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【file5.インタビューフォームフォッチング】ビラノアOD錠

薬剤師のみんな!インタビューフォームって見てるかな?どんなことが載ってるかな?一緒に見て行こう!どんどん見ていこ!すべてインタビューフォーム参照だよ〜

本邦における『鼻アレルギー診療ガイドライン2016』では、理想的な抗ヒスタミン薬の条件として、
1速効性があり、効果が持続する、
2副作用(眠気、作業効率の低下など)が少ない、
3長期 投与ができる(安全性)、投与回数が1日1〜2回でアドヒアランスが良いことを挙げている
4)。非 鎮静性第二世代抗ヒスタミン薬は、これら3つの条件を満たしているものが多い

即効性って大事だよね。たま〜にヒスタミン薬の頓服なんて処方箋も見るけど効かせたい時に鋭敏に効かせられれば嬉しいよね、ロキソニンみたいな

▶スギ花粉曝露で誘発した鼻症状はプラセボと比較して投与45分後から有意差が認め られ、その効果は24時間持続しました。(p17、18)

は、、、早い!すごい!長〜い!これだったら朝起きてすぐ飲んで学校行って快適な学生生活ができるね!え?空腹時投与、、、?
さ、、最近の若者は朝ごはん取らないらしいし、、、モーマンたい!笑笑



名称の由来:Bilastine Non Allergyに由来

これは、、no music no life的な?アレルギーと言ったらビラスチンを目指したのかなぁ?体感のシェアは名は体を表すって感じだね!

効果の程をみてみよう!(かい摘んでるよ!)
・ランダム化二重盲検4期プラセボ対照クロスオーバー比較試験
・● 過去2シーズンのスギ花粉飛散期に明らかなスギ花粉症の症状を有し、 かつ抗ヒスタミン薬(経口剤)を含む薬物治療を行っていた患者
● 血清スギIgE抗体が陽性
● 満20歳以上60歳以下
#:TNSS(total nasal symptom score、総合鼻症状スコア):鼻症状(鼻汁、くしゃ
み発作、鼻閉、鼻のかゆみ)を5段階(各鼻症状スコア:0〜4点)で評価した際の 合計スコア(0〜16点)

ビラノア20mgは投与後45分で統計に有意差が認められ(鼻症状により差異はあるが)
フェキソフェナジンは60分後から有意差が認められるようになる。

たま〜にフェキソフェナジンより早くきくよ〜って出される患者さんいるけども、実際15分くらい(になるのかな?)の差だったら体感的にはあんまり変わらない説あるよね、速攻とか言われたら10分くらいを期待しちゃうところあるかも、自分なら笑

これ見ると投与1日目でビラノアはフェキソフェナジンよりTNSS下げるから、確かにフェキソフェナジンに比べて”即効性”があるって言うふうに見えるね。
仕事でもなんでもそうだけどワードの定義づけが大事で、即効性が10分、20分で効くとかいうお話なのか日単位比較した時にお話なのか、患者さんの期待値のもっていき方を間違えないようなトークをしないといけないかもね。


エビデンスに基づいて話すとビラノアは、やっぱり寝る前より朝飲むべき派だわ。
だってほら、夜は家系ラーメン食べて帰ってるかもしれないし、お夕飯も唐揚げやら何やら食べた影響出るかもしれないでしょ?朝からそんなものたべる欲張りさんは居ないだろうし、なんなら現代人、食べてるかもわからないからね!
いやいや、そんな杜撰な考え方ではダメなんだけども、、、


ビラノア、反復投与による蓄積性、薬物動態の変動はないんだ!
そしたら理想的な処方は2〜3日分試してみて、効かなかったらすぐに違うお薬お渡しできたら患者さんにも医療費にもWin^Winだよね。理想はねぇ、、、笑

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