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【うなぎレポート】はじめに

はじめまして。知佳と申します。
現在は、仕事をしながら、夏の間だけ
利根川で天然うなぎを獲っております。

昨年、祖父が亡くなったのを機に漁業権を相続しました。
現在は副業にすらなっておらず、自分で捌いて食べているだけ
という趣味の状態になっておりますが、
土日の早朝に出かけては漁を行っております

利根川で獲れるウナギたち

子供の頃から一緒に川に出かけては、船に乗ったりしていたので、
結構普通のことだと思っておりましたが、
地元の人にも驚かれることもあり、
「あっ、これって普通じゃないんだ。貴重なことなのか。」
と感じるようになりました。
しかも当時、女性で船に乗るのも珍しかったらしく
(今でもそうかもしれませんが)面白がってもらうことも多くあります。

その反面、自分が大きくなるにつれて
どんどんとウナギは獲れなくなっていきました。
漁業に携わる人も高齢化して、数も減っていきました。

ウナギを取り巻く環境は、国内・国際的にも厳しい状況になっています。
国際自然保護連合は、ウナギの資源保護を強く訴えていて、
一時期はワシントン条約に入れるかどうか議論されていたそうです。
今後は不透明ですが、このウナギ漁が縮小していくのは間違いないと思います。

失われゆく漁業なのかもしれませんが、
先人たちが川とともに生活して築いてきた漁業を、
せっかく受け継ぐことができたので、大切にしたいと思っています。
川のこと、漁業のことを記録しておきたいと思い、
ここに少しずつレポートとしてまとめていきたいと思います。

自分の身近にある自然や環境、そして地域を今一度見直していただける
きっかけになればと思います。

私も、何かこれをきっかけに
何か地域が元気になるような活動につなげていければと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

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