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水族館デート~思い出の写真①

こんにちは
最近部屋の掃除をしていたら、懐かしい写真が出てきました。
それは5年前、結婚前のデートで旦那と名古屋港水族館にいった時の写真
丁度七夕という時期もあり、フォトスポットで写真を撮ってもらうことができ、その時に購入したもの。

水族館デートの日のことはとても深く心に残ってます。
今回はその理由を含めて当時の思い出を書きたいと思います。


水族館デート当日の朝、目が覚めるとすぐに私は前日までには感じなかった自分の体調の異変に気が付いた。

喉がとても痛い、何もしないでいても痛いので、唾を飲み込むとさらに強い痛みがくる。そのうえゴホゴホと咳が止まらない。体温を測ってみるとかろうじて平熱を保つも、体は怠く、熱が出るのは時間の問題。
私は完全に風邪を引いてしまっていた。

けれど今日は楽しみにしていたデートの日。毎週会っているのにもかかわらず、私はどうしても旦那とのデートに出かけたかった。あきらめきれなかった。少し迷ったものの、発熱していないことを理由に、私はデートに出かけることに決めてしまう。

実家のため母に気付かれたら確実に止められる。私は母に気づかれないよう元気を装い、咳が出そうになると自分の部屋に避難し、隠れて咳をした。
旦那が迎えに来てくれる時間までなんとかやり過ごし、家を出ることに成功。

迎えに来てくれた旦那の車に乗り、何食わぬ顔で挨拶をする。
車の中でいつも通り会話をするが、朝から出ている咳が急に止まってくれるはずがなく、咳が出るたびに私は外を向いて口を押え、静かに咳をしていた。
が、隣でそんなことをしていて、旦那が気が付かないはずはない。しばらく見ないふりをしていた初めは気づかないふりをしていた旦那も、とうとう切り出した。

「ちびむすびちゃん、もしかして風邪ひいてる?」
’「さっきから咳をしているし、声もなんだかいつもと違うよ?」
あっさりばれてしまい。私は旦那に朝から体調が悪いことを白状した。
どうしても会いたくて、一緒にデートがしたくて出てきてしまった。と

旦那は、それを聞いて困ったなあという様子で少し考えた末、こういった。
「じゃあ、少しだけ水族館に行こう。体がしんどそうに見えたらすぐに帰るし長居はしないよ。」
こうしてこの日の水族館デートは始まった

つづく


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