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国際結婚した女性のキャリア形成の難しさとか生きづらさとか

近年、女性の社会進出が著しくなってきていると言われます。しかし、女性特有の生理や結婚による環境の変化、妊娠/出産/子育て等を通して心身共に負荷がかかりやすく、社会の在り方はそれらに対してまだまだ理解が低いです。その為女性にとっては働きづらく、仕事のキャリア形成に大きく影響を及ぼす事が沢山あると思います。

国際結婚をして、日本を離れて住む事になる女性は更にそれにプラスして、働く事へのハードルが高いと思います。慣れ親しんだ国を出て、家族や友達から離れ、母国語では無い言葉で生活し、慣れない文化に少しずつ馴染もうと頑張ります。勿論、その選択をしたのは自分なのですが、時々辛くなる時もありますよね。

女性の方がただでさえ、社会の構造に根付く家事・育児等の負担があるのに加えて、母国を離れて住む女性達は言語の壁、学歴、子育てによる時間の制約等によって就く仕事が限られ、キャリア形成に繋がらず、賃金の安い肉体労働系の仕事をせざるを得ないケースも多いと思います。

なんと言っても、言語の壁はやはり大きいです。例えば、日常会話程度なら問題ないにしても、ネイティブの人達と働くのであれば、ビジネス英語や電話の応答、英語での文章やメールの読み書き等がスムーズに出来るという前提が求められる事が多かったりします。まず、そのレベルまで英語力を上げる事が大前提としてあるのです。

日本で看護師をしていた私が、BC州で看護師免許取得を試みた事があるので、専門職につく場合の例として挙げてみます。

BC州では英語力のrequirement はIELTS(academic)テストでライティング 7、リスニング7.5、スピーキング7、リーディング6.5以上で、総合7以上の点数を直近6ヶ月以内のテストで取らねば、まず看護協会に応募すらできません。そこから更に数年間学校に通わねばならないのです。

この様に、何か母国で技術や免許がある人でも他国の免許に容易にtransferできず、語学の壁にぶち当たるケースもあります。

また、現地大学の学位を持っていないと、良い条件の仕事につくのは難しい場合も多いと思います。カナダでは学士だけでなく、一度働きに出てから大学に戻り、修士号、博士号を取得する人も多く、良いポジションの仕事にはハイレベルな教養が求められるところが殆どです。

これに加えて、女性は妊娠/出産のタイミングもあります。身体的にリミットがあるため、その分色んな面で制約も増えるのです。

以上の点から、日本でバリバリ働いていたという女性でも、国際結婚して出産や子育てを機に専業主婦になったという方も多いと思います。

経済的に夫に頼りきりであることに不安を覚えたり、社会との接点が少なく孤立してしまったり、自己肯定感が低くなる女性も多いと思います。そんな時は自分の中に抱え込まず、誰かに話してみて下さい。日記に気持ちを書き出すのもありです。

コロナの影響で更に仕事を探すのが難しく、不安が大きくなっている方、生きづらさを感じてる方もいるかもしれません。私も不安な気持ちに襲われる時があります。でも、誰かに話を聞いてもらう事や気持ちを表出することで、張りつめた心が楽になったり、新たに自分の気持ちを整理出来たりします。

捉え方次第で物事の見え方は変わってくるし、自分なりの納得いく生き方をできればいいのだと思います。最終的にには自分がどうしたいか、ですから。

長くなってしまいましたが、伝えたいメッセージとしては、国際結婚あるあるとして、色々とぶち当たる壁がありますよね!キャリア形成もその内の1つですよね!と言う事です。

そしてもし同じ様な境遇にいる方達がおられましたら、1人じゃないよと思ってもらいたいですし、繋がりたいです。

自分の思いを綴る事で、誰かの、同じ様な気持ちの人に寄り添えることができたらいいなと思っています。皆様、今日もお疲れ様です☺︎


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