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イタリアに住まずにイタリア語学習🇮🇹 CILS C1合格まで(2)具体的な試験対策について

私はイタリア語試験CILSのC1というレベルに合格しています。
そもそも、イタリアに住んでおらず、イタリア人の知り合いも少ない私が、
どうやってイタリア語を勉強し始めたかをこちらに書かせていただきました。

さて、こちらは試験勉強についてです。

私が受けたのはシエナ大学運営のCILSです。
CILSですが、こちらは5つのパートに分かれています。
試験の順番に、
①リスニング(Ascolto) 3つのパートがあります。
②読解(Comprensione della lettura) 3つのパートがあります。
③文法(Analisi delle strutture di comunicazione) 4つのパートがあります。
④作文 (Produzione scritta) 2つの文章を書きます。
⑤会話(Produzione orale)  2つのお題があります。
です。
C1レベルでは、試験のトータル時間は4時間半、
私の場合は休憩なども挟み、
13時過ぎに始めて、終わったのが18時半でした。
クタクタになりました・・

試験の詳細は色々ネットに出ているので省きますが、
それぞれの項目をどのように勉強したかについて出来るだけお役に立てるような情報をご紹介したく思います。

そもそも、どうしてCILS C1を受けようと思ったのか?
私はイタリア語を真剣に上達させたいと思った時に、試験を受けてみたいと思っていました。
というのも、フランス語の勉強の際に、試験を受けたことで、かなり高度な文法やフォーマルな手紙の書き方などビジネスに役立つレベルまで学べて身についた経験があったためです。
フランス語の学習についての導入編はこちら

しかしそれまでイタリア語の試験を全く受けたことがなかったので、
とりあえずB2から始めようかな、と思っていたのですが、
よく調べるとCILSはとっても素敵な試験で(!)、
各項目で合格点を取るとそこだけ合格で、
合格点に到達できなかった項目だけ18カ月以内なら受け直せる(合格点に達した項目はやり直さなくても良い!)という素晴らしいシステムだったので、
「とりあえずやって見てうまく合格点に行った項目があればラッキーということで残りだけ受け直せばいいし、やってみよう!と思い、
いきなりC1を受けることにしました。

因みに2021年の6月に受けて合格していますが、同じ年の3月ぐらいにB2のテキスト(こちらが文法を学ぶにもわかりやすくてものすごーくオススメです!)の中にあった過去問を解いて、合格点をほぼ取れていたので、あと3カ月あれば次のレベルまで行けるかも、と思ったこともきっかけです。

因みに各項目20点が最高点のうち、それぞれの項目で11点取れれば合格点です。

さて、具体的な勉強法についてです。
まず、C1レベルでは、あまり良い参考書がありません。
ひたすら過去問を解くしかない・・
けれど手に入る過去問も限られている(テキストブックがそもそも1冊ぐらいしか存在せず、一応Scribdのアプリでこちらを見ましたが、かなり古くて中に過去問が4つ、2006年6月と12月、そして2007年6月と12月しか入っていない・・)

ですが!
私はラッキーなことにものすごいものをネットで見つけてしまいました。
どなたか超すごい方が、何と過去問と回答をあるったけこちらにアップロードしてくださっていたのです!!!

それが下のリンクです。

ここの過去問を解きまくる中で
①リスニング(Ascolto) 
②読解(Comprensione della lettura) 
③文法(Analisi delle strutture di comunicazione)
④作文 (Produzione scritta) 
⑤会話(Produzione orale) 
これらを全てカバーすることが出来ますが、

特に最初の3つは試験の傾向やどういう形式で出るのかに慣れることがとても大事なのでとにかく繰り返すしかないと思いました。
①リスニング(Ascolto) 
②読解(Comprensione della lettura) 
③文法(Analisi delle strutture di comunicazione)

そして私がやったことは、

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