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水と龍と蛇と

 家族が1名増えましたー。てんやわんや。

おもち(オス)です
よろしくニャー

 
 
 友人がヒキコモリがちな私を連れ出してくれた。(家が好き。)
友人の実家で花梨を収穫した後、ふらっとこちらへ。

栃木県指定天然記念物
出流原弁天池いずるはらべんてんいけ

 この池のほとりにしゃがみ込むと、すっかり動けなくなってしまった。あまりの水の清らかさに見惚れて。水の透明度が高く鯉が宙に浮いてる様にも見える。

子どもたちが鯉の餌を池にぽいと投げ入れると、、、

普通の鯉なら、餌を投げ入れる前から何匹もうじゃうじゃ~と寄ってきて、餌が水面に到達した時には押し合いへし合い、僅かな餌を吸い込もうと口を大きく開けパクパクする様子がお決まりなのに対し、この池の鯉たちはほとんど寄ってこない。優雅に泳いで、やっと何匹か来ても取り合うこともなく、たまたま自分の近くに餌があったら吸い込む程度。水面で口パクパクしてる鯉は一匹もいない。


深い地層から涌き出る水だから必要な栄養素が豊富に含まれてて酸素も十分に含まれてるんだろうねきっと。




豊か。



歩いて池の側にある

磯山弁財天へ

三層楼の懸造りかけづくり(舞台造り)がお目見え。10kg超えの末娘つーちゃんを抱えて130段の石段を登りてっぺんまで。

あちらこちらに龍や蛇が祀られ、本殿には大蛇の石像が鎮座し子どもたち興奮。

本殿からの眺望

ここへ連れて行ってくれた友人とは霊的な話など過去に一度もしたことはなく、龍や蛇に纏わる会話ももちろん無し、龍蛇に関心も無し、帰りの車中で話題に上がることも無し、観光地に赴いた。ただそれだけのこと。




しかしこの晩、私は神秘的で不可思議な夢を見た。



弁天池のような澄んだ水の川のほとりに座っていると、たくさんの龍や蛇が甘える様に私の側に寄ってきた。白と黄の鮮やかな色の蛇、クラゲのような無色透明のまだ小さい私の腕よりも短い龍。初めて目視できた龍に感動し「そっかぁ、透明だったんだ、そっか。。。」と何度も納得する。長女りんや次女すうは、戸惑うことなく蛇たちを子犬や子猫を招くようにして腕から乗せスルリと首に回した。(まるで「まゆとおに」のまゆみたいに。もしくはアフリカの少女ティッピのよう。)



夢から醒めてしまった。

あーもっと見たかったー。



蛇を愛でるなど考えられなかったけれど、今なら分かる。かわいい。








まるで千と千尋の神隠しの物語に入り込んだかのよう。








さぁおいで。

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