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映画ひとりごと(仮)

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映画が好きでして。マンガや本も好きでして。「なのだ、である」調だと、なぜか書きやすくなるので、なるべく勢いまかせに書いてみる記。週1更新、という最大の嘘。
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記事一覧

作っちゃう、使っちゃう

最近、“面白い”という言葉は残酷だな、と思うことがある。 僕の好みはサスペンスやホラーに…

小田晃生
8日前
6

アトロク

TBSラジオ、『アフター6ジャンクション2』のメール抽選で、なんとNetflix版『三体』のトート…

小田晃生
3週間前
5

犬と歩けば

昨年秋から、我が家は犬を飼い始めた。名前はアロ。日々のルーティンの中に、かの有名な「犬の…

小田晃生
4週間前
6

出所不明の記憶

皆さんは、子どもの頃の記憶がどのくらいあるだろうか。ただし、ここで思い浮かべてほしいのは…

小田晃生
2か月前
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映画仕草

英語圏の映画やドラマで、会話中、両手の人差し指と中指を立て、クイクイと曲げるのをよく目に…

小田晃生
3か月前
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〈2023年〉 みたみたきいたリスト

リスト化が好きだ。 そんなわけで、今年もコツコツまとめてます。 今年は、Amazonオーディブル…

小田晃生
4か月前
6

フー・ファイターズ

Netflixの配信スケジュールの中で、僕がすっごくすごく楽しみにしていた映画があった。それは、『STUDIO 666』というアメリカのホラー映画である。アルバム制作のために曰く付きの一軒家を借り切ってレコーディングを始めたバンドマン達がギャー!…という、別段、意外性の無〜い感じがするホラー。しかし、この『STUDIO 666』の他の追随を許さぬ意外ポイント、それは主演が本物のフー・ファイターズの面々なのだ! 2年くらい前から、バンドのSNSで制作中の映像が出てて、はじめは、

アッシャー家の崩壊と古典挫折

「コーセー、マイク・フラナガンの新作、ちょー良かったYO!観た?」 ある日、敏腕イラストレ…

小田晃生
5か月前
5

捨てられない絵

僕の部屋に、1枚の絵が飾ってある。 お米のような顔から手足の生えた、ふたりの人物が立って…

小田晃生
7か月前
13

柔らかな負け

隠す必要は全く無いのだけれど、趣味枠で書くコーナーとして、あまり本業のことは絡めすぎずに…

小田晃生
8か月前
2

“映画”とは

自分にとって、“映画”とはなんだろうか。 映像ディレクター、ハヤシテツタロウ監督と、先日…

小田晃生
8か月前
7

サブタイトルから学ぶ予備知識

コロナ禍も、たくさんの目新しい言葉が現れ日常に溶け込んできた。「集団免疫」「ソーシャルデ…

小田晃生
10か月前
1

心に棲みつく雲

洗濯物を干しながら、僕は遠くの山を見ている。 正確に言うと、遠くの山の頂上に引っかかった…

小田晃生
10か月前
1

イエスタデイと音楽の価値

「みんな知ってる曲をやってくれますか?」 ライヴのオファーを受ける時に、よくあるご要望のひとつだ。つまりは、有名曲を演奏してほしいということである。しかし、僕のように自前のヒット曲があるわけではないミュージシャンにとって、それは≒カバー曲のことを指す。もちろん有名曲のカバーである。 しかし、シンガーソングライターとして自らの音と言葉を披露することこそがやりたくて歌っている自分にとって、それはなかなかツラいところがある。他人の曲を我が物顔で演奏してお金をいただくことへの申し訳