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初めて&独りでイタリア旅行した話#11 Ciao! Venezia!

こんにちは。
今回はヴェネツィア滞在最終日の旅行記です。名残惜しいですね。

前回はこちら。


7日目の朝、ちょっとしたトラブル

翌朝の目覚めは午前4時。窓から見下ろす街並みやリアルト橋はまだ夜の帳の中。静かな時が流れています。

窓から眺める夜明け前の街並み。
リアルト橋はライトアップされています。

そういえば、旅行を初めてここまでずっとGoogle Keepにスマホの音声入力で旅の記録を残していたのですが、突然文字数制限を超えてしまい、すべてのテキストが消えてしまいました😭
(Keepに記録していたものがこの旅行記のベースになっています)

復旧できない、どうしよう…!と焦っていましたが、いろいろ調べるとGoogle Keepは更新履歴が記録されており、"PC"であればそれをダウンロードできるようです。
早速PCを開き、消える前の更新履歴をテキストデータでダウンロード。その後、今度はGoogleドキュメントに貼り付けて無事に復旧。ドキュメントはKeepのような字数制限はなさそう、音声入力もできますから安心です。

この時点で6時33分。あと30分ほどで朝食開始時間でした。

朝からちょっとしたトラブルでしたが、せっかく貯めてきた記録が消えないで良かった…!


朝食前に少しだけ散歩

朝食前でしたが、ふと「ヴェネツィアの日の出を撮りたい!」という衝動に駆られました。調べてみると、この日の日の出は7時20分頃。
東の空は曇っていましたが、急いでサン・マルコ広場へ向かうことに。

イタリア、まあ鳩が多いこと多いこと。
早朝の路地、雰囲気あっていいですね。人が少ないから思わず鼻歌歌ったり 笑

広い場所まで出たものの、曇り空で太陽は見えず。残念ながら日の出は撮れませんでした。
でも、せっかくの朝早くからの散歩です。ドゥカーレ宮殿にある石造りのベンチに座り、水里さんのアルバムを聞きながら、ヴェネツィアの朝の雰囲気を楽しみました。

ドゥカーレ宮殿。朝早くだからか人も少なく、
のんびり音楽を聴くには最高の環境でした。

このアルバム、ARIA好きには絶対刺さると思います。そうでなくても、イタリア、ラテン的な香りのするアルバム。本当に心地よくて、おススメです!


小一時間ぷらぷらと散歩してホテルに戻り朝食。昨日に比べて体調も回復してきたので、今回はスクランブルエッグやベーコン、ハム、チーズなど、おなか一杯食べました。

荷物を整理し、シャワーを浴びてチェックアウトの準備を進めます。荷物を預けられるかフロントに確認すると、領収書を見せれば預かってもらえるとのことでした。

二泊三日、お世話になりました!

狭くて古かったけど味がある部屋でした。
そしてとにかく窓からの眺めが最高でしたね。

ヴェネツィア ノープランの一日

この日は特に予約も予定もなく、のんびりノープランで観光するつもりでした(この旅行中だいたいのんびりですが)。
まずはヴァポレットに乗り、リアルト乗り場からアカデミア方面に到着。

アカデミア橋やアカデミア美術館の脇を通り、ザテレという乗り場から再びヴァポレットに乗り込み、ジュデッカ島へ。
ここにはレデントーレ教会がありますね。ただ、中に入ることはできないようです。

波打ち際の音や、鳥たちをみながらほっこり。その後、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会へ

カモメ?ウミネコ?
波打ち際でトコトコ歩いています。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、ヴェネツィア本島の南東に位置する同名の小島に建つ純白の教会。16世紀末にパラーディオによって設計され、「水辺の貴婦人」とも呼ばれています。
内部には芸術作品が展示され、無料で見学できます。中にはエレベーターがあり、鐘楼からはヴェネツィアの絶景を楽しむことができますが、私は乗りませんでした。

外観は古典建築風ですが、内部はルネサンス建築のようです。
中は少しひんやりとして、荘厳な雰囲気でした。

その後、トイレに行きたくなり一旦ホテルへ戻ろうと乗ったヴァポレットですが、間違えてトロンケット方面に向かってしまい、最終的にサンタ・ルチア駅まで行ってしまいました。まあ、のんびり水上バスの移動もできて、これはこれで良かったです。

サンタ・ルチア駅で降りて、初めて有料のトイレ(1ユーロ)を利用しました。有料なだけに比較的キレイ。また、センサー付きのドアがあり、まるで改札みたいでした。

その後少し駅周辺~本島の北側を散策。そろそろお昼の時間ですね。

庭の広場でくつろぐぬっこ。にゃあ。

途中、スーパーマーケットに立ち寄り、いかにも歴史的な建造物といった店内で買い物。そこでハムとスムージーっぽいものを購入しました。
サン・ピエトロ・マルティレ教会の近く、水路を見ながら昼食です。

少し雲があり日差しが和らいでいる午後のひととき、表で食べる食事もいいものですね。
パンくずに鳩が寄って来てしまい、周りを囲まれてしまいました。

いかにも歴史ある建物で営業中のスーパー
ヨーロッパではこういうのは普通なのかな?

さて、ヴァポレットに乗り込み、ムラーノ島をめざします。


ムラーノ島-ガラス工房を見学

ムラーノ島は、ヴェネツィア本島の近くに位置する小さな島で、特に世界的に有名なムラーノガラスで知られています。13世紀にヴェネツィア本島からガラス工房が移転されて以来、島はガラス製作の中心地として栄えてきました。現在も多くの工房が稼働しているようです。

その中の一つ、ザネッティというガラス工房を見学しました。

入場は5ユーロ。たくさんのガラス細工が並んでおり、奥には工房がありました。
工房では職人がデモンストレーションを見せてくれます。熱いガラスを吹いたり回したりしながら、次々と美しい作品を作り上げていく様子は、繊細でそれでいて迫力もありました。形作られていく過程を間近で見ると、その手さばきや所作に目を奪われてしまいますね。

目の前でこの馬のガラス像をいとも簡単に作っていました!
馬脚や立髪も見事に表現、すごい技術!
ガラス細工工房。この後デモンストレーションが始まります。

Ciao! Venezia!-またね!ヴェネツィア!

その後、ホテルに預けた荷物を受け取りフェリーターミナルへ。
いよいよヴェネツィアとお別れです。

滞在中は、ヴァポレット3日間乗車券を存分に活用していろんな場所を訪れたり、本島を離れてブラーノ島やムラーノ島にも行けたりて、休暇を満喫できました。ARIAではゴンドラの描写が目立ちますが、ここではヴァポレットが島民の足になっていましたね。もちろんゴンドラクルーズも素敵な体験でした。

これまでローマ、フィレンツェと、イタリアの代表的な都市を訪れてきました。それぞれに歴史があり、街並み、空気、風土というか、それぞれに特徴がありました。そしてヴェネツィアもまた、これらの街とは全く違う雰囲気でした。ビザンティン様式を感じるサン・マルコ寺院の外観、島を縫うように張り巡らされた水路や路地、アドリア海の波の音と優しくそよぐ風。
ローマやフィレンツェとは違い、ここは朗らかで陽気さをより感じる場所、そんな気がしました

サンタ・ルチア駅に行くまでの船上で見た夕陽が、本当に本当にキレイでした。まるで、ずっと昔からこのヴェネツィアを、イタリアを、そして地球をも見守って来たかのように。

またね、ヴェネツィア。きっとまた会いに来ます。

美しく、愛おしいオレンジに染まる水の都。
また戻って来たい、心からそう思いました。

7日目のまとめ

サンタ・ルチア駅で鈍行列車の切符を購入しメストレへ。ひと駅なのですぐ到着です。

サンタ・ルチア駅にて。
ヨーロッパの列車、カラーリングがおしゃれですよね。

メストレのホテル、清潔さには問題ありませんでしたが、フロントでは宿泊費が未払いと勘違いされたり、ホテルの周りがやや騒がしいエリアだったりと、少しだけ残念。宿泊費を節約したツケが回ったというか、仕方ないですね。次回は泊まらないかも、と思いました。

部屋は割と綺麗で広いですが、バスタブはありません。
外は割と騒がしかったです。

夜は近くのスーパーでビールとチーズ&ハムを買い少し晩酌を楽しみました。ヴェネツィアに来てから割とスーパーで買ったもので済ますことが多くなってきました。半分は地元の庶民の生活に触れるのが楽しみ、もう半分はお金が…

さあ明日は最後の訪問場所ミラノ。旅も終盤、最後まで楽しんでいきましょう。
疲れもあって、21時か22時頃には寝落ちしていました。
時差ボケ、全然直りませんね…

ビールと炭酸水、それからつまみのチーズ&ハム。
海外旅行限界メシはじまった感。

※8日目に続く

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