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チームづくり(サードプレイスでの出会い)

今回はちっちゃい辻堂のチームがどのようにつくっているかを話したいと思います。

建築関係4人(下の写真は建築チームです)、コンセプトブック・HP関係5人、不動産関係2人の11人の方々にご一緒していただいています。

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建築家の山田さんとそのスタッフの松崎さん以外は、すべてサードプレイスで以前から出会っていて、その延長でお仕事をお願いしました。

家庭内や、学校、職場とは異なる第三の居場所。定期的に通うカフェなんかもこれに属すると思います。

僕が所属しているサードプレイスと呼べるコミュニティは以下の3つです。

チガラボ:茅ヶ崎にあるコワーキングスペース

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EdiblePark茅ヶ崎:茅ヶ崎にある会員制コミュニティ農園。代表をしています。

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サス研(サステイナブルライフ研究会@湘南):みんなで、みんなに、『大丈夫力』をつけ、湘南をもっとサステイナブルなまちにデザインしていこうという人たちの『循環コミュニティ』。よくshareliving縁と緑を使っていただいている。

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チガラボは離婚した父親の紹介で、6年前にチガラボ代表の謙さんにお会いしたのがはじまりでした。チガラボができる1年前のことです。

チガラボのつながりでEdiblePark茅ヶ崎のことを教えていただき、今は代表をしています。

そしてサス研もチガラボのスタッフの方が発起人です。

そう考えると、離婚した父親がつないでくれたチガラボの謙さんとの縁はとても大きな意味を持ちます。ここ6年ぐらいの僕の人生は、チガラボ起点のことがほとんどです(畑から、妻、税理士さんも)。

また、この3つのサードプレイス、EdiblePark茅ヶ崎とサス研とチガラボ、それぞれ属している人がオーバーラップする部分もありますが、そうでない部分も多いのが面白いところです。

お仕事をお願いする専門家として出会うのではなく、自分と価値観がある程度近いコミュニティで、あらかじめ友人として出会っていて、その延長でお仕事としてお願いしました。

みなさん辻堂・茅ヶ崎エリアにお住まいの方ばかりなので、打ち合わせもとても楽です。自転車で集まれることも多いです。気軽に打ち合わせができること、そして打ち合わせ以外の場でも顔を合わせることがあるので、関係性が積みあがっていきますし、その時に気になっていることなどを簡単に話すことができます。相手が忙しいかつ遠方の人だと連絡を遠慮してしまう自分としては、とても気持ちが楽です。このような小さなもやもやを解消しやすい環境がありがたいです。


今回は気づいたらこのような関係性の中からチームがつくられていったのですが、専門家(サービスの提供者)とお客さん(消費者)というような関係性を崩せたらなと無意識に考えていたのかもしれません。はじめの出会い方が大事だなと思っていて、専門家とお客さんとして出会ってしまうと、「お金を払っているんだから!」みたいなことや、「専門家の方が言ってるんだからこんなこと言ったら失礼かな・・・」と言う感情が生まれることもあります。でも今回は違うかたちで関係性ができているので、出てくる感情の質が違うように思います。顔の見える関係性ができていれば、ドライな感じではなく、お互いに歩み寄れるような。お金を間に挟んで、それを奪い合う関係性ではなくて、同じ方向を向いているような。また、そのお支払いするお金は地域の中に循環していきますし、その人のお仕事の実績が住んでいる地域に積みあがることは、その先のお仕事にもつながるのではないかなと思っています。


今回の集合住宅に住んでいただく方たちとの出会い方も同様に考えています。世間一般的な大家(サービスをするもの)と入居者(消費者)という出会い方をいかにずらしていけるかを工夫したいと思っていて。これはクルミドコーヒーの影山さんの本『ゆっくり、いそげ』にも出てきた消費者スイッチをいかに押さないようにするか、損得勘定にはまらないようにするか、ということにもつながるかと思います。ある程度同じ方向を向いている、空間を共にする仲間として出会うことができるかどうか。試行錯誤していきたいと思います。

・それぞれのサードプレイスの価値観がベースにあるので、価値観の共有がしやすい
・友人として事前に出会っているので、意思の疎通がしやすい
・近いから、打ち合わせがしやすい(自転車で集まれる!)
・打ち合わせ以外でも顔を合わせるので、簡単な連絡がしやすい
・お金が地域内で循環する
・実績が地域内に積み重なる

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