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Love Letter 〜 歌綴り 9 〜


貴方と逢えた あの日の事
忘れない 今でも
思い出の扉を 開け放てば
そこに まだ 春が溢れてる


濯ぐ 日射しの中
踊る 桜の雨
静かに 貴方を包む


止まる事無く 時の針は
毎日を 刻み行く
錆び付いた 私の胸の針は
いつまでも あの日を指してる


募る 想いは そう
まるで 宛名も無く
届かぬ 恋文のよう


嗚呼
止め処もなく 押し寄せる想いの
行き場所を探しては
嗚呼
決して二度と 届く事など無い
手紙を綴るだけ


時を 重ねても


遥かに 抜ける空は
風を 巻き起こして
全てを かき消して行く


嗚呼
それでも まだ 胸の奥に映る
桜の雨の中で
嗚呼
決して二度と 帰らない貴方は
今も 微笑んでる


やがて
空から そっと降りた
一粒の 雫は
きっと
貴方からの返事でしょう
永遠の さよならだよ
…と


2003年 release 『HEARTY』初録version


2004年 release 『Love Letter』再録version

https://www.amazon.co.jp/KISS-WITH-MY-SONG/e/B002E4721K/ref=dp_byline_cont_music_1

一応まだ流通もしている模様ww


歌うたいの 詩綴り

このnoteは
これまでに書いてきた歌詩たちを
文字にして綴って行こうというモノです。

2000年〜2004年までの4年間
vocalのあたしと bass他全般担当の相方 若菜くんの2人で
主に 池袋や渋谷や新宿でのストリートライブを中心に活動していたバンド、Kiss With My Song (通称 キスウィズ)

オリジナル曲は SoulやRockをrootsとしたPopsで
全ての作品たちの作詩を あたしが担当して来ました。

その歌詩たちを 一編の詩として
少しずつ 綴って行こうと思います。


叙情的な詩を書こう

と言うテーマを掲げて書いた それまでのあたしの詩とは少し雰囲気の違う 物語的な詩。

こんなに悲しくて美しい世界は 当時のあたしにとって初めて書いた世界で。
春に散り行く桜を見る度に
歌いたくなります…。

最初は3枚目のアルバムに収録しましたが、その後インディーズデビューアルバムに収録の際 新たに録り直しをし
晴れてアルバムのタイトル曲となりました。

それにしても作詩に本当に苦労した曲w。
あたしの中の問題児的な存在ですw

その苦労は詩だけでなく歌入れにも!
イントロとエンディングはピアノのみで只でさえ緊張感あるのに、
低音のロングトーンだなんて荒が出やすい苦手なメロ。
何十回とダメ出しを喰らう不甲斐ない自分が悔しくて
隠れて泣きながら立ち向かった苦い思い出の曲だったりします(^_^;)

音源「Love Letter」はこちらからお聞きいただけます。



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