わからない&知らないの反射神経

どうやら、僕は気持ちのレスポンスが遅いのです。
目の前で起きたことに感じたことを、実感を持ってサッと言葉にしたり表現するのに人より少し時間がかかる。
今思うこと、感じてることは、2〜3年後に曲になったりする。

相手が居ての会話の中だと、リズムが悪いので、人によってはイライラさせてしまったり、誤解を生むことも多いと思う。しばらく考え込みたいのなら、ひとまずそのことを先に伝えなくてはいけないなと思う。

そんなわけで、僕の反射神経が追いつかずに、ついつい僕がやってしまう現象が『知ったかぶり』。自分のあまりよろしくない一面。
「ん?なんだっけそれ」「あ、知らない」と思ったら、即時そう言えば良いだけど、「説明の手間を加えてしまうかな」とか、「知らなすぎるの恥ずかしいな」と、そんな気遣いと見栄がごちゃまぜになったような意識が邪魔をして、一瞬の判断がつけられないまま、あわわと会話を進めてしまう。そんなときぼんやりと使ってしまいがちなのが以下のような返事。

〇〇らへんのね
〇〇的なね
〇〇系のね

これを一言返すと「この話、進めて大丈夫だよ」というサインになってしまう。でも、良いことにはならない。そこからさらに、「わからない!」の連鎖、土壺にハマっていくことになるから。
博識な人に憧れます。でも、わからない&知らないことは罪じゃない。パッと自尊心を手放して、だけど上手に会話の波に乗って、わからないことをわからないと表現できることも大事なスキルだな、と長年思っています。

そして、これならぼやかさず話せる!と言えることが、僕の人生にもひとつくらい、いつの間にか獲得したい。自分の曲のこと以外で。


「#23 なんでも〇〇にまとめちゃうよね問題〈北欧編〉」


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