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2023年5月5日14:42 石川県珠洲市で震度6強

ゆらゆらと気持ちの悪い横揺れ。追って緊急地震速報の音楽が流れる。
娘といた木造のコワークでは建物がミシミシと揺れ、一瞬壊れるかもと思った。天井を見ると吊り下げの照明はなく、とりあえず安堵。自宅に連絡を入れ家族の安全を確認する。ネットは一瞬つながりにくかったが、すぐに回復した。

地震発生


この日はこどもの日で、息子は遠足中。行き先は震源近くだが、引率している施設から全員無事で駐車場で待機している旨のメッセージがある。ひと安心だ。

スマホで震度を確認するも、直後では大まかな地域別の震度しか表示されていない。コワークから出て車に乗り、NHKのテレビを見る。そのうち、お隣の珠洲市の震度が大きいことがわかる。落石で通行止めの情報など、徐々に被害が明らかになる。

幸いに私の住んでいる地域では、震度5弱の揺れの後大きな被害はないようだ。自宅に入るのは勇気が必要だったが、街中にも建物が倒壊している様子はないので大丈夫だろう。

家の中で飼っていた柴犬は、震えていて家に居ることを本能的に拒否する。犬の気分転換に周囲を散歩する。やはり被害はない。帰宅しても犬の震えは止まらず、翌日まで餌も口にしない。

これまでも続いていた揺れ

この地域では、2007年にも震度6強を記録した地震があった。地震には慣れているつもりだったが、やはり動揺する。さらにこの地域では、何年も軽度の揺れが続いていて油断していたこともあった。小さな余震には慣れていたが、夜には大きな余震があり気が休まらない。子どもたちは初めて経験する大地震だ。動揺も大きいだろう。

SNSでの激励

SNSでは安否を心配してくれるメッセージが相次ぐ。個別に返す余裕がないので、取り急ぎ「大丈夫です」と投稿しておく。それでも通知は鳴り止まず、電話すらかかってくる。心配はありがたいのだが、電話はいかがなものか。SNSに反応するのにも時間がかかってしまうのに。

自粛で経済活動を止めないで

このあと、現地では復旧作業がはじまる。降り続いている雨がやめばピッチもあがるだろう。心配なのは自粛警察。大地震があると自粛が起こる。被災地近くへの旅行はもってのほかとか。被災地に取ってみればそんなことは気にしていない。気にする余裕もないのだが、被災地と周辺の経済活動が止まることのほうが心配だ。家屋が崩壊している現場へ遊びに来るのはどうかと思うが、数キロも離れれば安全だ。萎縮することなく経済を回してほしいと思う。新型コロナの影響も弱まり、日本経済が上向きかけているところだ。波及効果の遅い地方では死活問題でもある。繰り返すが、自粛は不要

御礼

今回の地震では、人的被害と物的被害があった。復興には長い時間がかかるだろう。今ははやく事態の沈静化してほしいと願う。寄せられるねぎらいの言葉にも感謝しかない。

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