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雑記⑦ 素直になれない話


わたしと同じくらいめんどくさい思考の持ち主の友達と、よく恋愛やそもそも人間とはについて話し合う。

今日も話し合ったのだけれど。

そういえばわたしは1人で悶々と考えるより人と話す中で発見が生まれたり思考がまとまるタイプ。だからペラペラ喋るけど、喋り始めは考えがまとまってなくて、話してくうちに自然とまとまって、「ああ、こういう風に考えてたんだな」なんて思う。ちょっとまぬけ。

で、友達が恋愛においてわがままになりすぎる話になったときに、自分はまるで対にいることに気づいてさ。
その友達は自分が与えてる以上のものを相手に求めて、わがまま言って、相手がプレッシャーに感じてうまくいかなくなってしまうことが多いんだって。わたしは逆。嫌われるのが怖くて、本当の自分を知られるのが怖くて、だからいい子ぶって自分を隠す。で、結局隙がないな、この子は1人で大丈夫だなと思われてしまう。

好かれるのも嫌われるのも怖いんだよな。
だからいつも素直になれない。見えない仮面を被って、「普通のわたし」を演出する。誰かにジャッジされるのが怖い。容姿も性格もステータスも。そうしたらありきたりな話しかできなくなって、大事な話をはぐらかして、そりゃ好かれないし逃げられるよね笑

昔ね、好きな男の子とデートしてて海に行ったときその男の子が先にブロック塀?みたいのに登ってさ、手を差し出してくれたの。わたし、その子のことすごく好きだったのにその手を取れなかった。恥ずかしいのもあったけど、なんだか今後の展開が決まってしまいそうでその手を取るのが怖かった。あの頃はそこまで自分の気持ちを分析できなくて、そのまま自力で塀に登ったときすごく悲しそうな顔をしてて「あ〜わたし選択間違えたんだな」ってあとで気づいた。だけどもちろん手遅れで。普通に素直にその手を取ればよかったのにね。
それができなかったんだよ。

いまその人に対して恋愛感情とかはもちろんないのだけれど、ずっと後悔してる。


だけどね、大人になってさ、自分のことは自分でできるようになったから、今ならやっと人を頼れる気がするんだよね。まだ仮面を被ってしまうし、他人からのジャッジが怖くなるときもあるけれど、これからは好きな人たちの前だけではせめて素直でありたいな。

自立と素直さのうえに、信頼関係は成り立つと思うから。



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