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齋藤芳生
2020年5月10日 00:30
もう卒業(卒塾)してしまったが、とにかく本が好きな中学生だった。 勤務先の学習塾の教え子が、「絶対に先生も気に入ります!」と言ってお店のカードをくれた、それが「信夫山文庫」であった。 信夫山というのは、福島市街地のちょうど中央にぽっかりと浮かぶようにある小さい山である。 その中腹(と、言っても山の入口から徒歩数分だ)にあるから、「信夫山文庫」。築百年を超えるという古民家を改修してつく