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ああ 夏休み。。

間もなく子供達が待ちわびた楽しい夏休みがやって来る。

しかし低所得者家庭へのアンケート調査によれば「夏休みは要らない」
「もっと短くして欲しい」を合わせて6割以上の親が夏休みに否定的な回答をしていると毎日新聞が報じていた。

理由は子供が家に居れば生活費がかさむというのが一番だったが
昼食の用意を初めとする子供の世話が大変という理由も多いようだ。

私にも覚えがあるが夏休み中の昼食の用意が面倒だったことは確かである。
夫も子供もいない平日の昼など自分一人なら冷蔵庫の残り物か
菓子パンでもかじっておけば良いが、子供が居ればそうはいかない。
それでも私の場合は自宅での自営業だったからまだましで
外で働いている母親はさぞかし悩ましいことだろう。

それからもう一つ、子供に夏休みの特別な体験をさせる余裕がないと
いうのがあがっていた。
夏休みの思い出作りに出かけることは家庭によって大きな負担になる場合が
あるだろう。

それこそ海外旅行に行く子供もいれば、殆どどこへも行けない子供も
いるかもしれない。
この体験格差が大きな問題となっているそうだ。

そのためNPO法人などが子供達の体験の機会を支援したり
「子供の体験格差解消プロジェクト」を始めたりなどの取り組みを
行っていると言う。

我が家も夏休みや冬休みなど長期の休みには、やれ海だ山だスキーだと
家族で出かけるのが恒例だったが、もちろん当時も世の中には
そういう問題はあったはずだ。
だが、あっても自分を含め、さほど問題視されてこない時代だったのかも
しれない。

しかし今は親の経済力に関わらず、どの子供達もみんな有意義で
豊かな体験ができる世の中になることを願っている。

                     イラスト (パステル)



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