は情報に振り回されて忙しい。





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